“UGREEN NASync” DXP2800の基本的なセットアップが完了したので、使い勝手などをいろいろ検証してみました。今回のTALKがDXP2800のレビューの最終回になります。
クラウドファンディングの開始日にサーバーのアクセス障害の影響で、一番高い値引き率で”UGREEN NASync”を支援できなかった人たちに、何とお詫びの品を送っていただきました。何とも誠意を感じる対応に感謝です。

“UGREEN NASync”のファームウェアと”UGREEN NAS”上で動作するアプリのアップデータの頻度が高めです。アップデータの内容がどれもユーザファーストで、こういう機能やオプションが欲しかったんだよね、と改善がとても高い頻度で行われている模様です。製品がスタートアップした直後ということもあるのかもしれませんが、ユーザの声をフォローしたアップデータの内容が多く見受けられるので好印象です。

UGREEN NAS
例えば、ローカルで”UGREEN NAS”にログインする際、新たに自動ログイン機能が追加されました。こういう地味に便利な機能が追加されるのは嬉しいですよね。これからも、痒いところに手が届く的な改良を期待しています。

UGREEN NAS
前回のTALKで、macOS版の”UGREEN NAS”は、メニューバー常駐型のアプリだともっと便利に利用できるはずっていいましたが、最新バージョンで実現、メニューバーを右クリックすると、マックを起動時に”UGREEN NAS”アプリを自動的に起動するオプションを設定できます。”同期とバックアップ”アプリを利用しているユーザにとって、更に便利になりました!!

macOS

UGREEN NAS
マック上では、旅行先などで撮影した大量の写真データを”PROMISE”社の”Pegasus32シリーズ“というRAIDシステムに保存し、”Adobe Lightroom Classic”で管理しています。そうした写真データのうち、お気に入りの写真はしっかり現像処理をしたうえでJPEGファイルで保管しています。また、旅行先などで撮影した動画は、特段手を加えずにファイルとして、やはりRAIDシステムに保存しています。
今回、”UGREEN NASync”を導入したことを契機に、”UGREEN NAS”の”同期とバックアップ”アプリを使って、マックで保存・管理しているお気に入りの写真と動画ファイルを”UGREEN NAS”にリアルタイム同期させています。
※ iPhoneやiPad版の”UGREEN NAS”アプリの”同期とバックアップ”アプリでは、iPhoneの”写真”アプリ内のデータを同期させることも可能です。

UGREEN NAS
マック上で保存しているファイルと同じファイルをなぜ”UGREEN NAS”にリアルタイム同期させているのか?
そこで登場するのが、”UGREEN NAS”の”写真”アプリです。
最新バージョンの”写真”アプリでは、カスタム設定として、個々に選択したフォルダに保存している写真と動画を”写真”アプリで閲覧することができます。つまり、マックからリアルタイム同期させた写真と動画を、何も手を加えることなく”写真”アプリで閲覧できるわけです。

UGREEN NAS
写真と動画どちらも、こんな感じで直感的に閲覧できるようになります。更に”アルバム”を作ることで、より写真や動画を自分なりに分かりやすく分類して管理できるので、過去のデータを見つけやすくなります。これ、思っている以上に便利です。

UGREEN NAS
このように、リアルタイム同期をうまく活用することで、写真と動画を何もせずに見やすく整理することができます。まさにエコシステムですよね。

UGREEN NAS

UGREEN NAS
勿論、iPhoneやiPad版の”UGREEN NAS”アプリの”写真”アプリでも、外出先のWIFi環境下で同じビューで写真や動画を楽しむことができます。

iPhone
それと、”写真”アプリでは、人物識別や写真内のテキスト識別、重複した写真の識別なども実行するインテリジェンス設定も用意されています。

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・今回は”準備段階“で、実装するハードディスクやSSD、そして内蔵メモリなどを時間をかけて選ぶことができたことで、想像していた以上にレスポンスが素晴らしいNASシステムを構築できたと思っています。とりわけ、ハードディスクに関しては耐久性が高くて高速なスペックの製品を選んで良かったと思っています。それと、NASを設置しているWiFi環境が安定していることも、NASのインフラ面では重要なポイントだと実感しています。
・今回、始めてNASを導入したことで、データの保存と管理についても自分なりに整理ができました。NASシステムは確かに便利だけど災害時にはデータの保証がなりません。ですのでNASシステムを導入したからといって、従来から利用しているクラウドサービスを解約することはできません。クラウドサービスを活用して、万が一の事態に備えたデータの保全はマストです。とは言え、アップルのiCloudは別格としても、Dropboxなどのデータの保管庫的なサービスだけでは、実際にデータを利用する際に不便です。そこで目を向けるべきは、”UGREEN NASync”のようにアプリ周りも充実しているNASの存在です。”UGREEN NASync”を外出先で実際に使ってみると分かりますが、使い勝手の良いアプリのお陰で、データのリモートアクセスが格段に使いやすくなりました。外出先で良質のWiFi環境を利用する前提であれば、データアクセス時のレスポンスは素晴らしいです。
有事に備えたデータの保全にはクラウドサービスは最適解、でもリモートでデータを活用するなら”UGREEN NASync”のようなNASシステムは便利なツールです。”UGREEN NASync”で使用するハードディスクの信頼性が高いという条件であれば、RAID構成をとることでローカルのデータ保全も万全だと言えます。
・ユーザからみて”UGREEN NASync”が素晴らしいと感じる最大のポイントは、”UGREEN NASync”上のアプリ機能がユーザフレンドリーで使い勝手が良いからだと思います。そういう意味で、メーカーサイドに対しては、今後もアプリの改良と改善を継続的にサポートすることを期待しています。
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