ここ最近発生したmacOS周りのトラブルシューティング WiFi通信, ChatGPT Atlas, Xcode 26

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ここ最近発生したmacOS周りのトラブルシューティングの経緯に関する備忘録です。

 

macOS 26 macOS Tahoe環境でWiFi通信が突然不安定になった

macOS Tahoeと言っても、Apple Siliconをサポートする最後のIntel MacであるMacBook 16インチ 2019年モデルでのトラブルでしたが、トラブルシューティング上は、他のマック環境でも起こりえるトラブルかもしれません。

症状は、突然、Wi-Fiが突然不安定(通信が途切れる、接続はあるがインターネットに出られない)になりました。見かけ上はWiFiのアクセスポイントと接続できていますが、殆どのアプリでインターネットを利用できなくなった、という内容です。

ChatGPTと一緒にトラブルシューティングした結果、

「Wi-Fi エージェント(WiFiAgent)の設定キャッシュが破損 するケースが確認されています。旧フォーマットのplistが残っていると、Wi-Fi ドライバ/エージェント間で設定の不整合が発生し、接続が不安定化します。」という不具合に該当することが判明しました。

対策は、ライブラリフォルダの”Preferences”フォルダ内にある”com.apple.wifi.WiFiAgent.plist”が破損しているため、このファイルを削除してマックを再起動する、という流れになります。手動で削除するも良し、ターミナルで削除することも可能です。

sudo rm /Library/Preferences/SystemConfiguration/com.apple.wifi.WiFiAgent.plist
sudo reboot

com.apple.wifi.WiFiAgent.plist は macOS 26 以降で導入された新しいWi-Fi 設定キャッシュです。
削除してもシステム起動時に自動で再作成されるため、安全に実行できます。ということだそうです。

ちなみに、この不具合があまり話題になっていないのは、多くの場合、macOSを再インストールすることで対応しているからなのかもしれません。再インストールとは言っても、クリーンインストールでないと、com.apple.wifi.WiFiAgent.plist が引き継がれてしまうため、不具合は解消されません。

 

ChatGPT Atlasをインストール後、ブックマークを移行すると、ChatGPT Atlasが起動できなくなる

ChatGPT Atlasをインストール後、最初に起動すると、既存のWebブラウザで使っているブックマークを移行するアシスタントが表示されます。

ChatGPT Atlas

もし、移行元のブックマークの記録内容に何らかの不具合、例えば、サイトのタイトル名が空白といった項目があると、ChatGPT Atlasがクラッシュします。何と、リトライしても状況は変わりません。

対策は、ライブラリフォルダの”Preferences”フォルダ内にある”com.openai.atlas.plist”を削除した後、マックを再起動するという手順です。回避策は、ChatGPT Atlasがベータ版なのでありませんが、正式版になったら、もしかすると、Safariなどでエクスポートしたブックマーク(HTLM版)をChatGPT Atlasの画面にドロップすると移行できるかも?だそうです。

 

Xcode 26のCording Assistantで途中でコード生成が中断してしまう場合

Xcode 26字体がまだまだ安定していないこともあってか、それなりに大きなコードが書かれているファイルに、それなりに大量の修正コードを適用しようとすると、数分待たされた後に修正が完了しないまま中断してしまうことが多いです。何度リトライしても、状況は改善しません。この状態だと、商業ベースでアプリを開発しているシーンでは、Coding Assistantは役に立たないケースが多発しているのかもしれません。

それと、Coding Assistantでは、一定のトークンを消費すると、会話用のパネルの内容が強制的にリセットされてしまいます。Coding Assistant用のパネル白紙に戻ると、何と、いままでの会話もリセットされ、無かったことになってしまいます。これは最悪の仕様です。時間をかけて修正している途中に、会話がリセットされてしまうと、これまでの作業が中断されるだけではなく、どこまで対応したのか、この先、どういう段取りで作業を進めるのかという内容もなくなってしまいます。Xcode 26のアップデートでは、是非、この悪仕様を改善してほしいです。

で、こうした状況をどのように乗り切るか?

プロジェクト内に、例えば、”DevelopmentNotes.md”という覚え書きファイルを作り、そこに、修正作業の段取りとか、どこまで作業が完了して、どこで中断してしまったのか、次の作業は?といった内容を、Coding Assistantに記録させ、会話がリセットされたら、Coding Assistantにこのファイルの内容を確認させる、という面倒ですが、まあまあ役に立つ方法で乗り切っています。くどいようですが面倒です。

Xcode 26

ちなみに、ChatGPTはネットワーク中断などの不具合は別にすれば、ちゃんと修正作業をしてくれているようで、修正作業が中断しても、ChatGPTはちゃんと作業は完了したと主張します。こんな時は、ChatGPTにコードの内容を再確認させることで納得してもらうのですが、このやり取りも面倒です。

結局、ChatGPTはちゃんと仕事をしているのに、Xcode 26のCoding Assistantが未熟なために、ChatGPTの作業をタイムアウト処理とかで中断させてしまっているのだと思います。

とにかく、プロジェクトの規模が大きくなると、上記のような不具合が明確に発生し始め、面倒なことが起きてしまいます。”DevelopmentNotes.md”の活用で、作業内容が白紙に戻るリスクはある程度解消できてはいますが、面倒は面倒です。このように開発者に負担を強いるような不具合は一日も早く修正してほしいです。

 

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