今回、ブログを運営しているサイトを “https://min2club.com/talk/“からこのサイト (“https://min2club.com/pooh/”)にリニューアルした原因についてお話します。
長年に渡り運営している”https://min2club.com/talk/“で、いつもより作業に係るレスポンス速度が遅くなっているなあ?と思っていたところ、”WordPress“でブログ記事の編集画面やサイトの諸機能の設定画面などにサクセスしようとすると、作業中のWebブラウザの画面がフリーズしたようになり、少しすると
The method could not be performed on the resource because the server is unable to store the representation needed to successfully complete the request. There is insufficient free space left in your storage allocation.
507 insufficient Storage
というエラーがブラウザ画面に表示されるようになりました。
加えて、運営しているサイト向けに”Jetpack“のサービスを有料で契約しているので、サイトがダウンすると、
というヘルスチェックのメールが即座に届きます。
インターネットで、507エラーの原因となりうる内容を検索してみると、使用しているプラグインの悪さ、あるいは外部からのアタックによるサーバリソースの枯渇などということのようです。外部からのアタックについてはいろいろな仕組みで防御しているし、プラグインも長年愛用しているモノが多いので、即座に思い当たる原因が分かりません。
わが家では、”お名前.com”が提供しているレンタカーサーバーを長年使っているので、早速、サポートに問い合わせすることにしました。
前半のやりとりは割愛し、肝心のエラーの原因を究明する箇所に絞り、サポートとのやりとりを抜粋して紹介します。
何度かやりとりした後、以下のメールがサポートから届きました。
お問い合わせの件について、サイトがダウンした際にJetPackからメールが届いているとのことですが
サイトがダウンした際の「507 insufficient Storage」や「503 Service Unavailable」が発生している
日時をお伺いできますでしょうか。現在も発生している場合は最新の発生日時をご記載のうえ、ご返信をお願い申しあげます。
また、お客様ご利用環境のグローバルIPアドレスもご記載くださいますようお願い申しあげます。※外部サイトですが下記URLにてグローバルIPアドレスの確認が可能です。「あなたの利用しているIPアドレス」をご記載ください。
https://www.cman.jp/network/support/go_access.cgiエラー発生前後の時間帯前後のお客様のドメインに対するアクセス状況などを確認させていただきたく存じます。
エラー発生時の状況が分かるスクリーンショットなどを含め、上記の内容について返信をすると、以下の回答をサポートからいただきました。
お問い合わせの件について、弊社にて6月26日16時56分前後の
サーバー上のアクセスログを確認いたしましたところ、サーバー側の
プロセス数の制限により該当のエラー事象が発生している状況でございました。16時から17時までのアクセス状況を確認いたしましたところ
お客様のドメインに対するアクセスの接続元IPにつきまして、
上位IPアドレスが「xxx.xx.xxx.xx」となっており、お客様ご契約の
サーバーのIPアドレスとなっておりました。このたびのエラーに関しましては、お客様のサーバー環境にて
定期的に実行されるプログラム等が影響して発生している可能性がございます。大変お手数をおかけいたしますが、上記につきまして、ご認識がございます場合には
プログラムの稼働状況などの見直しを行っていただきますようお願い申しあげます。
サポートからとても有効な回答をいただくことができたので、早速、復旧作業を開始することにしました。
定期的に実行されるプログラム等が影響して発生している可能性という箇所に注目し、使用中のプラグインを注意深く整理することにしました。
但し、現状では”WordPress”でプラグインに関連する操作をしようとすると、Webブラウザ画面がフリーズし”WordPress”がダウンしてしまいます。
そこで、”FTP“でレンタルサーバにログインして、
“WordPress”で使用中のプラグインが保存されている”/wp-content/plugins”フォルダにアクセスし、各プラグインのフォルダ名の先頭に”00″を挿入します。すべてのプラグインのフォルダ名を変更した後、”WordPress”の管理画面にログインして、画面操作がフリーズしないかどうかを確認します。
“WordPress”上の各操作でWebブラウザ画面がフリーズせず正常な状態に戻ったことを確認できたら、まずは疑わしいしいプラグインを削除してしまいます。POOHの場合は、定期的に実行されるプラグインでかつプラグインをインストールしたタイミングなどで勝手に追加されたプラグインを積極的に削除しました。結局のところ、勝手に追加されたプラグインは、ユーザサイドからすると優先的に必要なプラグインではないので、削除しても問題ないはずです。
削除した後、残りのプラグインのフォルダ名を少しづつ元に戻しながら、”WordPress”の管理画面にログインして、画面操作がフリーズしないかどうかを確認します。
以上で復旧作業が無事に完了しました。
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