iPod Classicの修理初体験!途中失敗する場面もあったけど楽しく改造作業を体験できたよ! (1)

我が家の書斎では、もっぱら”iPod Classic”で音楽を楽しむ (“こんな時だからこそ、アップルの名器 iPod ClassicとAirPods Proでお気に入りの音楽を楽しんでいます (3)“)ことが定着。2台の”iPod Classic”本体もドラブルなく使えているので、以前買った修理部品が手元に残った状態で放置。これはこれで勿体ないなあと思い、ヤフオクかメリカリで、安くて綺麗、でもジャンク (完動品を分解するのはしのびないので。)な”iPod Classic”がないか探していたところ、条件通りの”iPod Classic”をヤフオクで落札できたので、”iPod Classic”の修理に挑戦してみることにしました。

ちなみに、第5世代の”iPod Classic”がターゲットです。理由は、第6世代だとZIFインターフェイスの形状が異なるため手元の修理部品だけでは対応できない(変換ケーブルが追加で必要)のと、やはり第5世代が一番音が良いという評判なので、といったところです。

 

こちらが落札した”iPod Classic”です。ジャンク理由は、”iPod Classic”を起動してもガリガリ君がして起動に失敗するという感じです。

こんな具合で、懐かしい泣きべそiPodが表示されます。

“iPod Classic”で一番気になるポイントが裏面の状態ですが、こちらの”iPod Classic”はソコソコな状態だったので満足。

今回は、ストレージの容量を128GBにしようと思っているので、オリジナルの30GBはアップグレード的にも納得の容量だと思います。

 

< 改造に必要な修理アイテム >

“iPod Classic”の修理用として、以下のアイテムを新規購入しました。

 

・”変換名人 CFカード → 東芝/日立1.8″IDE変換アダプタ ZIF CFIDE-ZIFIB“。

アマゾンのアウトレットで878円。検品済となっていますが未開封品なんですよねえ。

 

・”Wifi SD対応 SD カードからCF TYPE I への変換アダプター 海外パッケージ品“。

アマゾンで2,200円。あれ?注文した商品と違う!

ま、それでも用途が同じ製品なので、これでもいいかと思い開封してみたところ、一発で粗悪品だと分かるほどの作りの悪さにビックリ。挿入したSDカード用のアダプタを容易に取り出せないのもダメ!

しかも裏面はICチップがむき出し!しかも、カードリーダーに装填しようと思っても入らない!これだけの粗悪品は久しぶりといった感じです。勿論、即返品しました。

で、買い直した製品が”【Amazon.co.jp限定】MATECH WiFiSD/SDXC/SDHC/SDカード から CFカード TypeI 高速 変換 アダプタ アダプター 最大128GB対応 [国内正規品] (1年保証) SD2CF1AD“。2,200円ぐらいでした。この商品は、TYPE IとTYPE IIの2種類が販売されていますが、”iPod Classic”で使う場合は、厚さが薄いTYPE Iがマストです。

 

・”microSDXC 128GB サンディスク SanDisk UHS-I 超高速80MB/s U1 Class10 マイクロsdカード 海外パッケージ品“。

楽天のお店で、税込み・送料無料で1,649円。昔のガジェットなので、あまりスペックが良すぎても修理部品との互換性が気になるところなので、ソコソコのスペックを敢えてチョイスしてみました。楽天のポイントで、ほぼゼロ円で購入できたしね。

 

・”【互換バッテリー】【Replacement Battery】 for iPod 第5世代【60GB/80GB】アイポッド 5th generation (iPod with video) モデル“。

楽天のお店で、税込み・送料無料で1,445円。”iPod Classic”用のバッテリーって、容量も気になりますが、サイズが大きいと”iPod Classic”の筐体に収納できないみたいです。ですので、今回は第5世代専用のバッテリーを決め打ちで購入しました。オリジナルのバッテリー容量は3.7V 580mAhなのに対して、この製品は3.7V 850mAhです。容量的には申し分ないのですが、要は”iPod Classic”の筐体にちゃんと収まるかどうかといったところがちょっと心配。

 

・”iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版“。

アマゾンで998円。バッテリーなどを購入すると付録的に付いてくる青いヘラだけでは”iPod Classic”の外枠を開けられないそうなので、評判の良いこちらの商品を買いました。

 

最後に紹介したヘラは今後も使えるので除外するとして、”iPod Classic”の修理・改造に最小限必要なアイテムの購入価格はおよそ6千円ぐらいでした。メルカリやヤフオクで中古の”iPod Classic”を手に入れるとしても、 6〜7千円ぐらいの経費を見込んだうえで、購入あるいは落札を決めた方が良さそうですね。

 

< iPod Classicのハウジングを外します、ここが大きな山場! >

“iPod Classic”の修理・改造で最もハードルが高い工程が”iPod Classic”本体のハウジングを開ける作業です。この作業についてはユーチューブ等で先人の技?を見てから取り掛かった方が良いと思います。

大雑把に言うと、少しづつ慎重に上蓋を浮かせながらハウジングを外します。でも、あまり慎重になり過ぎると、いつまで経っても外せないので、ある程度浮いてきたら多少の思い切りも大切です。ただ、液晶ディスプレイの周囲は、あまり思い切り持ち上げるとディスプレイが破損します。(実際そうなりました…)

実際に作業をしてみた分かったことは、やっぱり”iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版“がないとハウジングを無傷で外せません。この工具はマストアイテムです。

iSesamo【iPhone/iPod/iPad対応修理工具】分解工房オリジナルロゴ版“のお陰で、なんやかんやで30分ぐらいの所要時間でハウジングを外すことができました。

最初、バッテリーから2本のケーブルが伸びているので両方とも外したんですが、右側のケーブルはヘッドホン端子用なので外す必要はありませんでした。(かなり小さな端子なので、再度接続し直すのに手間取りました。)左側のケーブルがバッテリー本体と接続させているケーブルで、このケーブルは外さないとバッテリーの交換ができません。

でも、一番恐れていた液晶ディスプレイが傷ついてしまいました。慎重に作業を進めても、いずれは力を入れて上蓋を持ち上げる必要があるので、初心者的には破損させてしまう可能性がかなり高いんじゃないかなあ?

 

【Amazon.co.jp限定】MATECH WiFiSD/SDXC/SDHC/SDカード から CFカード TypeI 高速 変換 アダプタ アダプター 最大128GB対応 [国内正規品] (1年保証) SD2CF1AD“が届くまで待つのもなんなので、取り急ぎ手元にあった本物のCFカードを取り付けて動作確認をしました。

んんん、思った以上に液晶ディスプレイの破損状態が悪かったですが、画面の文言を読む限りでは”iPod Classic”の動作には問題ない模様。

折角修理しても、液晶ディスプレイがこんな状態だと使えないので、修理作業を一歩進めて、液晶ディスプレイも交換することにしました。

写真右下が破損した液晶ディスプレイです。液晶ディスプレイを取り外すのは、メチャメチャ小さなネジを6箇所外す必要があります。ここまで作業する予定がなかったので、専用ドライバはありませんでしたが、手元にあった1.2mmのマイナスドライバーで外すことができました。後は、交換用の液晶ディスプレイが届きまで、この小さなネジを無くさないことが重要。

 

< 追加部品が届いたので修理作業を再開します >

・交換用の液晶ディスプレイは、楽天で”【液晶スクリーン】【LCD Screen Display Repair】 for iPod 第5世代 アイポッド 5th generation (iPod with video) モデル“という純正保守部品を購入しました。

 

・それと、買い直した”【Amazon.co.jp限定】MATECH WiFiSD/SDXC/SDHC/SDカード から CFカード TypeI 高速 変換 アダプタ アダプター 最大128GB対応 [国内正規品] (1年保証) SD2CF1AD“。

で、部品が揃ったので、修理の続きをやろうと思ったら、あれ?電源ケーブルが”iPod Classic”本体の端子に接続できない?良く見ると、どうやら端子の回りに配置してあったプラスチック製のガイドらしき小さなパーツが破損していました。もとの形状が分からないので何とも言えませんが、プラスチック製のパーツが付いていないと端子にケーブルの先端が差し込めず固定できません。いろいろ試行錯誤してみましたが基盤部分は熱くなるので通電がしているようなのですが、こうなってしまうと”iPod Classic”の電源がうまく入りません。

“iPod Classic”の端子部分に共通して言えることは、ストッパーやガードの役割を果たすべきプラスチック製パーツが、経年劣化に伴って壊れやすくなっていることですね。ですので、今回の教訓としては、”iPod Classic”の修理・改造を行う場合は、極力、外さなくても良いケーブルには手を付けないか、あるいは抜き差しの頻度を最小限に留める工夫が必要だということです。

 

とは言え、比較的状態の良い”iPod Classic”のハウジングを始め、内部のパーツ (基盤以外)はバラバラにして部品取りできたので、次回、この失敗を糧に再挑戦することにします。いずれにしても、一度は実際にやってみないと、意外に分からないことが多いってことだね。

 

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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