Apple TV お買い上げ!! (4) iPhone, iPadリモコン編
Apple TVのiPhone, iPadリモコン編です。
あ、その前に、ホームメニューの一番右には設定関係のめにゅー項目があります。ここでは、一般的な設定以外にもスクリーンセーバーやAirPlay、オーディオ等に関する設定項目が用意されています。勿論、ソフトアップデート機能もちゃんとありますよ。
で、今回は、iPhoneやiPadでリモコン操作できるところをTALKします。勿論、Apple TVに付属のリモコンも使い勝手が良いので、ま、そちらをメインに使うっていうのが普通なのかもしれませんが、そこはアップルさんっぽく、売れ筋の製品とのコラボをちゃんと実現しているっていうわけ。
iPhone, iPadどちらも、ユニバーサルな”Remote”というアップル純正アプリで、Apple TVをリモコン操作できます。
まずは、iPhone。
と、まあ、こんな設定をしておくだけで、
この画面で、何とApple TVのリモコン操作ができちゃいます。え、この画面で?って思うでしょうが、実は、上の黒い部分がトラックパッドだと思って頂ければ良いと思います。そう、この黒い部分をタッチ操作するだけで、あっちに行ったりこっちを選択できたりできるっていうわけです。やっぱり、アップルさんって凄いよね。ここまで直感的だと、普段、リモコン操作が面倒っていう方でも、抵抗感なくApple TVを使えるっていう仕掛けなわけです。
じゃあ、今度はiPadの方の”Remote”をちょっとご紹介。
といった画面を経て設定等をしていくと、Apple TVをiPadでリモコン操作できるようになります。
基本は、iPhoneと同じ操作方法です。ま、こちらの方が画面のサイズが大きいですけどね。
こうしたアップルさんのアプローチって、実は凄い戦略なんじゃないかな?って感じています。まず最初に気づく戦略、それは、何も専用のリモコンがなくても、普段使っているiPhoneやiPadでリモコン操作すればいいじゃないっていう乗り。これって、リモコンばかり増えちゃって困るようね、って思っているユーザの気持ちをがっちりグリップした発想ですよね。で、これの何が凄い戦略かと言うと、Apple TVを買ったユーザさんは、その時点で潜在的なiPhone, iPad購入層に早変わりっていう寸法。そう、Apple TVを売っている序に、iPhoneやiPadも売っちゃえっていうこと。これって、よく云うバリューチェーンだよね。
それと、もうひとつ、iPhoneやiPadに新しい付加価値を付けたっていうことも大きな戦略だよね。だって、Apple TVとのコラボで、携帯電話やパソコンという領域から、家電とコンテンツサービスという二つのマーケット領域にもこれらの製品をコミットさせたっていうことでしょ。こういう戦略を他の家電メーカーさんたちが発想しなかったのは大きな誤算だと思います。そう、この段階で、iPhoneやiPadはリビングルームに置いてあっても違和感のないデバイスになったわけだよね。ここまで来ると、ユーザさんたちは、リビングルームで、ネット越しにテレビや映画、音楽等を楽しんだりする間に、iPhoneやiPadでネットを閲覧したり読書をしたりするようになるんじゃないかな。しかも、iTunesの母艦になっているマックたちもリビングルームの楽しみ方に一役かっているっていうことにもなる。そう、アップル製品がリビングルームには欠かせなくなるっていうことだよね。そうなれば、これまでアップルさんがフォーカスしていたマーケットを遥かに凌駕する一般家電のマーケットに自社製品を売れるようになる、ていうこと。んんん、こんなことを勝手に想像するだけでも、今回のApple TVは面白いよね。
あ、言い忘れたけど、Apple TVの操作性って、他の家電メーカーさんたちも真似した方がいいんじゃないかな?先日も、とあるメーカーのDVDレコーダーでダビングしようと、マニュアルを読みながら操作していたんだけど、途中で切れちゃいました。とにかく、マニュアルを読んでも分かりづらいですよ!!その点、Apple TVって、簡単なマニュアルは同封されていますが、そんなものを読まなくても、自然と操作できちゃうんだよね。これ、不思議でしょ?でも、ちゃんと操作できちゃうから凄いよね。この差も、これからの競争力に大きく左右されるポイントになるはずだと、POOH的には確信しています。
p.s> 携帯電話でも同じことだよね。あの分厚いマニュアル、何とかならないの?