Raspberry PiってUSB経由でも起動できるんだね、早速 USBメモリで試してみたよ!
“Raspberry Pi“のOSインストール先はマイクロSDカードっていうのが当たり前だと思っていたのですが、USBに接続したストレージからでも起動できるようなので実際に試してみました。
今回は、Raspberry 4 + USB 32GB メモリ (“BUFFALO【国内メーカー】 USBメモリ 32GB USB3.2(Gen1)/3.1(Gen 1)/3.0/2.0 充実サポート RUF3-K32GA-BK/N【Amazon.co.jp限定】“)を使用しました。
たったの800円で、このスペックのUSBメモリを買えるのって嬉しいですよね。
ちなみに、USB 2.0はマイクロSDカードよりも低速なので、外付けのUSBメモリから起動したいのであれば、USB 3.0をサポートしているRaspberry 4が必須だと思います。そんなわけで、今回使用したUSBメモリもUSB 3.0以上をサポートしている製品をチョイスしました。
起動用USBメモリの作成には、オリジナルの起動用マイクロSDカードでラズパイを起動していることが前提になります。今回いくつか試してみた結果、古い”Raspberry Pi OS”だと、起動用USBメモリ作成時の動作がいまひとつ安定しませんでした。できれば、今年1月にリリースされたKernel version: 5.4の”Raspberry Pi OS”配下で作成した方が無難だと思います。
それと、今回は32GBのマイクロSDカードの内容を32GBのUSBメモリにコピーしました。もし、マイクロSDカードの容量よりも大容量のストレージにコピーする場合は、コピー先の容量に応じた最適化が行われるのかどうか事前に技術的に確認しておいた方が良いかもしれません。POOHの場合は、32GB以上の容量を必要とするようなサービスをラズパイで運用していないので、今回は試していません。
USBメモリをラズパイのUSBに挿すと、”ファイルマネージャ”でUSBメモリの中身を参照するかどうかという画面が表示されますが、”キャンセル”して下さい。
ラズパイメニューの”アクセサリ”から”SD Card Copier”を選択します。
表示された画面の上段はラズパイのマイクロSDカード(/dev/mmcblk0)、下段はUSBメモリを選択して下さい。
“Start”ボタンをクリックします。USBメモリを初期化します。
後は、起動用USBメモリの作成完了を待つだけです。
ラズパイのスペックやUSBメモリのデータ転送速度などに左右されるかもしれませんが、POOHの環境では作成時間はおよそ1時間ぐらいでした。
ラズパイのマイクロSDカードのバックアップを作成するDDコマンド (sudo dd if=/dev/disk? of=raspi-init.img bs=1m)より、大幅に時短できそうです。
常に最新版の”Raspberry Pi OS”で初期化したいというわけではなければ、一度、マスターになるマイクロSDカードを作成しておけば、USBメモリでそのコピー版を短時間で作成できるので便利かもしれません。後は、少しでもラズパイを高速化したい、あるいは大容量のストレージで運用したいというニーズには、ピッタリのソリューションだと思います。
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