最近、”詳細! SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート iOS 13 + Xcode11対応”を読んでみました

最近、”詳細! SwiftUI iPhoneアプリ開発入門ノート iOS 13 + Xcode11対応“を読んでみました。

従来のように、プログラムのソースコードとユーザインタフェースをそれぞれ作りながら、1本のアプリを作り上げていくといった開発工程から、ユーザインタフェースを作りながら必要なコードとユーザインタフェースを同期させていくといった全く新しい開発手法 “SwiftUI“を、まずは手っ取り早く日本語で勉強したく、この本を読んでみました。

結果的には、”SwiftUI”って何なのかは概ね理解できたのですが、本書が初心者、経験者の両方をターゲットにしているせいなのか、解説の進め方がいまひとつ馴染めず、正直言って、前半部分を読んでみたところで挫折しかけてしまいました。その大きな原因は、開発作業全体に占める”SwiftUI”の立ち位置や”SwiftUI”に登場する基本形の”struct”構造の考え方などを、最初の方で分かりやすく説明してくれていないので、自分は最終的なゴールのどの辺りを読んでいるのか戸惑ってしまったからです。それと、こういった技術書にありがちな、経験者なら普通に理解できる専門用語を何気に使っていたり、サンプルコードの全体的な組み立てに関する説明が不足気味だったりで、途中、つまずくポイントがいくつもあった印象です。ま、結果的に、全編を読み終えれば、”SwiftUI”ってこんな感じなんだねっていうところまで理解できるのですが、そこに至る流れがあまりスムーズな感じじゃないので、初心者には難しいかもしれませんね。ちなみに、時間的なゆとりがあれば、ダウンロードできるサンプルコードを触りながら、本書の解説を読んでいけば、もう少し理解しやすくなるはずです。(とは言え、なかなかそういった時間がないのが現実なんですけどねえ。)

本書だけで、”SwiftUI”を使った開発作業の全体像は分からないと思いますが、”SwiftUI”って何?っていう部分はそれなりに理解できるようにはなると思います。日本語で手軽に勉強できるツールが少ないので、本書はパーフェクトではないまでも、取っ掛かりにはなる一冊だと思います。個人的には、本書で感触的なものを掴んだうえで、英語版の”SwiftUI Tutorials (Apple Developer Documentation)“に手を付けていくのが良いのでは?と思います。

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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