1年以上使ってみてこれはオススメと言えるmacOS向けアプリ トップ5を紹介します!
いくらスマホ時代とは言っても、クリエーティブな作業はデスクトップ機じゃないとと常々思っています。この秋、iPad OSが登場しても、この状況は当面変わらないと思います。今回は、そんなデスクトップ機で、ヘビーローテションしているアプリにフォーカスしてみることにします。
例えば”Adobe CC“、”Pixelmator“などは多くの人たちにとって定番化していると思いますが、ここ1年ぐらいの間に我が家の定番アプリとして定着した上位5本のアプリを、今回のTALKでご紹介します。皆さんの参考になれば幸いです。
<無制限・完全無料で大切な写真をクラウドに保存できる Google フォト>
“Google フォト“の存在を知らない人はいないと思いますが、実際にトコトン使い込んでいる人は意外と少ないんじゃないかなあ。
スマホやデジカメ等で撮影した大切な写真は、デバイスの故障や紛失に備えてネット上のクラウド・ストレージに保管している人は多いと思います。POOHも、アップルの”iCloud“、アマゾンの”Amazon Photos”、”Flickr“などを利用しています。ただ、こういったクラウドサービスは全て有料なので、企業サイドの経営方針の変更による負担コストの増加が心配なところです。
というわけで、最近、本格的に利用し始めたのが、無料で無制限に写真をクラウド上に保存できる”Google フォト“です。
デスクトップ機向けのアプリをインストールすれば、指定したフォルダ内にある写真を自動的にバックアップしてくれます。無料で写真と動画をバックアップできるので、概ね不満はないのですが、現在の仕様では、どのぐらいの写真枚数がバックアップされているのかという統計情報を確認できないのがやや不満かなあ。
とは言え、無料で使うにはコツがあります。もっとも肝心な点は、”Google フォト”に保存する写真のクォリティを”高画質”に設定することです。”元の画質”のままですと無制限には保存できません。更に、写真が保存されているフォルダをちゃんと指定し、”新たに追加された写真と動画をGoogle フォトにアップロード”項目を有効にします。また、”Google ドライブ”項目を”このパソコンに同期しない”にしておきます。このようにすれば、特段何も操作せずに、自動的に写真と動画だけを”Google フォト”にアップロードすることができます。
設定のなかで、注意しておきたのが、”削除するアイテム”項目です。”Google フォト”に保存した写真を削除するとオリジナルを削除してしまう恐れがあるので、”他の場所からアイテムを削除しない”あるいは”すべての場所から削除する前に確認する”のいずれかを指定しておいて下さい。
1点注意しておきたいことがあります。それは写真のデータ形式です。”JPEG“なら問題ないのですが、”RAW“で記録した写真データに関しては、写真であると認識できない種類のものがあります。この場合、”Google ドライブ”側に空き容量があれば”Google ドライブ”に保存してくれるようです。ただ、一旦、このメッセージが表示され始めると、”Google ドライブ”側の空き容量が消費され、結局は無料で利用できる容量が枯渇し、その後は警告メッセージが頻繁に表示されるようになるので、その点だけ鬱陶しいです。
1点気をつけてほしいのは、”Google ドライブ”側に保存されたアイテムは、手元のマックと同期している可能性があるということです。(“バックアップと同期“というアプリがあります。) ですので、”Google ドライブ”から削除する際は、くれぐれも同期しているアイテムと混在して削除しないよう十分気をつけて下さい。
(※ “Google ドライブ”と”Google フォト”が完全分離されることが先のGoogleの公式発表で明らかになっていますので、将来的には”Google フォト”に保存できないRAWデータ(Google側でJPEGに変換できないデータ)はアップロード対象から除外されるようになるかもしれませんね。)
ちなみに、iPhone版の”Google フォト”アプリをインストールしておけば、iPhoneで撮影した写真を自動的にクラウド上にバックアップしてくれます。
このアプリでの注意点は、”バックアップのタイミング”欄でモバイルデータ通信を使用した写真や動画をバックアップしないことです。これらの項目を有効にしてしまうと、パケット通信容量を無駄に消費してしまいますので気を付けて下さい。
<メニューバーから即アクセスできる信頼性が高い長期天気予報 Forecast Bar>
最近の天気予報ってあまり当たりませんよね。でも”Forecast Bar“をインストールしておけば、予報の確率がアップするようです。ちなみに、無料版〜年額のサブスクリプション契約のアプリで、”App Store”からダウンロードできます。POOHは、年間 880円の”One Year of 15 Minute Updates”を契約しています。
POOHは、メニューバーに常駐させていますが、Dockに格納することもできます。
1年以上使ってみた個人的な経験値で言うと、週間天気予報の精度がとても高いです。気象庁の天気予報が頻繁に変わるのに対して、このアプリが表示してくれる予報情報は殆どブレがありません。恐らく、使用しているスーパーコンピュータの差なのかなあ?と個人的には思ったりしています。(IBMグループの”The Weather Company“からデータ提供を受けています。)
加えて、時間別の降水確率も精度が高いです。雨が降りそうな日は、このアプリで雨が降る時間帯をチェックしておけば概ね安心です。
カスタマイズ項目も豊富に用意されています。macOS用の”Forecast Bar“に関しては、複数のマック(同じApple IDでログインしているマック)で同時利用が可能です。なお、iPhone用の”Forecast Bar”は別途契約が必要です。
<必要なデータだけを手元に置ける定番中の定番クラウドストレージ Dropbox>
“Dropbox“は改めて紹介する必要もないほど有名な同期型クラウド・ストレージサービスです。最近では、ビジネス志向が強い機能が実装され、ますます実用の幅が広がった感がありますよね。POOHは、当初”Plus”版を1年分サブスクリプション契約して使ってみたのですが、あまりにも使い勝手が良いので、契約更新時に3年間分のサブスクリプション契約で継続した経緯があります。
どの機能がお気に入りかと言うと、バックアップしたいアイテムは2TBの範囲で片っ端からアップロードできる一方で、手元にあるマックで利用したいアイテムを指定できる点です。この機能がなければ、仮に1TBバックアップしたら1TB分のディスク容量を消費してしまいますが、頻繁に使いたいアイテムだけをローカルのディスクで同期できるので、マックのローカルなディスク容量を節約することができます。こういった選択機能は、デバイス毎に変更できるので、自宅で使う”iMac“と外出先に持ち出す”Macbook Air“で、用途に応じて設定内容を変えることが可能です。
更に、最近追加された”スマート シンク”機能を活用すれば、使用頻度の少ないアイテムが消費するディスク容量を節約できるそうです。
iPhoneでは、アップル純正の”ファイル”アプリからも利用できるので便利です。
<まるで空の上にいるみたいな浮遊感を味わえる空撮スクリーンセーバ Aerial>
“Apple TV“を使っている方はご存知だと思いますが、”Apple TV”のスクリーンセーバでは、都市や空港などをバードビューで映し出すとっても美しい風景を楽しむことができます。単に空撮イメージで風景が移動していくだけではなく、道路を走る車や滑走路をタキシングする飛行機がリアルに動くので、ついつい見とれてしまいます。そんな素晴らしいスクリーンセーバを、マックで再現してくれるのが”Aerial“です。
このスクリーンセーバは、ソースコードが公開されているため、配布形態が一見特殊に思えるかもしれませんが、ちゃんとリリース版もダウンロードできますのでご安心下さい。
カスタマイズ項目も豊富に用意されていて、設定次第で4K映像をスクリーンセーバで映し出すことができます。
実際の画面はこんな感じですが、写真で見るより本物を動かしてみた方が、その素晴らしさをより実感いただけるかと思います。
<ちょっとしたメモをいつでも書き留めることができる タブメモ ライト版>
“タブメモ ライト版”は、画面端から飛び出すメモ帳アプリです。”App Store”からダウンロードできます。
ライト版は無料ですが、メモを3枚までしか作成できません。それ以上必要な場合は有料版を購入する必要があります。
このアプリは主にブログを書く時やプログラミングをする時のちょっとしたメモ書きに使っています。この手のアプリですぐに思い出すのは、アップル純正の”スティッキーズ”かと思いますが、”タブメモ ライト版”は最前面のタブをクリックするだけですぐにメモ帳を開けることと、何よりiCloud対応アプリなので複数のマックでメモ内容を常に共有できます。
タブのテーマはお好みのものに変更できます。
|
|
|
ホームページ “THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。
“Adobe Stock“でベストショットな写真素材を販売中です。是非ご覧下さい。