新しいマックを注文する時、macOS環境のSSDストレージ容量って最低限でどのぐらい必要なの?
“13インチMacBook Air – スペースグレイを注文しました“の続きです。
先日、新しい”MacBook Air“を購入した時にアップルストアでBTOをした際、一番悩んだポイントがSSDのストレージ容量でした。
下の表でお分かりの通り、選択肢に1TBがないのも困った点ですが、最大容量の1.5TBに至っては、MacBook Airが1台買えてしまうほどの価格になってしまいます。
一方、別途購入を検討中の新しい”Mac mini“の場合はどうでしょう。こちらは1TBの選択が可能なんですが、1TBのコストも第8世代Intel Core i3バージョンのMac miniを1台買えるぐらいのコスト負担になってしまいます。
上記の通り、SSDの価格はまだまだ高額なわけで、余程の理由(例えば、ユーチューバーの軽い乗りで製品レビューする際のネタとしてとか?)がない限り、現時点で1TB以上のSSD容量を選択するのは、パーソナルユースでは無謀と言って間違いないと思います。
であれば、どの程度のSSD容量が適切なのか?という疑問を、製品の購入前に解消しておかないと、新しい製品を買ったはいいけど、遅かれ早かれSSD容量が不足して困ってしまった、ということになりそうな気がします。MacBook Air、Mac miniいずれも、内蔵のSSDをユーザ自身が交換することができないので、後々後悔しないようにしたいものです。
(1) これまで使っていたMac miniではどんな状況だったのか
これまで使っていたMac miniでは、外付けのSSDにシステムをインストールして使用していたので、メイン機のiMac Proに繋いでSSDの使用状況をチェックしてみました。
下図の”Macintosh SSD”がMac miniで使っていたSSDドライブです。大きな容量を消費するアプリやコンテンツは一切使っていなかったので、525GBのSSD容量で余裕だろうと思っていたのですが、既に3割 (およそ160GB)を消費していたので、ちょっと意外な感じでした。
ちなみに、一番上の”Macintosh HD”はiMac Proの内蔵SSDで、統計的には20%強の容量をシステムが消費しているようです。メインのデスクトップ機ということで、インストールしているアプリが多いことと、扱うコンテンツも多岐にわたっているので、その分、ライブラリ部分などの容量が大きくなっているのかもしれませんね。
では、”Macintosh SSD”の中身を、コンテンツのカテゴリ別に見てみることにしましょう。こちらが、SSDドライブの中身です。上から順に、各フォルダの消費量を確認します。
上記の例ですと、”ユーザ”フォルダを除く消費量を合計すると、おおよそ48GBぐらいになります。
(2) 現実的にはどの程度のSSD容量が必要なのか?
新しいマックを購入する時には、どの程度のSSD容量のモデルを選択するのが現実的なのでしょうか?
上記の例を参考にすると、クラウド上に写真、動画、各種書類などを保存しておいて、必要な都度、マックにダウンロードして閲覧したり編集する、といった使い方、あるいはメールやWebの閲覧などがメインという用途なら、エントリモデルの128GBでも十分かもしれませんね。
後は、上記の例でみると、”ユーザ”フォルダに保存するコンテンツがどの程度の容量になるのか?という部分を、将来に渡り、どのぐらい見込むのか、といったところかと思います。
(3) 個人的には利用スタイル毎に256GBまたは512GBを選択
(a) 新しいMacBook Airは512GBを選択
既に注文済の新しいMacBook Airは、注文時に512GBを選択しました。
理由はシンプルで、1.5TBモデルにすると、もう1台、MacBook Airが買えてしまう価格に跳ね上がってしまうからです。ただ、モバイルでの利用が前提なので、写真やプログラムコード等、ある程度のコンテンツを内蔵SSDに保存して持ち歩きたいので、さすがに128GBという選択肢はありませんでした。
なお、とりわけ海外旅行先では、大量に撮影した写真をその場でバックアップしておきたい、という個人的なニーズもあるので、携帯性と信頼性に定評がある”Samsung SSD USB3.1 Gen2 TYPE-C 540MB/s MU-PA500B サムスン T5 500GB“を別途用意することにしました。
(b) 新しいMac miniは256GBを選択
これから注文する予定の新しいMac miniは、256GBを選択しようと思っています。
こちらも理由はシンプルで、将来の拡張性を考えると、具体的な根拠は希薄ながら、最低ラインの128GBだと何となく不安を感じるからです。それと、新しいMac miniは、Thunderbolt 3 (USB-C)ポートが4つもあるので、仮にストレージ容量が不足した場合は、ある意味、いくらでも外付けストレージを増設できるという安心感もありますしね。
それと、これまで旧Mac miniで使っていた外付けSSD “Crucial [Micron製] 内蔵SSD 2.5インチ MX300 525GB ( 3D TLC NAND /SATA 6Gbps /3年保証 )国内正規品 CT525MX300SSD1/JP“は、新しいMac miniでも引き続き利用したいので、ケースを”Transcend StoreJet 25S3 USB3.0 アルミニウム製SSD/HDDケースTS0GSJ25S3“から
透明なケースに青いLEDが点滅するというスタイルなので綺麗です。専用ポーチの他、USB A to C変換ケーブルとUSB C to C変換ケーブルが付属しています。余談ですが、USB C to C変換ケーブルはかなり短めなので、旅先に持っていくにも便利ですし、自宅でもケーブルの取り回しに悩まずに済みそうです。
折角なので、データの読み書き速度を”AmorphousDiskMark“を使って測定しておくことにしました。
まずはTranscend StoreJet 25S3です。インターフェイスがUSB 3.0なのでまずまずな速度が出ています。
続いて、今回買ったELUTENGです。最初はUSB 3.0接続で測定してみました。結果はTranscend StoreJet 25S3とほぼ同等の性能でした。
最後に、ELUTENGをUSB-C (Thunderbolt 3)接続で測定しました。お!メチャメチャ高速です。これなら、新しいMac miniのThunderbolt 3 (USB-C)ポートに接続することで、十二分に内蔵SSDを補完してくれそうですね。
というわけで、内蔵SSDはソコソコの容量でも、高速な外付けSSDを必要な容量分増設することで、Mac miniに関しては実用的な運用ができそうです。ちなみに、国内で販売されている”Samsung 外付けSSD T5″の場合であれば、
1TBモデル “Samsung 外付けSSD T5 1TB USB3.1 Gen2対応 【PlayStation4 動作確認済】 正規代理店保証品 MU-PA1T0B/IT“が3万円台、
2TBモデル “Samsung 外付けSSD T5 2TB USB3.1 Gen2対応 【PlayStation4 動作確認済】 正規代理店保証品 MU-PA2T0B/IT“が7万円前後ですので、Mac miniであれば、最初から大容量の内蔵SSDを選択しなくても、必要になったタイミングで増設することで、コスト面も大幅に節約できそうです。
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