いろいろ悩んだんだけど、やっぱりキャノン EOS Rを予約しちゃいました!
いろいろ悩んだ末、やっぱり、キャノン EOS Rを予約することにしました。
ま、それだけの報告だけでは何なので、以下の通り、購入動機と購入価格について、TALKすることにします。少しでも、皆さんの参考になれば幸いです。
(1) なぜ、EOS Rの購入に踏み切ったのか?
(a) 現在所有しているカメラ機材
まずは、POOHが現在所有しているカメラ機材をざっと紹介します。
カメラ本体は、
・”Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark II“が2台。
撮影する被写体はほぼ100% ヒコーキ、とりわけ戦闘機です。年に何度か海外で開催されるエアショーに行くので、うち1台はバックアップ機の位置づけです。また、使用するレンズは年間を通じて9割以上”Canon 望遠ズームレンズ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM フルサイズ対応“です。
・”OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkII “が1台。
ヒコーキ以外の被写体は、こちらのカメラ本体に”OLYMPUS 望遠ズームレンズ ED 40-150mm F2.8 1.4X テレコンバーターキット“を付けて撮影しています。主に、風景、植物、そして時々、民間航空機もこちらのカメラで撮影しています。また、ライブコンポジットという面白い撮影方法を利用できるので、花火を始めてとして、夜間の撮影でも大活用しています。
つまり、現在所有しているカメラ機材ですと、イメージセンサーが”APS-C“あるいは”マイクロフォーサーズ“なので、個人的には”フルサイズ“でも写真撮影を楽しみたいという思いでした。とは言え、フルサイズ一眼レフカメラですと総じてカメラ本体の重量が重くなってしまうので、購入するなら、ミラーレスカメラがいいかなあ、と思っていた次第です。
(b) 他社製品との比較検討
キャノン “EOS R“の発表により、気になる3社のフルサイズミラーレスが出揃ったので、こちらもざっくり比較検討してみました。
(a) ソニー α7 III
“ソニー SONY ミラーレス一眼 α7 III“は、主にユーチューブ周りの評価が抜群なミラーレスカメラですよね。
スペック的には2420万画素で連写性能が10コマ/秒で、カメラ本体の価格もリーズナブルだと思います。また、”SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11“を使えば、キャノンの交換レンズも装着できるということもあって、正直なところ欲しいなあと思いました。ただ、スペック的に、現在愛用している”EOS 7D Mark II”との棲み分けが難しいかも、という感じ。加えて、交換レンズ以外のアクセサリー類は全て新規に購入する必要がありますし、個人的にはサードパーティ製のマウントコンバーターも心配な要素なので、なかなか購入にまでは至りませんでした。
(b) ニコン Z6/Z7
スペック的には、4575万画素で連写性能が9コマ/秒 (Z7)、2450万画素で連写性能が12コマ/秒 (Z6)ということで、なかなか魅力的な製品だと思います。ただ、Z7の方はお値段的に高め。個人的には想定外の”XGDカード“による記録方式は、どんなにカメラ本体のスペースが素晴らしくても、正直言って、触手が動かないです。XQDカードは、ソニー1社で製造、供給しているため、価格面の競争力が一切なく、性能は良くてもお値段が高すぎる記録媒体と言えます。仮に、このカメラを海外のエアショーで使用したとすると、最低でも128GBのXQDカードが4枚必要ですので、軽く10万円超えになってしまいます。ということで、個人的には、記録方式でアウトな製品です。とは言え、”Nikon デジタル一眼レフカメラ D500“辺りの既存ユーザに新たな選択肢を用意することで、ニコンからソニーへの流出に歯止めをかける、という喫緊の課題への対策という意味では、なかなか魅力的な製品に仕上がっているのではないかと思います。
(c) キャノン EOS R
EOS Rについては、最も気に入った点は、そこそこの価格帯でありながなら3030万画素だというところです。やはり、フルサイズだったら、このぐらいの画素数がないとね、といった感想です。勿論、純正のマウントアダプターも信頼性が高そうなので、所有している交換レンズをそのまま利用できるといったメリットがありますし、カメラ本体の重量が660gというところも好印象です。更に、最大1600mmの焦点距離でAFが可能ということなので、EF100-400の望遠レンズに”EXTENDER EF1.4×III“を装着すれば、ほぼほぼEOS 7D Mark II並の画角相当でもAFが効くことになりそうです。
但し、残念なところもあります。連写性能が8コマ/秒ということですが、ワンショットAF時にのみ実現可能、サーボAF時ですと連写性能が5コマ/秒になってしまう点は極めて残念です。これだと、高速に移動する戦闘機の撮影にどれだけ追随できるのか心配なところです。後、記録方式がSDカードなのですが、1スロットしか実装していないので、SDカードとの相性などで、現地で読み込みエラーが発生した時のことを考えると不安なところもあります。
恐らく、キャノンさんとすれば、2年後のオリンピックに向けて、プロカメラマンが使用実績の豊富な一眼レフカメラを手放すはずはないものの、主にコンシューマ層がソニーに乗り換える頻度は無視できないので、やや過不足のあるスペックながら、フルサイズ機に相応しい基本スペックは魅力的な内容に仕上げたカメラなんだと思います。更に、オリンピックが終わるまでは、実績がある一眼レフカメラとの棲み分けを明確にしておきたい、という目論見があるのではないかと思います。
それから、EOS Rではカメラ内手ぶれ補正がないのはデメリットと言っているユーチューブさんたちが多いようですが、もともと、キャノンの場合は、カメラ側の画像処理エンジンではAF性能を優先的に処理するという設定コンセプトがあるため、レンズ側で手ぶれ補正を行うのがキャノンの製品の最大の特徴。ですので、EOS Rに限らず、キャノンの場合は、レンズ側で手ぶれ補正を行うのが当たり前なんですよね。
POOHの場合は”EOS 7D Mark II”ユーザ、ということで、バッテリーパックを”EOS R”と共有できることが大きなメリットです。仮に、ソニーあるいはニコンのミラーレスカメラを買った場合は、予備を含めて複数のバッテリーパックを追加購入する必要があったので、今回は経済的に助かりました。ま、一方で、1個のバッテリーパックで撮影できる写真枚数が他社に比べてやや少なめ、というところは気になりますけどねえ。
というわけで、ざっくりと3社のフルサイズミラーレスを比較した限りでは、スペック的に不満なところはあるものの、EOS Rをまずは使ってみよう、ということにしました。ちなみに、超高速でパフォーマンスを行う戦闘機の撮影に関しては、これまで通り、EOS 7D Mark IIを使用すれば支障はないので、海外のエアショーには、EOS 7D Mark IIとEOS Rの組み合わせで、という気持ちでいます。
(2) 購入価格について
発売前の事前予約を利用すると、小売価格的には定価で購入することになるので、お値段的にはお得感はありません。ですので、購入するタイミングに拘りのない方は、発売後、数ヶ月待ちつつ、小売価格の下げ幅をチェックした方が断然お得だと思います。
いざ、カメラ本体を購入する場合、購入価格が最も安いお店を選択したり、ポイント還元サービスで実質的な値引きを確保したりすることが多いと思います。ま、カメラが発売後、ある程度の期間が経っている場合は、そういった買い方で良いと思いますが、メーカーが新しいカメラを市場に投入するタイミングでは、キャッシュバックに代表される購入特典を設けるケースが多いので、まずは各メーカーの直販サイトなどで、実際にどのような特典があるのかチェックしてみると良いかと思います。
というわけで、今回は、”キャノンオンラインショップ“で事前予約したので、いろいろな特典で、実質的な値引きで購入することができました。
まずは、特別限定セットでの購入です。こちらのセットは、カメラ本体とマウントアダプターのセット販売で、支払う金額は定価なのですが、
“バッテリーパック LP-E6N”が購入特典として付いてくるのと、ショップ内で利用できるポイントも加算されるので、それだけでも11,000円程の実質値引きになります。
また、今回は、自宅に送られてきたチラシに、15,000円の割引クーポンも付いてきました。(以前、キャノンオンラインショップでアウトレット商品を購入した実績があったので、そういった顧客情報をもとにクーポンが送られてきました。)
更に、”EOS R SYSTEM 誕生キャンペーン“ということで、10,000円のキャッシュバックを利用できます。そんなこんなで、合計で36,000円相当の値引きを適用できるので、個人的にはまずまずのお値段で購入できたという実感があります。
それと、細かいことですが、”キャノンオンラインショップ”でお買い物をすると、”JAL“のマイルも貯まるので、旅行の頻度が高い方にはオススメ。
というわけで、POOHの人生初フルサイズ・ミラーレスカメラは、”EOS R”ということになりました。
手元に届くまで、最短でも1ヶ月あまり待つことになりますが、それまでの間、どんな撮影シーンに使ってみようかなあと思いを募らせながら、自分自身にとっても、このお買い物がプラスだったと思える日々を過ごそうと思います。また、実際に手元に届いて、ある程度使ってみた感想などを、後日、TALKしようと思っています。
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戦闘機の撮影が何とか出来そうなら、”バッテリーグリップ BG-22“もあった方が良いかなあ?と思いつつ、お値段的にもソコソコお高いアクセサリーなので、まずは何回か経験値を積んだ後、改めて、必要なアイテムなのかどうかを見極めたいと思っています。
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