今更ながら一体型マックのRetina化にチャレンジしてみました (5) “内部構造作り”

これまでのTALKで、

今更ながら一体型マックのRetina化にチャレンジしてみました (1) “改造用パーツの調達編

今更ながら一体型マックのRetina化にチャレンジしてみました (2) “一体型マック部品の除去・廃棄と筐体加工編

今更ながら一体型マックのRetina化にチャレンジしてみました (3) “生まれて初めての電子工作

今更ながら一体型マックのRetina化にチャレンジしてみました (4) “ディスプレイなしのMac miniを画面共有でセットアップ

といった流れで、作業を進めてきました。

で、9.4インチのiPad用の液晶ディスプレイをMacintosh Classic IIの筐体とフィットさせるための筐体加工も大田区の工場でほぼ完了し、納品日が近づいてきたので、液晶ディスプレイをMacintosh Classic IIの筐体内に実装する前段階として、Macintosh Classic IIにMac miniを収納できるような内部構造を作ります。

 

<< 内部構造作り >>

液晶ディスプレイを筐体に実装するに当たり、まずは一体型マックの筐体内部に、Mac miniを配置する構造を作る必要があります。

いろいろ考えてみたのですが、ここは、加工がしやすいプラスチック製のパーツを組み合わせて、必要な構造を作っていくのが一番簡単そうでしたので、ラジコンカーやプラモデル等の加工で使う工作セットをいくつか購入することにしました。今回、調達したのは、以下の5種類の工作セットです。今回、このように、何種類か買ってみたのは、実際にいろいろ組み合わせてみないと使えるパーツが分からなかったことと、こういったパーツが手元にあれば、今後の工作にも役立ちそうだったからです。ちなみに、オレンジ色のものが含まれていますが、お値段が多少安めだったということ以外、グレーのものと内容は変わりません。ま、筐体内部で使うパーツなので、何色でも支障はないわけで、その分、少しでもお値段が安い方がいいですものね。

タミヤ 楽しい工作シリーズ No.172 ユニバーサルプレートL 210×160mm (70172)

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タミヤ 楽しい工作シリーズ No.212 クロスユニバーサルアームセット 70212

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タミヤ 楽しい工作シリーズ No.184 ロングユニバーサルアームセット (オレンジ) 70184

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タミヤ 楽しい工作シリーズ No.183 ユニバーサルアームセット (オレンジ) 70183

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タミヤ 楽しい工作シリーズ No.191 透明プラバン 0.3mm厚 B4サイズ (4枚) 70191

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まずは、大きなところから。一体型マックの場合、回路などをパーツを取り付けるために、筐体内には大きな金属製のシャーシ構造があります。今回は、この構造を活かして、この上にMac miniを置こうと思います。ただ、そのままでは、金属がむき出しなので、Mac miniの外側フレームに傷を付けてしまう懸念があるため、今回購入した透明プラバンで簡易的なカバーを作りました。透明プラバンなので分かりづらいですが、必要な箇所だけカバーする簡易的なモノで、プラスチック専用のボンドで接着しただけです。今回は0.3mmという薄いプラバンを使ったので加工がしやすかったのと、透明なので、作りながら穴を開ける位置もチェックできて、とても便利でしたよ。

続いて、Mac miniの電源ボタンをClassic IIの外側から押す仕掛けを作ってみます。この仕掛けは、一体型マックのモデルによって大きく異る発想が必要だと思います。ただ、今回のClassic IIに関しては、以下の通り、比較的簡単かつストレートなアプローチで実現できました。

で、用意したモノは、シリンジ(自宅にあったもの)とバネ(東急ハンズで購入)、そして”タミヤ 楽しい工作シリーズ No.183 ユニバーサルアームセット (オレンジ) 70183“。ちなみに、ボタンを押す動作を行う仕掛けですので、バネはマストだと思います。この手の小さなバネは、もしかすると、普段使っているボールペンのなかにあるバネで代用できるかも?

モデルによっても仕様が異なるのかもしれませんが、POOHが落札した2014年版のMac miniの電源ボタンって、人間がボタンを押しやすいように、微妙なコーナー部分にあるので、シリンジの先端に付いているゴムがすべり止めの役割も兼ねてくれます。

こちらは、筐体内にシリンジを固定するための構造を、ユニバーサルアームセットの部品を組み合わせて作っているところの写真です。こちらの構造を作る過程では、何度も細かく角度を調整しながら、電源ボタンを押せそうなところを探しながら接着していきました。

ホームページ”THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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