Xcode 6でiOS 8アプリを申請した時に面倒だったこと、あれこれ (2)

先日、Xcode 6とiOS 8の組み合わせでiOSアプリをアップルさんに申請した際、いろいろと面倒が増えたっていうTALKをしたんですが、実はまだまだありました。
先日、TALKした通り手続きを完了して、ホッとしていたところ、殆どのアプリが申請内容をリジェクトされました。え！！

大雑把に解説すると、”IDFA(advertisingIdentifier)”と呼ばれる広告識別子という情報を不用意に利用しないように、っていうプライバシーポリシーに違反している懸念があるので、いま一度、対応方を検討してみて、っていうことだと思います。
これまでも、同じ仕組みで広告をアプリの目立たない場所に掲載していたんですが、最近、プライバシーポリシーの監視が強化されたようで、”AdSupport.framework”というフレームワークを使っていると、とにかくリジェクトという傾向になっているようですね。
個人的には、こういった対応はメチャメチャ面倒なんですが、一方で、殆どのアプリを無料でリリースしている都合、多少なり広告収入で開発費用を賄わないと、個人のお財布的にツライので、ちょっと勇気を出して、アップルのレビュアーさんに、広告掲載のキャプチャー画面を添付して、こんな内容のメッセージを返信してみました。(英語的にはちょっと幼稚な表現かも、ま、とにかく日本人なので…)

で、翌朝、申請が通りました。ふう。勿論、自分自身で、しっかりプライバシーポリシーの順守を確認したうえでの返信だったわけですが、ま、何よりです。ただ、その後、3つのiOSアプリについて、本当に広告だけを表示しているのかデモビデオを撮って、それを見せて、っていうレスがありました。内心、ムッとしましたが、そこは忍耐をもって、簡単な動画キャプチャーを撮って、見てもらい、最終的にはOKをもらいました。えーと、動画キャプチャーに利用したマック側のアプリは、AirPlayを介して、マックとiOS間で動画をキャプチャーする”Reflector”です。このアプリはとっても便利で役に立ってくれますよ。

これで広告周りは全てクリアになったんですが、残るプライバシーポリシー、ガイドラインの項目としては”17.5”項に該当するんですが、特に、ユーザ認証を伴うiOSアプリの場合は、この項目でリジェクトされる可能性が高いようです。ちなみに、この項目は新設だと思います。
POOHの場合は、以下のiOSアプリが、この項目に該当して、一度、リジェクトされました。

この案件に関しては、ショートカットで対応することが難しかったので、POOHの場合は、以下のようなプライバシーポリシー(すみません、英語力が乏しいので…)をiOSアプリの説明文、そしてアプリの紹介ページに掲載して、再度、アップルさんに再審査を依頼しました。で、こちらも、何とか無事に公開してもらいました。

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with using”Yahoo! JAPAN ID” has received approval from the “Yahoo! JAPAN”.

2. In “Yahoo! JAPAN ID Login screen” which is prepared separately by “Yahoo! JAPAN”, there is need for user to agree to the use of this application.

3. After login “Yahoo! JAPAN”, in this application, does not save the password with the “Yahoo! JAPAN ID” in any way entered in “Yahoo! JAPAN ID login screen”.

4. In this application, do not use “Yahoo! JAPAN ID” and password for other purpose in any way.

5. Please manage “Yahoo! JAPAN ID” and pasword by users themselves responsibly.

6. We have used only for the porpose of complementing ID data that are starred in auction information by   “Yahoo! JAPAN ID” on the preferences screen of this appication. In addition, this setting item is optional.
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プライバシーポリシー
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5. “Yahoo! JAPAN”のログインに必要な”Yahoo! JAPAN ID”とパスワードは、利用者自身の責任で管理をお願いします。

6. 本アプリケーションの環境設定画面に入力する”Yahoo! JAPAN ID”は、オークション情報で伏字になっている利用者のIDを補完する目的でのみ利用しています。なお、本設定項目は、必須ではありません。
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そんなこんなで、iOS 8を契機に、iOSアプリの審査がとっても厳しくなっています。個人でiOSアプリを開発している身からすると、こういった対応はかなりツライです。正直。いろいろな事情はあるんだと思いますが、もうちょっと、審査の基準を緩和してほしいんですけどね。なかなか難しいのかな？

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