iPadOS 17で新たにサポートされた外部カメラの接続 (UVC)をアプリ開発に先立ち試してみました
既にご存知のように、iPadOS 17では業界標準のカメラ機器USB通信規格UVCを新たにサポートし、iPadのUSB-Cポートを使って外部カメラを接続できるようなりました。
ちなみに、UVCをサポートしているiPad
iPad Pro 12.9インチ (第3世代)以降
iPad Pro 11インチ (第1世代)以降
iPad (第10世代)以降
iPad Air (第4世代)以降
iPad mini (第6世代)以降 です。
今回、テストで新たに用意したものは、
です。
変換アダプタはアマゾンで検索すると山のように見つかるので迷いますが、評価が高くて安いUSB-C仕様の変換アダプタを選びました。また、HDMIケーブルはとにかく細いケーブルで、将来的にも使えるように8K 120Hzまで対応しているものを選びました。
今回は、テストなのでiPad miniを使用しました。
iPad miniには、”Genki Studio“と”CamX” (いずれも無料)をインストールしてテストを行いました。
まず始めに、M1 MacBook Proに接続したAnker製のハブ”Anker PowerExpand 6-in-1 イーサネット ハブ PD 65W USB-Cポート 4K HDMIポート 1Gbpsイーサネットポート USB3.0ポート搭載 MacBook Pro, MacBook Air, iPad Pro用”のHDMIポートを使って、変換アダプタを介してiPad miniに接続してみました。
接続直後は、iPad miniがM1 MacBook Proのメインディスプレイ、MacBook Progサブディスプレイとして動作します。
“Genki Studio“の方は”Apple Pencil“を表示画面上で使えます。この機能は使い道がありそうですね。
勿論、メインとサブを切り替えることができます。加えて、解像度がデフォルトの1920 x 1080でリフレッシュレートが60ヘルツという点はGOODポイントですし、iPad miniの画面を回転させて表示することも可能です。
macOS標準機能の”Sidecar“との使い分けはあるかと思いますが、UVC形態でマルチディスプレイとして使う場合はそのままでは使用中の充電ができない問題を解決する必要はあると思います。ただ、画面の表示スペック面でUVCを使いたいというニーズはあるはず。
続いて、”Raspberry Pi“のHDMIから変換アダプタを介してiPad miniに接続してみました。
“Raspberry Pi“のディスプレイとしての使い勝手は満点!ディスプレイ表示も綺麗ですし、キーボード入力時の画面表示レスポンスも気になりません。”Raspberry Pi“の場合、何らかの作業時にディスプレイが欲しいことはあっても、常時ディスプレイ表示が必要という場面はないので、iPad miniのバッテリー消費問題も気になることはないと思います。
今回のテストは動作確認レベルなので、来年にかけて自作のiPadアプリを作る意味があるのかどうかの見極めを兼ねて基本的な機能面の確認をした感じです。
具体的な利用シーンまでは想定できていませんが、基本機能を確認した限りでは、是非、自作アプリを作ってみたい!という動機付けにはなりました。
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