LABISTS マジックミラー + Raspberry Pi 4 でマジックミラーに表示するコンテンツをアップグレード!
“LABISTS マジックミラー システムインストール済み 輝度調整可能 モバイルモニター デジタルフォトアルバム スピーカー付き 天気予報時間日付反映 Raspberry Piと接続可能”の続きです。“の続きです。
先日のTALKで、
“LABISTS マジックミラー システムインストール済み 輝度調整可能 モバイルモニター デジタルフォトアルバム スピーカー付き 天気予報時間日付反映 Raspberry Piと接続可能”(以下、
“HM1”)を紹介しました。
本来は、鏡のなかに情報を表示する、というコンセプトの製品なわけですが、実際に使ってみると、個人的には鏡を見る機会はそうそう多くはないので、鏡としての用途も多少残しつつ、フォトアルバムのなかに情報を表示するディスプレイに方向修正しようと思います。
< キオスク端末 + フォトアルバム >
“HM1″は、デフォルトのままではフォトアルバムと情報表示を両立できません。そこで、サードパーティ製のモジュールを活用することにしました。
利用するモジュールは、
“HM1″の一角に写真を表示する”MMM-ImageSlideshow“、
“MMM-ImageSlideshow”をベースに、”HM1″に表示する情報のバックグラウンドに写真を表示してくれる”MMM-BackgroundSlideshow“です。
“MMM-ImageSlideshow“のインストールは、
$ cd ~/MagicMirror/modules
$ git clone https://github.com/AdamMoses-GitHub/MMM-ImageSlideshow
“MMM-BackgroundSlideshow“のインストールは、
$ cd ~/MagicMirror/modules
$ git clone https://github.com/darickc/MMM-BackgroundSlideshow
$ cd MMM-BackgroundSlideshow
$ npm install
といった感じです。
インストールが終わったら、”config/config.js”に設定内容を記載し、ラズパイを再起動します。
設定内容のポイントは、デフォルトの写真は”imagePaths”が示すフォルダに保存されていますので、使い勝手が良いように変更した方が良いかもしれないということと、
スライドショーでの写真の入れ替えがデフォルトでは忙しない雰囲気だったので、”slideshowSpeed”で30秒に設定したところです。
{
module: ‘MMM-BackgroundSlideshow’,
position: ‘fullscreen_below’,
config: {
imagePaths: [‘modules/MMM-BackgroundSlideshow/exampleImages/’],
transitionImages: true,
slideshowSpeed: 30000,
randomizeImageOrder: true}
},
バックグラウンドに表示する写真は、旅先でiPhoneで撮影した思い出の写真にすべて入れ替えました。
< 月齢を表示する >
月齢を表示すると、何となく情報端末っぽい感じになるので、”MMM-MoonPhase“というモジュールをインストールしました。
インストール方法は以下の通りです。
$ cd ~/MagicMirror/modules
$ git clone https://github.com/NolanKingdon/MMM-MoonPhase
$ cd MMM-MoonPhase
$ npm install
“config/config.js”の設定は以下の通りです。
設定内容のポイントは、デフォルトのままだと、月の写真が大きすぎてバックグラウンドの写真の邪魔になるので、”x”と”y”を200から100に変更しました。
{
< 室内の温度と湿度をリアルタイムで表示 >
続いて”HM1″ディスプレイに、室内の温度と湿度をリアルタイムに表示してみます。
今回は、センサーに”OSOYOO DHT22 デジタル 温度 湿度 センサー モジュール デジタル温湿度測定 ArduinoやRaspberry Pi 2 3電子工作用 2個セット“を使用しましたが、”DHT11″でもいけるかもしれません。
ラズパイとのピン接続は、
GND (-) pin 09 (ground)
DAT (out) pin 07 (GPIO04)
VCC (+) pin 01 (3.3v DC Power)
です。
最初に、”MMM-dht22“と”MMM-DHT-Sensor“というモジュールを試してみたのですが、うまく動作してくれませんでした。
結局、”MMM-DHT22“というモジュールが、かろうじて動作してくれました。なお、”Wiring Pi“をインストールすることがマストです。
インストール方法は以下の通りです。
$ cd ~/MagicMirror/modules
$ cd MMM-DHT22
$ chmod 755 dht_var
“config/config.js”の設定は以下の通りです。
{
module: “MMM-DHT22″,
position: ‘”left_right'”
config: {
sensorPIN: 7,
updateInterval: 0.5,
},
},
設定内容のポイントは、”sensorPIN”が通常のピン番号ではなくて、”Wiring Pi“というライブラリで割り当てているピン番号というところ。
このライブラリをインストールした後、
$ gpio readall で”wPi”欄を参照すると、該当の番号がわかります。しかも、Raspberry Pi 4で実行する場合は
$ gpio -v でバージョンを確認し、バージョン 2.52でなければバージョンアップしないと動作しないので注意して下さい。
なかなか面倒です!
上が温度で、下が湿度です。
湿度がドイツ語になっているのが気になる場合は、下図のファイルを修正して下さい。
こんな画面に仕上がりました。バックグラウンドに写真を表示すると、写真によっては情報が見づらくなります。もし、バックグラウンドで写真を表示するのであれば、左右が濃いコンテンツを選んだ方が良さそうです。
< ラズパイのリソース情報を表示 >
“MMM-SystemStats“というモジュールが正常動作するようなので、こちらを採用しました。
インストール方法は以下の通りです。
$ cd ~/MagicMirror/modules
$ git clone https://github.com/leonardokunar/MMM-SystemStats
$ cd MMM-SystemStats/ && npm install
“config/config.js”の設定は以下の通りです。
こちらは特にポイントはなく、モジュールの表示位置以外はデフォルトのまま利用することにしました。
“Raspberry Pi 4“を情報を表示する鏡だけで使うのは勿体ないので、結局、開発用マシンに鏡仕様のディスプレイを接続した感じになっています。
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