iPod Classicの修理初体験!途中失敗する場面もあったけど楽しく改造作業を体験できたよ! (3)
“iPod Classicの修理初体験!途中失敗する場面もあったけど楽しく改造作業を体験できたよ! (1)”
“iPod Classicの修理初体験!途中失敗する場面もあったけど楽しく改造作業を体験できたよ! (2)”の続きです。
先日のTALKで、ポータブルオーディオプレーヤの名器 “iPod Classic”の修理・改造に成功したので、その成功体験の勢いを借りて、第5世代の”iPod Classic”を4台まとめてヤフオクで落札しちゃいました。送料を除く、1台当たりの落札額はおよそ1,300円也。修理・改造の素材としては、リーズナブルな出費だと思います。
筐体が厚いタイプの”iPod Classic”が2台。ご覧の通り前面のハウジングは液晶ディスプレイ部分を含めてヒビが入っているので、ハウジングとクリックホイールを交換する必要があります。”iPod Classic”の動作とバッテリーの充電、そしてコストが高い液晶ディスプレイの表示は問題ないので、表面のリペアだけで何とかなりそう。
とは言え、裏面は細かな傷が付いていて、交換するかどうか悩むところです。
続いて、筐体が薄いタイプの”iPod Classic”が2台。ホワイトの方はわざわざリペアする必要はなさそう。”iPod Classic”の動作とバッテリーの充電、そしてコストが高い液晶ディスプレイの表示も問題ありませんでした。
ブラックの方は前面のハウジングとクリックホイールは交換、残念なことに液晶ディスプレイの一部が破損していました。普段遣いレベルだったら、この程度の破損でも不都合は感じませんが、コレクションあるいは将来の売却を考えると、この機会に液晶ディスプレイは交換しておいた方が良さそうです。
こちらも、裏面は細かな傷が付いていて、交換するかどうか悩むところです。
今回は、筐体が薄いタイプの”iPod Classic”を使って、修理・改造にトライしてみようと思います。なお、厚いタイプの方は必要な部品などが揃ってからということで、後日TALKする予定です。
< 前面パネル、バッテリー、液晶ディスプレイを交換します >
筐体が薄いブラックの”iPod Classic”の前面パネルと液晶ディスプレイを交換します。それと、ハウジングを開ける序でに、バッテリーも交換することにします。
修理・改造作業のポイントについては、前回のTALK (“iPod Classicの修理初体験!途中失敗する場面もあったけど楽しく改造作業を体験できたよ! (2)”)をご覧下さい。
今回は、前面、背面どちらのハウジングも、前々回TALK (“iPod Classicの修理初体験!途中失敗する場面もあったけど楽しく改造作業を体験できたよ! (1)”)で修理に失敗した”iPod Classic”のハウジングを流用しました。
“変換名人 CFカード → 東芝/日立1.8″IDE変換アダプタ ZIF CFIDE-ZIFIB“は新規購入しましたが、今回はマイクロSDカードではなく、手元に余っていたCFカードを使ってみることにしました。データの転送速度はSDカードより高速なので、CFカードの利用で支障がなければ、残りの”iPod Classic”にも応用できそうです。
液晶ディスプレイを交換する場合、前面パネルを取り外す必要があるのですが、交換作業後、前面パネルを元に戻す際、クリックホイールがうまく噛み合わないくて苦労します。そこで、”3M スコッチ テープ メンディングテープ“などでクリックホイールを仮固定したうえで、前面パネルを取り付けると楽ちんですよ。ちなみに、普通のセロテープだと、”iPod Classic”の前面パネルを覆っている薄いコーティングが剥がれてしまう恐れがあるので、出来るだけ粘着力が少ないテープがオススメです。
動作確認も無事に終わり、ハウジングを閉じようと思ったところ、あれ?上部のパネルが閉まらないぞ!そうなんです、筐体が薄い”iPod Classic”には、3.7V 850mAhの厚いバッテリーパックが収納できません。
仕方がないので、もともと使用していたバッテリーパックと交換しようとした時に、またまた悲劇が起きてしまいました。始めて作業した時に体験したバッテリーコネクターが取れてしまいました。
こんなこともあろうかと思い、バッテリーコネクターを買ってお来ました。左が新品のコネクター、右や取れてしまっったコネクターです。写真では分かりづらいと思いますが、取れてしまったコネクターは接点部分が破損しています。こうなってしまうと、バッテリーの充電ができません。
赤枠のなかに5個の端子が見えるでしょうか?この部分にコネクターをハンダ付けしなくてはなりません。あまりに小さくて狭い部分なので、人間の手ではハードルがとても高いのは一目瞭然。
無理を承知で、不慣れなハンダゴテでコネクターを取り付けてみましたがダメでした。んんん、バッテリーコネクターの破損は、素人工作レベルの人間には命取りだなあ…
このまま失敗!っていうのも気持ちが悪いので、後日アプローチしようと思っていた厚い方の”iPod Classic”から基盤を拝借して、どうにかこうにか修理?を完了しました。この”iPod Classic”は”64GBのCFカード“を内蔵したやつですが、とっても快適に音楽再生してくれています。カメラマニアの方で、使わなくなったCFカードが手元にあれば、是非再利用してみて下さい。転送速度も早いし、出費も抑えられるのでオススメです。
< iPod Classicの裏面を磨いて綺麗にしてみましょう >
気を取り直して、”iPod Classic”の裏面ピカピカ作戦に気持ちを切り替えることにしましょう。
ネットで調べてみたところ、”iPod Classic”の裏面を綺麗な状態に復活させる際に良く使われているアイテムは
“SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 メッキクリーナー 125ml 09033 [HTRC3]“と、
“アサヒペン 金属みがき ピカピカン 70G“らしいです。
金属を磨くというキーワードで有名なのは”ピカール 金属磨き 300g“ですが、”iPod Classic”には適していないようです。
今回は、ホームセンターでも普通に売っている”アサヒペン 金属みがき ピカピカン 70G“を使って、”iPod Classic”の裏面を磨いてみようと思います。
缶のなかには綿が入っているので、適量をちぎって使うそうです。
作業上の注意ポイントですが、金属を磨くと、手も綿も真っ黒になります。作業前に、汚れても良いように準備をしてからどうぞ。
10分ぐらい磨いたりボロ布で吹いたりを繰り返すと、かなりピカピカに復活します。細かい傷や擦れまでは直せないですが、全体に金属特有の輝きが戻るので磨く価値が十二分にありますよ。
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