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こんな時だからこそ、アップルの名器 iPod ClassicとAirPods Proでお気に入りの音楽を楽しんでいます

公開済み 2020年5月21日 · 更新済み 2020年4月17日

自宅にいる時間が長くなると、限られた空間でどうすれば少しでもリラックスできるのか、自分なりの工夫が必要です。

POOHの場合は、家でゆっくりできるからこそできる事として、ここ数年頭の片隅で気になっていた自作iOSアプリの開発、少しでも自然に触れたいということで狭いベランダのガーデニング、そして落ち着いたサウンドのBGMを楽しむ、といったところを実践しています。

そんななかで、今回のTALKでは、3つ目の工夫ということで、柔らかな音質のサウンドをお部屋をBGMで満たす取り組みをしてみました。

出来ることなら、お金をかけて高級なスピーカーでアナログな音楽を鳴らしたところですが、ま、そんな余裕もないので、今回は10年以上前に一斉を風靡したアップルの”iPod“で、最新技術でクリアなサウンドの先駆けとなったちょっとレトロな音質で懐かしい音楽を楽しむことにしました。

一言で”iPod”と言っても、いろいろな世代が過去に発売されたわけですが、今回着目したのは、故スティーブ・ジョブズ氏が最高のクォリティと評した第5世代と第6世代の“iPod Classic”を、ヤフオクとメルカリで探してみることにしました。

ヤフオクは”iPod”の出品数は多いのですが、何分オークションなので、状態が良さそうな”iPod”は相応の値段になってしまいます。それに比べて、メルカリは多少の値段交渉はするものの基本即決なので早いもの勝ち。しかもフリマなので、状態が良いものでも全体的にお手軽な値段で購入できます。(“iPod Classic”はいまでもかなりの人気アイテムなんです。)

2週間ぐらい粘った末、メルカリで驚くほど状態の”iPod Classic”を2台セットで購入することができました。お値段は、送料を除くと、概ね1台 3千円ちょっと。

パネルや液晶ディスプレイの状態が良いのは勿論のこと、最新のソフトウェアがインストール済みで、全て正常に動作しました。

左が第5.5世代 (2006年9月発売)、右が第6世代の”iPod Classic” (2007年9月発売)です。厚みがぜんぜん違います。

裏面は鏡面加工されたステンレスで、細かな擦れはあるものの13〜14年前の製品とは思えない美しさです。最新デバイスには、こういった工業デザイン的な素晴らしいさが欠けているように思います。やっぱり、ジョブズ時代の製品は、性能云々というより持っている喜びがじわじわ伝わってきますよね。

こんなに古いガジェット、いまでも使えるの？と思うかもしれませんが、実は最新の”macOS Catalina“でも全く違和感なく使うことができるんです。この点も驚きです。WindowsやAndroidではとても考えられない下位互換性です。素晴らしい！

こちらが、”macOS Catalina”の”Finder”で”iPod Classic”をマウントしている状態です。最新の”iPhone”と見分けが付かないでしょ？

レトロなガジェットなのでストリーミングサービスは使えないけど、手元にある音源であれば同期することが普通にできます。かなりの曲数を同期したんだけど、80GBの内蔵ディスクでもぜんぜんOKといった感じです。

現在は、”iPod Classic”に”Twelve South AirFly Pro“を挿して、“AirPods Pro”で音楽を楽しんでいます。10年以上の時代差があるガジェットが、何の支障もなく使えるって、実のところ凄いことだと思います。

実際に音楽を聴いたところ、個人的には第5.5世代と第6世代で音質の差は感じませんでした。いま風のガジェットで聴く音楽と比べて、刺々しさがない柔らかなサウンドは、とても癒やしになります。長時間、聴いていてもストレスが全くありません。んんん、これこれ、これだよ！という感想の一言に尽きます。もしかすると、今年買って良かったガジェットの第一位かもしれません。