昨年末に開催されたMac All-Star Kitで購入したmacOSアプリを一挙レビュー Fantastical 2, DaisyDisk, Aurora HDR ’19ほか
昨年末のBlack Fridayに合わせて開催された”Mac All-Star Kit“で販売されたmacOSアプリのパッケージは、とにかく物凄くクォリティの高い内容でした。
加えて、販売価格も通常販売価格の何と82%オフということで、このタイミングに購入した方も多かったのではないでしょうか。
そんなわけで、じっくり一月以上使ってみた感想などを交えて、一挙にレビューしてみようと思います。
< Fantastical 2 >
“Fantastical 2“は、App Storeで販売されているカレンダーアプリのなかで最強といって間違いないアプリです。アップル社の評価も高く、Apple Design Award Winner、Apple Design Award 2015、App Store App Of The Year、Apple Editor Featured Appと、多くの賞を受賞しているアプリです。
兎にも角にも、メニューバーに常駐するアプリなので、カレンダやリマインダーを一発で表示できるのが便利です。しかも、ショートカットキーでカレンダを表示することも可能です。
カレンダの情報は、iCloud, Google, Exchange等のアカウントで共有できますので、仕事でGoogleやExchangeを使っている方は、一括管理ができて重宝すると思います。
イベントやリマインダーの入力はとっても簡単です。ユーザの好みによると思いますが、場所の自動入力機能は個人的には気に入っています。
自宅から目的地までの移動時間を見込んだ”出発時刻”という通知を設定できます。
イベント通知の際、下図のように移動に必要な所要時間の目安がイベントの通知画面に追加されます。
イベント情報内の地図をクリックすると、アップルの地図アプリ (“マップ”)やGoogleの地図ページを表示できるので、ルート検索などに便利だと思います。
フルサイズのカレンダも表示できます。
全体的にシンプルで操作性の良いアプリに仕上がっているので、アップリ純正のカレンダーアプリから切り替える価値があると思います。決して高機能なアプリではないので人によっては物足りなさを感じるかもしれませんが、マニュアルがなくても、すぐに使い方をマスターできるので、個人的には素晴らしいアプリだと思います。流石、アップル社のDesign Awardを受賞した実績のあるアプリだと思います。
< PDF Expert 2 >
“PDF Expert 2“は、その名の通り、PDF編集アプリです。こちらも、1,000,000+ Users Worldwide、App Store App Of The Year、Apple Editor Featured Appといった賞を受賞しているアプリです。
スイマセン。個人的にはPDFファイルを扱う場面が全くと言って良いほどないので、このアプリに関してはレビューできません。仕事などでPDFファイルが不可欠といった方は、製品のHPなどで詳細をチェックして下さい。
< Aurora HDR ’19 >
“Aurora HDR ’19“は、いま話題の”Luminar 4“と同じ開発会社が販売している高度なHDR写真エディターアプリです。こちらも、2017 App Of The Year、Apple Editor Featured Appといった賞を受賞しているアプリです。Photoshopみたいに細かなレタッチもできますが、既に用意されているLooksやプリセットコレクションから好みの現像パターンをワンクリックするだけで、あっという間に高品質なHDRフォトに現像できるのが凄いところです。いくらスマホのカメラが高性能になったからと言っても、このアプリを使ってみれば、まだまだ撮った写真が良くなる余地があるだと実感できるはずです。お値段はちょっと高めですが、プロの現像ノウハウをお手軽に手に入れことができるので、一度使ってみる価値はあると思います。
Webで販売しているバージョンだと、アップル純正の”写真”、”Adobe Photoshop”、”Adobe Lightroom”のプラグインとしても利用できるそうです。
こちらは、アップル純正の”写真”アプリからAurora HDRをロードして写真を編集しています。
実際に、昨年末に撮影した都内の紅葉をAurora HDRで編集してみます。
こちらは、”Adobe Lightroom”の自動補正で現像した写真。
で、その写真をベースに、Aurora HDRで編集した写真です。決して大袈裟な演出はなく、より紅葉の美しさを際立たせたインパクトのある写真に仕上げることができました。
< WALTR 2 >
“WALTR 2“は、マック上に保存している写真や動画ファイルをドラッグアンドドロップ操作だけでiOSデバイスに高速伝送するツールです。こちらのアプリは、500,000+ Users Worldwideということで豊富な販売実績を誇っています。
始めて使う時はLightningケーブルでiOSデバイスとマックを接続する必要がありますが、設定パネルでWiFi接続を有効化すれば、次回以降はWiFi通信のみで利用できます。
使い方は簡単で、iOSデバイスに保存したい動画ファイルや音楽ファイルなどを中央に表示されたアイコンにドラッグアンドドロップするだけです。”AirDrop“と同じ使い勝手です。
ファイル形式の変換、所定のiOSアプリへの転送が可能なファイルは次の通りだそうです。
動画ファイル:MKV、AVI、MP4、MOV、MPEG、m2ts、3GP、WMV、H264、H265、他
オーディオファイル:MP3、FLAC、APE、ALAC、AAC、AIFF、WAV、WMA、OGG、OGA、WV、TTA、DFF、他
その他:PDF、M4B(オーディオブック)、M4R(iPhone着信音)
ファイルをドラッグすると、アートワークとメタデータをインターネットから自動的に取得。
転送速度はかなり早いです。
転送が完了。
クラウドサービスの浸透でローカルに保存している音楽や動画ファイルを転送するという需要は減ってはいると思います。とは言え、自分で撮影した家族の動画やクラウドサービスではダウンロードできないレアな作品など、まだまだ、このアプリの活躍シーンはあると思います。
< DaisyDisk 4 >
“DaisyDisk 4“は、ファイルを可視化して整理するディスクユーティリティです。こちらも、2017 App Of The Year、Apple Editor Featured Appといった賞を受賞しているアプリです。
このアプリでは、分かりやすいグラフィックで可視化したディスクの中身を、ユーザ自身が気になる部分をドリルダウンしながら不要なコンテンツを削除することで、直感的にディスクを整理できます。
基本的な操作手順ですが、まずはユーザ領域を選択します。
外側の円になるにつれ、フォルダが深くなっていくイメージです。
一番深いところまでドリルダウンしたところです。
このアプリが素晴らしいところは、コンテンツの内容をその場で閲覧できる点です。これなら、誤って残したいコンテンツを削除してしまう心配はありませんね。
直感的な操作でディスクの整理が終わったら、最後にファイルを削除します。他のユーティリティのように自動的に不要と思われるファイルを削除するというアプリではありませんが、よくよく考えてみると、直感的にディスクを多く消費している部分にフォーカスすることで、不要なファイルを自身でチェックしながら整理していけるので、それなりに大きな効果を期待できますし、何より安全な整理方法だと思います。半年ぐらいに一度のペースで、ディスクの掃除をするには良いアプリだと思います。
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