当面の間はmacOS Catalinaにアップデートしたくない場合にやっておくべき対策など
以前のTALK (“次期 macOS Catalinaで使えなくなるアプリ対策~T2 セキュリティチップ搭載の最新Macは要注意!”)でも話した通り、最新の “macOS Catalina”では、32-bitアプリのサポートが終了になります。そのため、我が家にある5台のMacのうち、MacBook Airだけは”macOS Mojave“のままにしておかないと、”iWeb“で編集している”お宿・ホテルのレビュー“の掲載を継続できなくなってしまいます。将来的はレビューを継続するかどうか決断すべきタイミングが来ると思いますが、少なくとも今年いっぱいは続けていくつもりです。
そんなわけで、当面の間、“macOS Mojave“環境を確実に維持するための対策をいくつかまとめておくことにします。
< macOS Catalinaにアップデートするかどうか? >
なにはともあれ、自身のマック環境を “macOS Catalina”にアップデートしても良いのか見極める必要があります。
“macOS Catalina”にアップデートする直前、インストール用アプリではアップデータすると利用できなくなるアプリをピックアップしてくれます。でも、この画面に表示されるアプリの他にも、アップデータすることにより正常に動作しなくなる可能性のあるアプリがあります。
以前にも紹介した”Go64“で、アプリ内部で使用しているモジュールやプラグインなども対象にした32-bitソフトウェアの有無をしっかりチェックしておく必要があります。
一覧リストで32-bitソフトウェアが検出されたら、画面下のファイルパスを参考に、既に利用していないアプリのモジュールを削除しておくのも良いかもしれません。
< ソフトウェア アップデートを制限する >
macOSのアップデータは、“macOS Mojave“以降、”システム環境設定”の”ソフトウェア アップデート”を介して行われます。何も対策を講じておかないと、不用意にmacOSがアップデートされてしまうリスクがあります。
そこで、以下のコマンドを”ターミナル”で投入しておくと、“macOS Catalina”へのアップデートそのものを抑止することができます。
softwareupdate --ignore "macOS Catalina"
そうすると、“システム環境設定”の”ソフトウェア アップデート”では、“macOS Catalina”へのアップデートの関する通知などを行わなくなります。
また、何らかの対策を講じた結果、“macOS Catalina”へのアップデートを行えるようになったら、
softwareupdate --reset-ignored "macOS Catalina"
とコマンド投入して下さい。
< 万が一に備えてmacOS Mojaveのインストーラを保管しておく >
最後に、万が一の事態に備えて、“macOS Mojave“のインストール用アプリを手元に保管しておくのも良いかもしれません。
“Safari”で以下のURLを開きます。
https://apps.apple.com/jp/app/macos-mojave/id1398502828?mt=12
すると、”App Store”アプリが自動的に起動し、“macOS Mojave“のインストール用アプリのダウンロード・ページに移動できますので、”入手”ボタンをクリックします。
“macOS Mojave“のインストール用アプリのダウンロードがスタートします。
“macOS Catalina”環境でダウンロードすれば、ダウンロードしたアプリは自動的に起動しません。
ダウンロードしたアプリは、”アプリケーション”フォルダに保存されますので、別のフォルダに移動させて保管して下さい。
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