次期 macOS Catalinaで使えなくなるアプリ対策〜T2 セキュリティチップ搭載の最新Macは要注意!

次期 “macOS Catalina”では、32-bitアプリとQuickTime 7やJava 1.6 Appleなどを含むフレームワークのサポートをが終了になります。

ですので、現時点(macOS Mojave)で、32-bitアプリを起動すると、時折、以下のようなメッセージが表示されます。

macOS Catalinaのインストーラでは、32-bitアプリを一覧表示して、これらのアプリが使えなくなるけどいい?といった確認手順が追加になるようですが、実際のところ、そのタイミングで警告されても、具体的な打ち手はなく、引き続き32-bitアプリを使いたいならmacOSのアップデートを諦めるしかありません。

では、実際、どのようなアプリが32-bit版なのでしょうか?

POOHが愛用している”iWeb“もそのうちのひとつです。このアップル純正アプリは、2011年に開発を終了してしまったレトロなアプリなんですが、POOHがネットに公開しているお宿の宿泊レビュー (“https://min2club.com/talk/tour/”)は、このアプリを使っているので、利用できなくなるイコールレビューの公開中止という流れになってしまいます。

また、”Fetch“という老舗のFTPクライアントも、ホームページやブログのメンテに使っているので、出来れば使い続けたいアプリのひとつです。

幸い、”Fetch“に関しては、以前愛用していた”Cyberduck“がいまでも健在。基本フリーソフトですが、最低10ドルからのドネーションで気持ちよく使えるので、これを契機にスイッチすることにしました。(App Storeでも購入できますが、2,900円とお値段的にちょっと高めかも。)

大量の写真や動画を管理している方たちの御用達”PROMISE Technology“の”Pegasus“専用の”Promise Utility”は、ディスクのRAID構成、ファームウェアのアップデート、装置の診断などで不可欠なユーティリティです。

このアプリは一見すると64-bitなのですが、アプリ内部で使用しているモジュールに32-bitのものが含まれているようです。このアプリは代替品がないので、近々のアップデートを期待したいところです。

 

先日リリースされた”Go64” (フリーウェア)を使うと、マックにインストールしているすべてのアプリを対象に、32-bit/64-bitいずれかなのか簡単にチェックすることができます。このアプリを使って、事前に現状をチェックしておくと良いかと思います。

現時点では、アップル純正の”GarageBand“やアマゾンの”Kindle“なども32-bitアプリであることが分かります。

また、一見すると64-bitアプリですが、内部で32-bit版のモジュールを利用しているアプリがあることも分かります。

POOHのiMac環境を例に実行してみると、903個あるアプリのうち、何と123個が32-bitアプリ(13%)という結果でした。32-bitアプリのなかには、製品のインストーラや過去に開発したiOSアプリのモジュールなども含まれているので、実用面で支障がありそうなアプリは1桁ですが、そうは言っても静観していられる数ではありません。

時代の流れを汲んで、すべて新しいアプリやクラウドサービスなどに乗り換えるのが一番の策なんですが、現時点で”iWeb“に代わる納得のソリューションは見当たらないので、当面の間は使い続ける方向で検討するしか手がなさそうです。

そんな個人的な事情もあって、今年の秋にmacOS Catalinaがリリースになっても、32-bitアプリが動作するOS環境、つまりmacOS Mojaveをいつでも使えるよう準備を進めることにしました。ちなみに、各マック本体の内蔵SSDにmacOS Catalinaにアップデートしないという選択肢は個人的にはありません。

 

<どのマックでも利用できるようにしたい>

一番イマ風のやり方としては、内蔵SSDを大容量タイプのものに換装したうえで、”APFS“のコンテナー機能を活用して、1本のSSDに複数のOS環境をインストールする方法があります。但し、最新のマックはどれも換装作業が容易ではありませんし、特定のマックでしかmacOS Mojaveを使えなくなります。そうなると、仮にマック本体にトラブルが生じたり、買い替えたりすると、その時の対応がとても面倒です。

とは言え、ここ最近のトレンドになっているSSD価格の下落傾向の流れに乗らない手はないので、複数のマックでmacOS Mojave環境を利用できる外付けSSD方式を採用することにしました。

今回容易したアイテムは、

Crucial SSD 250GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 9.5mmアダプター付 CT250MX500SSD1/JP

【USB3.1 Gen2】ORICO 2.5インチ USB-C HDD ケース USB3.1 Gen2 6Gbps高速転送 透明 ハードディスクケース 4TBまで 9.5mm/7mm HDD/SSD対応 C-Cケーブル付属 シルバー 2139C3-G2

です。

250GBのSSDの購入価格が4千円台です。将来もっと安くなる可能性はあるものの、売れ筋の製品が4千円台であれば十二分にリーズナブルだと思います。秋葉に行けば、激安SSDを買えるみたいですが、OS環境をインストールする目的なので、定番で安心感のある製品にしました。なお、SSDの容量に関しては、以前、Mac miniを購入した際に検証 (“Mac mini (Intel Core i3 16GB メモリ/256GB SSD) セットアップ〜ファーストインプレッション“)した経験値があるので、今回の用途であれば250GBが最適だと判断しました。

それから、SSDのケースに関しては、OS環境をインストールするので、少しでも高速化が期待できるUSB 3.1 Gen2仕様の製品をチョイスしました。

 

<SSDをセットアップ 初期化まで>

まずは、SSDをケースにセットします。特段、難しいことはないのですが、ケースを保護しているセロハンの剥がしと、ケースの開け方(スライド式)に手間取りました。

 

続いて、SSDを初期化します。

マックに接続すると、下図のようなメッセージが表示されるので、”初期化…”ボタンをクリックします。

“ディスクユーティリティ”アプリが起動するので、SSDを選択して”消去”ボタンをクリックします。”フォーマット”は”APFS”、方式(表示される場合)は”GUID パーティションマップ”を指定します。設定内容については、”Mac のディスクを消去する方法“を参照して下さい。ざっくり言うと、”macOS High Sierra”以降は”APFS”がデフォルトだそうです。

AmorphousDiskMark“で、データの読み書き速度をチェックしておきます。ま、概ね、カタログ性能値?っていうところでしょうか。

<macOS Mojaveをインストール>

“App Store”アプリで”macOS Mojave“をダウンロードすると、

“システム環境設定”の”ソフトウェア・アップデート”経由でダウンロードが始まります。

ダウンロードに使用したマックのmacOSが最新版ですと、下図のような画面に切り替わり、しばらくするとお馴染みのインストーラ画面が表示されます。

インストーラ画面の”すべてのディスクを表示…”ボタンをクリックして、macOSをインストールする外部SSDを選択します。

インストールが始まり、しばらくすると下図のようなメッセージ画面が表示され、インストールが中断してしまいました。

詳しい内容は”起動セキュリティユーティリティについて“をじっくり読んでほしいのですが、ざっくり言うと、Apple T2 セキュリティチップを搭載した最新のマックの場合は、”起動セキュリティユーティリティ”という特別なアプリを使って、外付けディスクやSSD等から起動できるようにセキュリティレベルを下げてあげる必要があります。具体的には、”起動セキュリティユーティリティ”画面の”外部起動”項目で、”外部メディアからの起動を許可”を有効にした後、再起動するといった手順になります。

再起動後、macOSのインストールが始まります。

インストールが完了すると、移行用のアシスタントが表示されますので、インストールに使用しているマックの内蔵ディスクを選択すれば、簡単にアプリやデータを外付けSSDに転送することができます。

以上の作業が完了すれば、外付けSSDにインストールした”macOS Mojave“を、”システム環境設定”の”起動ディスク”で起動できるようになります。

これで、“macOS Catalina”がいつリリースされても、32-bitアプリを継続して利用できる環境を確保できました。

作業後、当該マックで外部メディアからの起動を予定していない場合は、”起動セキュリティユーティリティ”画面の”外部起動”項目で、”外部メディアからの起動を許可しない”を有効にすることをお忘れなく。なお、”外部メディアからの起動を許可しない”を有効にすると、”システム環境設定”の”起動ディスク”で外部メディアを選択できなくなります。

 

また、先にダウンロードした”macOS Mojave“は、”アプリケーション”フォルダに残ったままです。ファイル容量が6GBほどあるので、インストール作業が終わった後は削除しておいた方が良いと思います。

それと、これは個人的な環境の問題かもしれませんが、上記の作業をMac mini (Apple T2 セキュリティチップ搭載)で実行しようしたところ、”macOS Mojave“のインストール開始直後に外付けのディスプレイがブラックアウトしてしまい、以降、画面が表示されない現象が発生していまいました。(もしかすると、変換アダプタを介して外部ディスプレイを接続しているケースだと支障があるのかも?) 結局、MacBook  Air (Apple T2 セキュリティチップ搭載)で再実行して事なきを得た感じです。原因はハッキリ分かっていませんが、外付けディスプレイを接続して運用している場合は気をつけた方が良いかもしれませんね。

既にお話しましたが、Apple T2 セキュリティチップを搭載した最新のマックに関しては、以前のように簡単に外付けの起動用ディスクを作成することができなくなっていますので、ゆとりを持って準備しておいた方が良いと思います。タイミングとしては、やはりSSD製品が安く買える時期に対応しておいた方が良さそうですね。

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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