macOSのハードディスク問題とディスク交換など BUFFALO 外付けハードディスク 4TB 玄人志向 USB3.0接続ドッキングステーション
最近、macOS環境 (macOS Mojave) で困っていることがあります。
スリープを解除すると、USB接続している外付けディスクが不正な取り出しというエラーになってしまうんです。MacBook Airでは、エラーは発生するものの外部ディスクは自動的に再接続されているので、エラー表示が鬱陶しいといった感じ。でも、iMac Proでは、再接続されずアンマウントされたままなので、再接続するためにマック自体をリスタートする必要があり、こちらの方は甚だ面倒です。加えて、iMac Proに接続していたハードディスクの1台が頻繁なアンマウントの影響なのか、心持ち安定感がなくなってきた(アクセスランプが常に点滅状態)ので、ハードディスクを入れ替えることにしました。
(1) ディスクの不正な取り出し問題への対処
自身の経験値とネット検索の結果、ズバリ!解決といった対策はなさそうです。はやり、アップル社がこの問題に目を向けてくれないと何ともなりそうにありません。ただ、何もしないというのもストレスが溜まるばかりなので、いくつか対応をしておくことにします。
・システム環境設定の省エネルギー項目で、”可能な場合はハードディスクをスリープさせる”をオフにする
理屈のうえでは、これで勝手にアンマウントされないはずなんですが、実際のところ、私の環境では効果がありません。
・NVRAM または PRAM をリセットする
ネット検索すると、”Mac で NVRAM または PRAM をリセットする“すれば症状が治るという情報が多数ヒットするので試してみたのですが、こちらも私の環境では効果がありません。
・USB 3.0あるいはUSB-Cで外部ストレージを接続する
ネット検索すると、USB 2.0接続だとエラーが発生しやすいとか、ハードディスク製品に依存するとか、諸説いろいろあるようです。
個人的な経験から、確実に言えるのは、USB-C接続のストレージ、例えばSSD等は勝手にアンマウントされません。一方、USB 3.0接続だからといって大丈夫というわけでもありません。また、USBハブ経由だとエラーになるという説もありますが、これも状況は様々なので決め手にはなりそうにありません。とは言え、この問題への抜本的な対処にはならないまでも、ハードディスクであれば、データの転送速度を向上させる意味でも、USB 3.0接続に統一した方が良さそうな気はします。後、ディスクのフォーマットを”APFS“に変更してみるというアイディアもありますが、技術的な根拠が希薄なので…
(2) ハードディスクの入れ替え
iMac Proに接続していたハードディスクの挙動がイマイチになってきたので、念のために新しい製品に入れ替えることにしました。
対象のハードディスクは、”Time Machine”専用ディスクなので、容量的には3〜4TBあれば十分といった感じです。でも、実際に調べてみると、4TB程度のハードディスクって、製品的にこれだ!と思える製品がなく、どれを買っても然程の違いはなさそうです。
ま、強いて言えば、これまで使っていたディスクメーカーとは違う製品にしてみようということと、価格的に1万円前後の製品という基準で選んだのが、“BUFFALO 外付けハードディスク 4TB テレビ録画/PC/PS4対応 静音&コンパクト 日本製 故障予測 みまもり合図 HD-AD4U3”です。
最近のハードディスクは、テレビ番組の録画を意識した製品が多いためか、リビングルームに置いても存在感が少ないコンパクトサイズです。しかも駆動音は極めて静かです。ただ、アクセスランプがチカチカして鬱陶しくないよう、アクセスランプが装置の裏面に配置されているため、PC接続時にはちょっとなあといった印象です。
それと、細かい点ですが、一見すると電源アダプタが小型なのでいいなあと思ったのですが、実際に電源タップに入れてみると、写真の通り、タップの口に対して90°方向に挿さなくはならず、これだ不必要に場所を取っちゃうなあといった感じです。
この製品には、S.M.A.R.T.情報によりハードディスクの監視/診断をしてくれるアプリが付属しています。macOS版も用意されているのでインストールしてみました。
インストールの途中、例によって、macOSのセキュリティによるガードにかかってしまったので回避。
その後、何度からリトライしたり、”最新版“をインストールし直したりしたのですが、インストールできないみたい。
でも、アプリはインストールされていたので、動作確認したみたのですが、正常に動きませんでした。んんん、なんだかなあ~。
そうこうしていると、障害が発生していた旨のお知らせが掲載されていたので、最新版を再インストールしてトライしてみましたが、
エラーメッセージの内容に変化はあったものの、やはり正常に動作してくれませんでした。
というわけで、メーカーさんのサポートに問い合わせてみたところ、最初のうちは、障害絡みじゃないでしょうか?というモードだったのですが、こちらから詳しい情報をお伝えした結果、どのような対応策があるのか検討しますという回答を頂きました。現時点では、その回答待ちといった感じです。
とは言え、肝心なハードディスクは何事もなく稼働してくれているので、まずは良しとしましょう。
ちなみに、外付けディスクを入れ替えてはみたものの、iMac ProのUSBポートに直接接続しているのにも係わらず、スリープからのアンマウント問題は一向に改善の兆しがありません。アップルさん、何とかして下さいな!
USBでiMac ProのiTunesに接続しているiPhoneも同様にアンマウントされてしまい同期処理が失敗。一旦、USB周りのデバイスがアンマウントされると、ディスクであろうとiPhoneであろうとCFカードリーダーであろうと、全て接続が切れてしまうので、多分、USBコントローラーがスリープ時にオフラインになっているんだと思います。
(3) 取り外したハードディスクをチェック
これまで愛用してきた外付けディスクを廃棄するため、製品を解体してみたら、Western Digital製のスタンダードモデル(WD Blue)でした。回転数が5400rpmながら、市販で買うと8千円ぐらいするので、もしかして使えないかなあということで、動作確認をしてみることにしました。
動作確認用に用意したのが“玄人志向 USB3.0接続ドッキングステーション 12TB対応 KURO-DACHI/ONE”です。2千円以下で買える製品なのですが、3.5インチと2.5インチそれぞれのSATAディスク (12TBまでサポート)とSSDに対応していて、しかもUSB 3.0仕様なので、かなりコスパが高いと思います。動作確認用として1台手元にあると便利かもしれませんね。
早速、取り外したハードディスクをセットしてみたところ、全く問題なく動作(2TB程度のコンテンツを読み書きしてみました。)し、ツールで検証した結果、エラーは検出されませんでした。iMac Proで動作が安定しなくなったのは、ハードディスクのSATA基板部分のトラブルだったのかもしれませんね。
現状、具体的な用途があるわけではありませんが、まだまだ使えそうなので、何かの予備ということでストックしておくことにしました。
(4) 余談ですが…
今回、新しいハードディスクとドッキングステーションをアマゾンで購入後、同一日に配送してもらったところ、
ということで、配送状況の確認画面では、未だ届いていないことになっています。これって、放置しておくとどうなるんだろう?
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p.s> 2019年3月22日追記。
みまもり合図が正常に動作しない不具合に関しては、メーカーさんのサポート窓口と何度もやり取りをし、結果、原因不明ということでインシデントをクローズということになりました。
但し、回避策として、マックを起動後、一旦、外付けディスクのUSBを手順通りに抜いた後、再びUSBケーブルを接続し直したうえで、みまもり合図を起動すれば、正常に情報を表示できることは確認できました。ま、面倒ですが、全く機能しないよりはマシといった感じです。
ディスクの不正な取り出し表示に関しては、対処療法として、”省エネルギー”で”ディスプレイがオフのときにコンピュータを自動でスリープさせない”項目を有効にしておくと、iMac Proに関してエラーは発生しなくなりました。とは言え、MacBook Airに関しては、相変わらずエラー表示が続いています。
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