iOS12のショートカットを使ってRaspberry Piをリモート操作、これは快適!! (1)
“iOS12になって一ヶ月経つけど一番便利だと思う新機能はSiri ショートカットだと思う”
“ラズパイ標準カメラをApple Homekit対応にして自宅でビデオ監視をできるようしてみましょう“の続きです。
先日のTALKでは、”iOS12“の新機能”ショートカット”、とりわけ”Siriショートカット”にフォーカスしましたが、”ショートカット”はiPhone周りの機能に限らず、”Raspberry Pi“のような外部機能もショートカットできることが分かったので、今回はその辺りをTALKしようと思います。
(1) SSH経由でスクリプトを実行 (まずは簡単な接続テストから)
今回は、App Storeからダウンロードする”ショートカット”アプリを使用します。このアプリの詳しい使い方については、”ショートカット ユーザガイド“をご覧下さい。
(a) Raspberry Piの設定でSSHを有効にします
今回は、”SSH“と呼ばれている安全な通信プロトコルを介して、iOSの”ショートカット”から”Raspberry Pi”にリモート操作を行いますので、”Raspberry Piの設定”画面の”インターフェイス”で、”SSH”を有効にしておいて下さい。
(b) Raspberry Piとの接続テストをしてみます
“ショートカット”アプリの”ライブラリ”画面で、”ショートカットを作成”ボタンをタップします。
切り替わった画面の”検索”エリアに”ssh”と入力すると、”SSH経由でスクリプトを実行”というショートカットの雛形が表示されるのでタップします。
こちらの画面で、”Raspberry Pi”に”SSH”で接続する際に必要な認証情報、”スクリプト”欄には接続後に実行したいスクリプトを入力します。
仮に、”Raspberry Pi”側の設定がデフォルトのままですと、以下のように入力することになります。
ホスト raspberrypi.local
ポート 22
ユーザ pi
パスワード raspberry
まずは、”ショートカット”アプリで”Raspberry Pi”に接続できることを確認する必要があるので、”スクリプト”欄には”ls”コマンドを入力し、画面中央上にある再生ボタンをタップします。下図のように”ls”コマンドの実行結果が表示されれば、接続テストが完了です。
(c) 作成したショートカットをカスタマイズしてみます
作成したショートカットを使いやすいようにカスタマイズしておきます。ショートカットの編集画面右上にあるスイッチアイコンをタップします。
切り替わった設定画面で、ショートカットの名前やアイコンを変更できます。
また、”ホーム画面に追加”ボタンをタップすると、作成したショートカットをiPhoneのホーム画面に表示することができます。
“ホーム画面に追加”ボタンをタップすると、下図のように”Safari”の画面に切り替わります。
画面中央下にある共有アイコンをタップして下さい。
“ホーム画面に追加”ボタンをタップすると、iPhoneのホーム画面に作成したショートカットのアイコンが表示されます。
接続テストが完了したので、次回のTALKでは、いよいよ応用編に進んでいく予定です。
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