Raspberry Pi 用の収納ケース選びで結構悩んでいませんか?
“Raspberry Pi“って、小さな筐体なのに、CPU温度は高くなると60℃前後まで上がるので、とりわけ夏場はハラハラしますよね。ま、公式コメントでは、CPU温度が80℃になると、ラズパイが自動停止するようなのですが、逆に言えば、そこまで温度がいっちゃう可能性もあるっていうことですよねえ。
ま、冬場は大丈夫としても、これから気候が良くなってくると、ラズパイのCPU温度って心配事のひとつになるので、いまのうちに何か対策しておこうと思い、ケース周りで良さそうなものを探していたら、例によって、アマゾンのタイムセールで、
“Smraza Raspberry Pi 3 ケース ラズベリー・パイ3 Model B ケース +ファン+ヒートシンク 白黒ケース ラズパイ3 2 Model Bとも対応(Raspberry Pi 3 Model B)“というケースを見つけたので、早速、試してみることにしました。
こちらの商品は、左から順に、ヒートシンク、ファン、ケースがセットになっています。
同封の説明書は、写真入りなので、組み立てに迷うことはないと思います。ただ、Raspberry Piにカメラを接続している場合は、ケースを組む前に、一番最後に組むパネルの穴にカメラのケーブルを通しておく必要があります。それと、最後に組むパネルにファンを取り付けるので、この辺りも先に済ませておいた方がいいかも。
こんな感じ。
この手のケースって、マイクロSDカードの抜き差しが面倒になってしまうことが多いのですが、今回の製品はケースを組んだ後も、マイクロSDカードへのアクセスに支障はありません。むしろ、”Raspberry Pi 3B/2B/B+ 専用ケース (Clear)“よりも使い勝手が良さそう。
その他のインターフェイスへのアクセスも問題ありません。
完成品がこちら。なかなかセンス良くてお洒落な感じですよねえ。今回は、ファンの回転数を強(5V)でセットアップしたんですが、気になるファンの音は、全く気になりません。まるで動いていないみたいに静かです。ちなみに、後で外そうと思ってもなかなか取外が難しそうなので、ヒートシンクは取り付けませんでした。(それと、アマゾンのレビューを見ると、ファンとヒートシンクが干渉するようなことが書いてありました。)
で、CPUの温度を測定してみると、今回購入したケースを使ったRaspberry Piの場合は、
ラズパイ純正の透明ケースを使ったRaspberry Piの場合は、およそ2倍の温度になっていました。ちなみに、CPUの温度は、実行中の内容や室温などによっても異なりますが、1年を通じて高い時には、60℃ぐらいになるので、小さなファンとはいえ、CPU温度が低めに抑えられればと期待しているところです。
2週間ほど使ってみた感想としては、特段目立ったデメリットは感じませんでしたが、しいて言えば、このケースに限ったことではないのですが、GPIOのピンヘッドへのアクセスがしづらくなったことかなあ。なので、電子工作中には、ちょっと不向きですが、一旦、開発を終えて、実運用に入ったラズパイだったら、ファン付きのケースとしては、コスパがとても良い製品だと思います。
ちなみに、ヒートシンクが要らなければ、カラバリもある”アップグレード!LOTW Raspberry Pi 3 2 専用アクリル・ケース カバー アップグレードRaspberry Pi Model B+ B(9 layers)(Black/黒)“というシリーズもあったので、追加で購入してみました。
実際に使ってみたところ、先に買ったモノと比べて、5Vモードでは、ファンの回転音がやや大きめだったことと、電源インターフェイス周りの開口部がややキツ目でした。この辺りは個体差がありそうですねえ。とは言え、ファンに関しては、3.3Vのピンヘッドに挿し替えてみたら、静音といっても良いほど静かになりました。
お、最後から2番目に組む黒いプレートの一部が破損してますねえ。
で、早速、問い合わせをしたら、すぐに新しいケースを送ってもらえました。ちなみに、ヒートシンクなしのケースの場合、文字(英語)中心の組立説明書が同封されていました。ご参照までに。
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