ASUS フレームレス モニター 21.5インチ IPS 薄さ7mmのウルトラスリム ブルーライト軽減 フリッカーフリー HDMI,D-sub スピーカー VZ229H

先日、立て続けに返品するに至った小型の液晶ディスプレイ

Raspberry Pi専用の”Elegoo Raspberry Pi 3.5 Inch TFT LCDタッチスクリーンモニター “を試してみました

Raspberry PiとmacOSで”Kuman 5インチ Raspberry Pi用ディスプレイ”を試してみたのですが…

ですが、よくよく考えてみたら、安さに惹かれて買ってはみたものの、やっぱり価格相応のクオリティなわけで、長く実用的に使う前提なら、ロマンに溺れて面白そうな製品をチョイスするぐらいなら、普通のPC用ディスプレイを購入した方が無難だよなあ、という結論となりました。

いろいろ悩んでいる途中、

Toguard 8インチ1024*768 TFT LCDカラー モニタースクリーンビデ オ BNC HDMI AV VGA入力 PCセキュリティカム DVR“や

cocopar®10.1インチ(1366*768) IPS HDMI/DVI/VGA/オーディオ/3.5mmヘッドホン口付きPS3/PS4/xbox360/oneゲームに適用するハイビジョン モニター パソコンディスプレイ Raspberry Pi ラズベリーパイに適応できる  携帯型ディスプレ スピーカ付き“といった製品にもちょっぴり惹かれたもしましたが、はやり、このサイズのディスプレイって、実用的に使える範囲に限りがありそうなのと、根拠はないにせよ、大丈夫な製品なの?といった不安もあり、どうしたものかなあ?といった状況でした。

 

とは言って、あまり大きなディスプレイを置くスペースもないので、21インチぐらいのサイズにフォーカスして、良さそうなメーカー製品を探すことにしました。あ、それと、マックのサブディスプレイとRaspberry Pi用のディスプレイとして使いたいので、HDMIインターフェイスはマストです。

 

(1) 折角なのでアマゾンのサマーセール対象製品からチョイスしてみる

ちょうど、アマゾンのサマーセール第二弾の期間中だったので、対象商品のなかから良さそうな製品を探すことにしました。

で、対象商品をざっと眺めてみて、ディスプレイはやはり見やすさだよなあ、ということで、個人的にはお初になる”IPS方式“のディスプレイにしようと思い、以下の2点に絞り込みました。

ASUS フレームレス モニター 21.5インチ IPS 薄さ7mmのウルトラスリム ブルーライト軽減 フリッカーフリー HDMI,D-sub スピーカー VZ229H

LG モニター ディスプレイ 22MP48HQ-P 21.5インチ/フルHD/IPS 非光沢/HDMI端子付/ブルーライト低減機能

 

どちらの製品も、ほぼほぼ同じようなスペックなので、残る要素はデザイン。オフィスに置くっぽいものより、ちょっとカッコイイ方がいいかなあ、ということで、ASUSのディスプレイを購入することにしました。ちなみに、今回、購入したタイミングでは、サマーセールと数量限定のタイムセールのダブル値引きでしたので、かなりお得感のある買い物ができました。

IPS方式のディスプレイって、始めてだったのですが、目に優しそうなディスプレイなんですね。勿論、メインの5K iMacと真正面から比べちゃうと、いくらフルHDとは言え、解像度に関しては見劣りはしますが、あくまでもサブディスプレイという位置づけとして割り切れば、相応にコスパが良い製品だと思います。それに、今回は、Raspberry Piのディスプレイと兼用なので、ソコソコ、バランスが取れたお買い物だったと思っています。

やや気になった点は、折角、液晶ディスプレイ部分が超薄いのに、スタンドの丸い足が結構大きいことかなあ。

 

(2) マックとRaspberry Piで使うのでHDMI切替器が必要だよなあ

方針を一転して、ちょっと大きめのディスプレイを狭い机の上に設置するので、出来るだけ有効活用したよね、ということで、iMacとRaspberry Piの両方で使えるように、HDMIインターフェイスのディスプレイを選択したわけですが、使う都度、HDMIケーブルを繋ぎ替えるのは面倒。

というわけで、良さそうなHDMI切替器を探してみました。

まず初めに、HDMI切替器とHDMI分配器の違いが分からず、ちょっと戸惑いましたが、切替器は1台のディスプレイを複数のデバイスで切り替えて使うためのモノ、分配器は1台のデバイスから出力するコンテンツを複数のディスプレイで表示するモノということらしいです。

どちらの機能も持っている製品もあるみたいですが、POOHの場合は、HDMI切替器だけで十分、しかもデバイスは2台だけなので、HDMIのポートも2口タイプの製品、という前提で探してみました。

なかには安いモノもあって目移りしてしまいましたが、将来的には4Kディスプレイを繋ぐかもしれないし、ACアダプタが不要なタイプが良いよなあ、と思いつつ、ここは手堅くメジャーなメーカーの製品ということで、”iBUFFALO HDMI切替器HEAC対応2ポート Nintendo Switch動作確認済 BSAK202“を購入することにしました。

ディスプレイ側のHDMIケーブルは、HDMI分配器に直付けになっています。HDMI分配器の本体サイズは、想像していた以上に大きかったです。

 

後、ASUSのディスプレイには、HDMIケーブルが添付されていないので、HDMI2.0基準の”Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル – 0.9m (タイプAオス – タイプAオス/イーサネット/3D/4K/オーディオリターン/PS3/PS4/Xbox360対応)“を購入。今回は、タイムセールを利用して、ちょっぴりお安く購入できました。

 

そして、iMacとHDMI切替器との間のHDMIケーブルは、別件で購入したあった”USB C to HDMI ケーブル(1.8m) 変換アダプタ 4K HD1080P USB3.1対応 SONY 2016 MacBook Pro、2015 MacBook、ChromeBook Pixel、DELL BOOK、ASUS、HUAWEI、HTC、LUMIA、HP、MIなど対応 Type C オス (Thunderbolt 3 互換性) to HDMI (レッド)“。

980円なので、コスパは最高レベルです。

 

(3)  HDMI切替器を介してマックとRaspberry Piに接続してみました

HDMI切替器を介して、iMacとRaspberry Piとディスプレイを接続してみました。ソースの切替操作は、左中央にあるトグルボタンで行います。

まずは、5K iMacのサブディスプレイとして使ってみた様子です。いいですねえ。1万円ちょっとで、これだけクォリティの高いサブディスプレイを使えるになったのは、なかなかのお得感を覚えます。当面の使い方としては、”Adobe Lightroom”で、iMacでルーペ、サブディスプレイでグリッドを表示して、写真の整理とか現像といった作業を行う環境として活用しようと思っています。

続いて、Raspberry PiをHDMI接続で使ってみます。

と、ここで問題発生!ブート画面まではスルスルと表示されるのですが、肝心なデスクトップ画面に切り替わりません。リモート接続で、Raspberry Piにアクセスしてみると、ちゃんと起動は完了しているので、”config.txt”内のHDMI周りの設定が原因なのかなあ?と思い、いろいろ試行錯誤してみたのですが、一向に改善せず。んんん、困ったなあ。

 

(4) iMacを再起動してみたらHDMI信号が認識できなくなってしまったぞ

そうこうしている間、iMacを再起動したら、ディスプレイ側にHDMI信号が届かなくなってしまったようで、画面はブラックアウト。

iMac側からは、サブディスプレイをちゃんと認識できているので、恐らく、HDMI切替器が原因だと考え、HDMI切替器を外して、直接接続してみたら、問題なく画面表示が復活しました。今回もハズレくじを引いてしまった感じだなあ。

 

(5) 別のHDMI切替器を調達してみました

まずは、iBUFFALO製のHDMI切替器を返品。最近、アマゾンで買うとハズレが多いなあ。ちなみに、アマゾン的にはベストセラー製品だったので、ある意味、安心して購入したのですが残念です。

で、代替製品としてチョイスしたのは、”【Tophie】HDMI切替器 3入力1出力 4K 2K 自動手動切換え リモコン付 USBケーブル付 HDMI1.4ver Xbox PS4 Blu-ray パソコン ゲーム機など対応“です。日本国内ではマイナーな製品なので、心配ではありましたが、iBUFFALO製のHDMI切替器がうまく動作しなかった原因が電源不要、というスペックなのでは?と思い、今回は、いざとなれば、USBで電源供給ができるタイプに絞って、チョイスしてみた次第です。

で、注文した翌日に届きました。やっぱり、アマゾンのプライム会員って、こういう時にメチャメチャ便利です。

HDMI切替器本体以外に、USB仕様の電源ケーブル、リモコン用の赤外線センサー・ケーブル、そしてリモコンが同封されています。ディスプレイと接続するためのHDMIケーブルは別売扱いです。

結論から言うと、問題なく動作してくれました。USB仕様の電源ケーブルは使わない状態で動作確認を行いましたが、やはり、時々、ブラックアウトする場面があったので、USB仕様の電源ケーブルで、HDMI切替器本体に電源供給することにしました。その後は、不定期なブラックアウト現象もほぼほぼ収まったので、電源供給はマストな感じですね。

ちなみに、赤外線リモコン、とっても便利です。考えてみれば、HDMI切替器本体は、ディスプレイの後ろとかに隠しておきたいわけですから、リモコン操作でソースを切り替えることができるのって、アリだと思います。それと、iBUFFALO製のHDMI切替器と比べると、本体のサイズが半分ぐらいっていう点も良いかと思います。後は、Raspberry Piに切り替えた時に、ちゃんとデスクトップ画面が表示できるように出来れば、ここ半年ばかりの間、気になっていたRaspberry Pi用のディスプレイ問題も、ようやく解決できそうです。

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ブラックアウトはほぼほぼ解消したとは言っても、完全に安定したわけではなく、頻度は低いものの、たまに再現することがあります。

Thunderbolt->HDMIという接続方法に関しては、ネットで調べてみても、ブラックアウト問題はそれなりに発生している模様です。つまり、製品自体の不具合という側面よりも、スペック通りに製品を作っても、そもそも技術的なハードルが高そうな感じがしますね。例えば、”USB Type C ( USB C ) to HDMI (MacLab.) 変換 ケーブル 1.8m Thunderbolt3 互換 BC-UCH18BGR グレー アルミ コネクタ【 4K (3840×2160/30Hz)】【 相性保証 付】| type-c サンダーボルト オス MacBook (2015、2016)、Mac Book Pro (2016) ChromeBook Pixel Dell XPS“をはじめ、いくつかの製品では、iMac2017、MacBook2017、MacBookPro2017とスマートフォンやタブレットPCには非対応、と明確に説明している製品を見かけますので、スペックとかクォリティといったレベルでは語れない何らかのハードルがあるように思えます。

ただ、今回、ご紹介した製品の組み合わでであれば、POOHの場合という前提はあるものの、実用的にはまずまず許容範囲かなあ、と思える状況ではあります。そういった問題が内在している接続方法だと言うことをご理解のうえ、高額な製品でもないので、ご自身で試してみる意義はあるかと思います。

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ブラックアウトの頻度を下げることができるかも?という方法として、サブディスプレイ側で、常時動いているアプリを動かすのもいいかなあ、と個人的には思っています。この方法に関しては、技術的な裏付けはないものの、例えば、Twitterみたいに、常にコンテンツを更新するタイプのアプリをサブディスプレイ側で常駐しておくと、何らかのデータがサブディスプレイに送信されるので、iMacとの接続を維持できるのでは?と密かに思い、試しているところです。

 

(6) というわけでRaspbianを再インストールしてみました

Raspberry Piに切り替えると、boot画面までしか表示できないのは、これまでの経緯のなかで、3.5インチとか5インチの液晶ディスプレイを接続する際、いろいろとセットアップをしたことが原因だよなあ、と思い、思い切って、”Raspbian“をセットアップし直してみました。

セットアップの詳しい手順については、”Raspberry Piで航空機のADS-Bを受信してみました “デバッグ環境 まさかの故障->Raspbian再インストール” (7)“をご覧下さい。

で、起動してみたら、見事に、デスクトップ画面を表示できました。何も設定作業をしなくても、ちゃんと表示できましたよ。

この状態で、iMacとRaspberry Piの間を何度か切り替えてみましたが、何事もなく、快適にディスプレイ表示を切り替えることができました。数日間、ソースの再起動なども行いつつ、使ってみた限りでは、正常に動作してくれています。ちなみに、iMac側に切り替えた時よりも、Raspberry Pi側に切り替えた時の方が、ディスプレイの解像度が良くなる気がして、とても綺麗なデスクトップ画面を表示できています。

この後は、時間を見つけつつ、Raspberry Piの環境を元に戻していけば、電子工作を再開できそうです。やったあ!!

あ、それと、さすがにフルHDということもあって、ブルーレイ作品などを観るディスプレイとしてもオススメです。

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iMac側に切り替えた時の解像度がいまひとつといった感じでしたので、”システム環境設定”の”ディスプレイ”パネルにある”補正”ボタンで実行する”ディスプレイキャリブレータ・アシスタント”を使って、ディスプレイプロファイルをカスタマイズしたり、

ASUSのディスプレイに実装されているカスタマイズ機能のうち、”OSD機能”と呼ばれる設定を変更してみたりして、何とか自分なりの調整をしてみました。カスタマイズしたら随分良くなったけど、もうちょっとだけチューニングが必要かなあ、っていう感じではありますが、こういったカスタマイズ方法があることが分かっただけでも、良い勉強になりました。

 

ホームページ”THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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