あまりに安かったので、”Fire 7 タブレット (Newモデル) 8GB、ブラック”を買ってみました

プライム会員向けのクーポンを使うと、あまりにお安かったので、

Fire 7 タブレット (Newモデル) 8GB、ブラック”を、衝動買いしてしまいました。最下位モデルだったら4,980円ぽっきりなので、試してみてもいいかなあ?っていう乗りのお買い物。

 

ちなみに、上位モデルの“Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック”という選択肢もあったのですが、あくまでもKindle端末という位置づけの商品だと思ったので、スペック的にはほどほどで良いかなあ、ということで、Fire 7にしてみました。

今回のお得なクーポンの他に、6月23日までに購入すれば、990円分のビデオ用クーポンも貰えるので、これだけでも、実質、3,990円でタブレットが買えたことになります。ちなみに、新作のビデオだと、レンタル料は500円みたいです。

今回、Fire 7を買ってみようかなあ、と思ったもうひとつの理由は、”Kindleオーナー ライブラリー”というプライム会員向けサービスを活用できるからです。勿論、手放しにどんな本でもというわけにはいきませんが、対象タイトルの本なら、1ヶ月に1冊、無料で読むことができるそうです。で、肝心なのは、このサービスは、Kindle端末あるいはFireタブレットでしか利用できない、っていう点です。POOHの場合、プライム会員なのに、マックやiPhoneアプリだと、このサービスを利用できなかったので悔しい思いをしていました。というわけで、こちらのサービスを利用することで、数ヶ月後には、3,990円の元もとれてしまうので、Fire 7 タブレットを衝動買いする意義は十二分にあると思います。

 

(1) マイクロSDカードで即拡張してみました

今回購入したFire 7タブレットは、8GBという超ベーシックモデルなのですが、マイクロSDカードでメモリ容量を簡単に拡張できる仕様になっているので、お安いマイクロSDカードをヤフオクで探してみました。

で、1週間ぐらいウォッチした結果、”Lexar® Professional 1000x microSDHC™/microSDXC™ UHS-IIカード“の256GBバージョンの新品を、超破格なお値段で落札できました。並行輸入品ということで、ちょっと怪しいかも?と思ったのですが、アマゾンで、半分の容量の128GB”Lexar Professional 1000x microSDXCカード 128GB (UHS-II、読込転送150MB/秒、USB3.0リーダー付) [国内正規品] 無期限保証LSDMI128CBJPR1000R“でも、1.5万円ぐらいですので、倍の容量で、かつカードリーダーのセットで、4千円ぐらいで落札できたので、お得感がマックスだと思います。

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良い買い物ができたと喜んでいた矢先、使用2日目にして認識しなくなってしまいました。というわけで、アマゾンさんから”Samsung microSDXCカード 64GB EVO+ Class10 UHS-I対応 (最大読出速度80MB/s:最大書込速度20MB/s) Nintendo Switch 動作確認済 MB-MC64DA/FFP“を注文中。んんん、”安物買いの銭失い”の典型的な体験になってしまいました。トホホ。

 

(2) セットアップは1点を除いてスムースに完了

Fire 7 タブレットのパッケージは、とてもタブレットが入っているとは思えないほど、ラフな感じ。ま、こういうところからコストダウンしているんですね。

パッケージの中身は、Fire 7 タブレット本体、充電用のUSBケーブルと電源コンセント、そして簡易マニュアルのみ。至ってシンプルです。

電源スイッチ、充電ポート、ヘッドフォン、画面の明るさ調整などは、Fire 7 タブレット本体上部にまとまっています。

早速、セットアップしていくことにします。途中の細かいプロセスは割愛しますが、特段、面倒な部分はありませんでした。

最初に驚いたポイントは、何もデータを入力していないのに、ユーザ名がいきなり表示されたこと。これどうやっているんだろう?もしかして、出荷直前に入力しているのかなあ?ですので、ユーザ名が正しければ、以降、アマゾン周りのアプリやサービスで、認証情報を入力する場面は一切ありませんでした。この仕掛けは凄いかも。

セットアップ途中の画面です。Fireのオプション選択を行う画面なのですが、アマゾンのクラウドサービスを最大限活用している感じですね。とりわけ、バックアップと復元に関するオプションは、なかなかいい感じかもしれませんね。

後、こんな仕掛けもあったりします。

セットアップが終わり、

“アプリストア”から無料のアプリを何本かインストールしておきました。

 

(3) これはいいかもと思ったこと

アマゾンのプライム会員専用ガジェット、カラー版Kindle端末だと割り切れば、このお値段ということもあって、それなりに魅力がある製品だと思います。POOH的には、読みたい本でKindleバージョンがあるモノは、Fire 7で読書を楽しむ機会が多くなりそうな予感がしています。

 

(a) 本体のサイズ感はなかなかいい感じかも

電車やヒコーキなどで移動している間、Kindle本を読むには、ちょうど良い本体サイズだと思います。あまり欲張らず、Fire 7は、そもそもカラー版Kindle端末だと思えば、後半にTALKするデメリット面は無視できることなのかもしれませんね。実際、本を読むには、ちょうど良いサイズ感ですし、重さもソコソコなので、iPad(iPhoneだと小さすぎ。)やiPad miniなどで読書するより、Fire 7の方が良いのではないかと思います。

 

(b) ディスプレイの表示もなかなかいい感じかも

IPSディスプレイって、今回始めて使ってみたのですが、このディスプレイでKindle本を読んでみると、なかなか快適な感じです。POOHは漫画本を一切読まない派なので、あくまでお試しで逃げ恥をちょい読みしてみたんですが、画像もなかなか綺麗かも。ただ、テキスト系に比べると、画像系の本はページめくりがややまったりモード。

 

(c) プライム会員は1台持っていてもいいかも

アマゾンのプライム会員なら、プライム・フォト、プライム・ビデオ、Prime Music(音質はイマイチだけどね。)などを気軽に楽しむ専用端末として、1台持っていてもいいかも。とりわけ、小さなお子さんがいるご家庭だったら、子供にビデオを観せたり、ゲームをやらせたりするおもちゃ的に使い方もありかもしれませんね。だって、高額なiPhoneやiPadを子供に持たせると、壊したりぶつけたりする心配があるけど、Fire 7なら、ま、このお値段なので、傷が付いても気にする必要がないしね。ま、とにかく値ごろ感の良い製品なので、個人的には、カバーなし、保護フィルムなしの素のまま、細かいことは気にせず、普段使いしていこうと思っています。

 

(d) 何気にいいかなと感じたのは検索機能

Android系端末なので、当たり前のことなんだと思いますが、ホーム画面の上にある検索入力エリアって、意外と便利ですよね。iOS端末だと、何かを検索した時には、まずは”Safari”アプリをタップしてから、といった流れになるわけですが、Fire 7だとホーム画面で一発検索できて便利。でも、Webブラウザ機能が弱すぎ。

 

(e) ホーム画面のタスクバー?だけでも十分なのかも

ホーム画面の上部、検索エリアのすぐ下に”最近のコンテンツ”、”ホーム”、”本”、”ビデオ”などに直接移動できるタスクバー的なエリアがあります。”最近のコンテンツ”を除いて、各アプリでも同様のサービス画面に移動できるので、何となくダブり感はあるものの、結局のところ、このタスクバーだけあれば、Fire 7的には機能面は十分なのかもしれないと思います。最近のタブレット端末みたいに、何でもアリなガジェットにはないシンプルさこそが、Fireタブレット最大のアドバンテージなのかもしれませんね。

 

(4) これはどうかなあと思ったこと

結論から言うと、Fire 7をタブレットというカテゴリに分類するのは、かなり乱暴だと思います。アマゾンのプライム会員専用ガジェットで、想像していた通り、カラー版Kindle端末といった域を出る製品ではないと思います。この製品を、iPadやiPad mini等と比較するのは、そもそも大間違いで、そういった宣伝をしていますが、明らかに過大広告だと思います。スペック面、操作面どちらをとっても、とてもアップル製品と比較できるような製品ではないと思います。格が違い過ぎます。

 

(a) マイクロSDカードの装填が面倒な感じ

今回、事前に用意しておいたマイクロSDカードを装填したのですが、マイクロSDカードのスロットの作りが良くないのか、なかなか装填できませんでした。結局、手元にあった工作用のピンセットでマイクロSDカードを押し込むことで、何とか装填できました。

 

(b) 操作レスポンスが全体的にまったりモードかも

1.3GHzのクワッドコアのプロセッサと言えば、恐らく、”Raspberry Pi 3“に近いスペックだと思うのですが、まさに、ラズパイ上でタブレットっぽい操作をしているような体感速度だと思います。全体的にスクロールが遅いし、タップ操作もしっかり押さないと反応しない感じ。もしかすると、読書以外にもFire 7を使いたい場合は、実装メモリが16GBモデルにしておいた方が良いのかもしれませんね。

 

(c) バッテリーの減りが体感的に早い気がする

ずっと見ていたわけではないのですが、フル充電後、いろいろお試しの操作をしていたら、あっという間に、95%ぐらいまでバッテリーが減ってしまいました。仮に、このペースでバッテリーが消費されてしまうと、フル充電で8時間利用可能っていうのは、ちょっと違うかも。Fire 7を旅行先に持っていく時は、モバイルバッテリーはマストアイテムかもしれませんね。

 

(d) 期待していた”Kindleオーナー ライブラリー”が大したことなさそう

今回、Fire 7を購入した最大の利用が”Kindleオーナー ライブラリー”の活用だったのですが、”本”アプリでチェックしてみたところ、圧倒的に漫画本が多くて、POOHが読みたくなるような普通の書籍が殆どない感じです。これは誤算だったかも。

 

(e) 対応アプリがこれだけ少ないとなあ

この点は、予想していたこととは言え、”アプリストア”アプリでチェックしてみたところ、ゲーム嫌いのPOOHが使いたくなるようなアプリは、殆ど皆無といって良いかも、といった状況でした。ま、Kindle端末と思って購入したので、がっかり感はあまりないのですが、それにしても対応アプリが少なすぎて寂しいかなあ。せめて、普通に使い勝手の良いWebブラウザがあったらいいのにね。

 

(f) ビルトインのスピーカーがダサすぎる

Fire 7のビルトインスピーカーは、モノラル仕様なので、ま、それだけでも見劣りはするものの、スピーカーの位置が背面なので、机の上にFire 7を直置いたりすると、音が篭って聞きづらいです。ヘッドホンはマストかも。

 

(g) 内部ストレージの容量不足は致命的な状況に直結する

Fire 7が届いた翌日の夕刻あたりから、Fire OS標準アプリ、例えば、”ビデオ”、”本”、”写真”などが、全く使えなくなってしまいました。ネットに接続してはいるものの、アプリが落ちてしまうか、ずっと待ちモードが続いているといった状況。自宅にある他のデバイスは問題なくネットにアクセスできているので、Fire 7固有の事象だと思います。これだと、アマゾンのサービス全てが使えないのと同じ状況なので、こういうことがちょくちょくあるようだと困りますよね。

それと、ネットワーク周りで困るのが、Fire 7をシャットダウン->起動、というプロセスを実行すると、折角、接続していたWiFiのアクセスポイントとの通信が解除されてしまうようです。ま、Fire 7で不具合が発生しなければ、シャットダウンはしないので、例外的な操作なのかもしれませんが、普通、一度接続したアクセスポイントって、ちゃんと記憶していませんか?

 

で、いろいろ調べてみた結果、この現象は、内部ストレージの容量不足が原因だったみたいです。内部ストレージを使い果たしてしまうと、ネットワーク機能が自動的に無効になり、結果的に、殆ど全てのサービス、アプリが使えなくなってしまうのだそうです。取り敢えず、インストールしたアプリを削除したり、キャッシュをクリアにしたりして、何とか空き容量を確保。不具合は解消された模様です。アマゾンクラウドやプライムサービスのコンテンツ等は、マイクロSDカードに保存することができるのですが、システム周りや、マイクロSDカード非対応のアプリ等は、内部ストレージのメモリを消費するみたいです。分かってみれば簡単なことですが、エラー表示等で対処方法を指示してくれないと困りますよね。

 

Fire 7を普通のタブレットという位置づけで評価すると、上記のように、気になる点が多すぎっていう感じになってしまいます。とは言え、何度も触れましたが、Fire 7をカラー版Kindle端末と考えれば、価格面も含め、まあまあこんなところかなあ、と納得できるガジェットだと思います。そういう意味で、アマゾンさんも、あまり過大な広告は控えて、Kindle端末のラインナップにおける1機種程度の売り方をした方が誤解がなくて良いのではないかと思います。個人的なまとめとしては、Fire 7でKindle本を読む、それ以上のことはやらない、という感じです。後は、Kindle本をもっと充実してもらえば、その分、Fire 7の出番が増える、Fire 7を買って良かったという流れになると思うのですが、現状だと、正直言って、Kindle本の充実度はイマイチですよね。アマゾンさん的には、安いハードを売りまくって、利ざやの高いKindle本を買わせたいという販促ツールとしての販売戦略なんだと思いますので、是非、まともな書籍をタイムリーにKindle本としてリリースする方向で頑張ってほしいなあ、と思います。よろしく!!

 

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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