SIGMA 望遠ズームレンズ Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM ニコン用とSIGMA USB DOCK ニコン用を買っちゃいました

先日のTALK”シーズンインに向けたカメラレンズのお手入れと買い替え“でお話した通り、

SIGMA 望遠ズームレンズ Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM ニコン用 745554”と、

SIGMA USB DOCK ニコン用 878559”を買いました。今回は、商品レビューを兼ねて、シズマのレンズについてTALKしてみようと思います。

 

(1) このレンズを買った理由

レンズの方は、レンズ本体、レンズフード、ショルダーストラップ、プロテクティブカバー、ハードカバーケース等がパッケージされています。ショルダーストラップは、レンズ本体用とハードカバーケース用の2本が同封されているのと、三脚座を外した時にレンズに取り付けるプロテクティブカバーが付いているところが、シグマさんらしくて好印象です。

同封のハードカバーケースは、なかなかしっかりとした作りです。ショルダーストラップを取り付けることができるので、これならレンズを入れて持ち運びの時も安心かもね。

先日来のTALKと重複しちゃいますが、このレンズを買った理由は、ズームリングの回転方向が反時計回りだからです。つまりキャノンと同じです。設定スイッチ類も、キャノン製レンズとほぼ同じスペックです。カスタム用のスイッチは、キャノンにはないけどね。

昨年1年間、ズームリングの回転方向が時計回りの”Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR“を使っていたのですが、戦闘機のように移動速度がメチャクチャ早い被写体ですと、どうにもこうにも焦点距離を合わせずらく、折角の500mmも躊躇しながら使っていました。ま、個人的な感覚の問題なので、決して万人に当てはまることではありませんが、POOHの場合は相性が悪かったとしか言いようがありません。

そんなわけで、ズームリングの回転方向が反時計回りのシグマ製レンズをチョイスしました。このTALKを書いている時点では発売日と価格が未定の”100-400mm F5-6.3 DG OS HSM“という選択肢もあったのですが、150-600mmはキャッシュバックの適用(キャッシュバックを適用すると、新品が9万円で購入できたことになります。お得感マックスですよね。)もあり、かつレンズは出来るだけ使い込んで慣れておきたい、という事情もあって、今回は熟れ感もある150-600mmにしました。それと、600mmの世界も体験してみたかったですしね。

レンズのサイズも、POOHとしては、重要なポイントのひとつ。売却してしまったニコンの200-500mmは、とにかくでかいので、旅行先には別に買ったハードカバーケースに入れて持ち歩く必要があり、とても不便でした。海外遠征の際は、移動の都度、レンズだけ手に持って移動しなくてはならず、レンズの性能云々以前に、もっと短いサイズのレンズが欲しかったわけです。

こちらは、POOHが普段、愛用しているカメラ用のリックに、”Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2“と、”Canon 望遠ズームレンズ EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM フルサイズ対応 EF100-400LIS2“を収納してみた状態です。このスタイルで、国内の飛行場や航空祭に行っています。

で、今回、購入したSIGMAのレンズを、同じリックに入れてみました。カメラ本体は、”Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 ボディ“です。やった!レンズフードを付けた状態でも、何とか収まりました。これなら、国内外どちらでも、このレンズを持っていけます。

単純に、両方のレンズの長さを比較してみると、こんな感じです。さずが、400mmと600mmなので長さは違います。でも、ニコンの200-500mmは、右側のSIGMAのレンズよりも長いわけですが、どんだけデカイかお分かりいただけると思います。どんなにコスパの高いレンズだと言っても、持ち運びに不便なのは困りますよ。レンズを設計する際の大切な要素のひとつに、普通のカメラリックにカメラといっしょに収納できること、というスペックは欠かせないと思いますが、ニコンさん、如何でしょう?

ちなみに、レンズフィルター径が95mmで、これまで使っていたニコンの200-500mmと同じなので、転用できるというメリットもありました。95mmのレンズフィルターって、かなりお値段が高いので、転用ができて助かりました。

 

(2) USB DOCKって何?

シグマのレンズと一緒に買ったUSB DOCKとは、USBケーブルを介してPCに接続して、レンズ・ファームウェアのアップデートや、合焦位置の調整が行えるContemporary、Art、Sportsライン専用レンズアクセサリーです。

USB DOCKは、カメラのマウントにレンズを付ける要領で接続します。

こんな具合。

USB DOCKを動かすアプリ”SIGMA Optimization Pro”を専用サイトからダウンロードします。マックとWindows版があります。POOHの場合は、勿論、マック版をダウンロードしました。

ダウンロードしたアプリ”SIGMA Optimization Pro”をマック上で起動すると、USB経由でUSB DOCKと接続するよう画面に表示されます。

で、接続すると、USB DOCKの中央にあるLEDがグリーンに点灯します。

すると、レンズの最新ファームウェアにアップデートする?といったダイアログが表示されますので、POOHの場合は”はい”ボタンをクリック。

アップデートは、比較的短い時間で完了しました。

こちらが、”SIGMA Optimization Pro”のメイン画面です。このアプリで、ファームウェアのアップデートと、レンズのカスタマイズができるます。

カスタマイズを選択すると、専用メニュー画面に切り替わり、ピント調整、MF切り替えの設定、カスタムモード設定を行えるボタンが表示されます。

ちなみに、ピント調整を選択すると、こんな感じの画面が表示されます。一見難しそうですが、アプリのヘルプメニューを選択すると、とっても分かりやすいマニュアルが表示されるので、詳しい操作方法などはそちらで確認できます。

続いて、カスタムモード設定を選択すると、AF速度の調整、フォーカスリミッターの調整、OSの調整が行えることが分かります。設定したカスタムモードは、レンズ側のスイッチで切り替えることができるので、シチュエーション毎に変更するのかも?ま、設定はいつでもリセットできるので、自分なりに試行錯誤ができそうですね。

未だ撮影実績が少ないので、ある程度、いろいろ試した後、撮った写真を評価したうえで、どういったカスタマイズがベストなのか考えてみようと思っています。

 

(3) 撮った写真はどんな感じ?

厚木飛行場で撮影した写真です。前半は逆光でしたので、写真的にはいまひとつですが、今回のレンズを初めて使った感想としては、100-400mmのレンズと比べ、随分と被写体が近くなったなあ、という、ま、当たり前と言えばそうなんですが、でも、戦闘機のように小さな被写体ですと、その恩恵は大きい感じがしました。とにかく、写真をレタッチしなくても、余裕でこのサイズの写真が撮れるのは有り難い限りです。

高速で移動する戦闘機も、しっかりピントを離さずに追いかけてくれます。実は、フォーカスに関しては、使ってみるまで、ちょっと心配でしたが、カメラ側の設定との相性をしっかり理解しておけば、追随性能も十二分といった感触です。ただ、フォーカスリングを回す際の硬さがやや気にはなりました。この日が最初でしたので、硬さが残っているのかもしれませんね。欲を言えば、キャノンのように、リングを回転させる際の硬さ度合いを調整できると良かったかも。

順光で撮影するとこんな感じです。広角端が150mmなので、大きな機体だと慣れが必要かも。この手の機体サイズだと、100mm前後がちょうど良いかなあ。初めて使ってみた感触は、とても良かったです。手に馴染むようになるには、もう少し経験を積む必要があるとは思いますが、慣れてしまえば、とっても良い相棒になってくれる製品だと思います。

p.s>

後日、厚木飛行場に行った際、こちらの望遠レンズで、運良く順光でホーネットを撮影できたので。戦闘機のように小さくて高速で移動する機体でも、ピントもしっかり追っかけてくれます。これなら、航空祭で活用してもらえそうだな!

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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