自転車の正しい走り方って?

自宅マンションの前を通る”第一京浜“(国道15号)という主要道路の路側帯に、最近、こんな表示がペインティングされました。

あれ?この表示って、自転車は車道を走りなさいっていう意味なのか?、それとも、自転車はこの路側帯を走っても良いですよ?という意味なのか?、ちょっと気になったので、”自転車の正しい走り方って?”という思いでネットで調べてみました。

ま、ちょっと調べただけでも、

警視庁からは、”自転車交通安全教育用リーフレット“や”自転車の交通ルール“、

道路交通法の改正のポイント“(全日本交通安全協会)といったWebページがヒット。

で、先程の表示と関連しそうな内容を列挙してみると、

・自転車は車道の走行が原則で、歩道の走行は例外

・普通自転車(普通ってどういう意味なんだろう?)が歩道を通行できるのは、歩道に”自転車通行可”という標識がある場合。( 知らない人、多いのでは?)

・普通の若者やお兄さん、お姉さん以外の人が普通自転車を運転する場合(ニュアンスだけ)。

・道路が混み合っていたり、長い距離を工事している場合。(実際の道路では路駐している車が自転車の走行を妨害しているケースの方が多い気がしますね。)

・例外的に自転車で歩道を走行する場合は、中央より道側を徐行して走行。

・自転車等の軽車両が通行できる路側帯は、道路の左側部分に設けられた路側帯に限る。(これ守っていない人、かなり多いですよね。)

といった感じ。

恐らく、普通自転車は路側帯を通行し、進行方向はこちら、っていう表示なのかもしれませんが、このアイコン以外に、この表示が意味するところを、どこにも説明書きしていないので、当の自転車を運転する人たちには分からないですよね。

でもね、この表示を見て、一番思ったことは、こういう表示を道路にペイントすることを決めた人たちって、都内の主要道路を自転車に乗って移動することが、どれだけ危険で、かつ怖いことなのか分かってないんじゃないのかなあ、ということなんです。確かに、歩道を、スマホを見ながら自転車を運転したり、片手をポケットにつっこんで軽快に走っているお兄さんたちって、メチャメチャ危ないと思いますし、恐らく、そういう人たちが起こす事故が急増しているんだと思います。先日、免許証の更新に行った時に受けた講習会でも、車のことと合わせて、自転車の危険走行についても、時間を割いて説明していましたしね。

そういう実態はある一方で、都内の主要道路を、お年寄りが危なっかしく自転車に乗って走っていたり、自分勝手にロードバイクで走っているお兄さんたちを、車の視点から見ていると、とっても怖くなります。しかも、日本の道路って、路側帯が、道路に雨水が溜まらない斜めになっていたり、鉄でできた排水口が短い間隔で設置されていたりして、自転車が走行するには、あまりにも危険な場所だと思います。加えて、路駐はし放題ですし、右ハンドルのために左サイドが見えづらい日本車の場合、殆どの車が自転車を気に留めることなく、もの凄いスピードで走りさったり、左折に伴う車線変更をしてきますよね。実際、POOHも、気候が良くなってくると、週末、クロスバイクで主要道路を走る機会があるので、その恐ろしさを実感しています。申し訳ばないと思ってはいますが、POOHは、都内の車道を自転車で走る勇気がないので、週末走る時は、出来るだけ歩道を走っています。ルール的にはいけないことですが、自分の命を守るためには、やむを得ないことと思っています。

こういった行政的なアプローチの方が東京都のルール優先主義より現実的な対応では?ちなみに、こちらの標識は神奈川県の大和駅近くの様子です。

POOHがこのTALKを通じて最も言いたいことは、こういった表示をペインティングする以前に、自転車やバイクが安全に走行できる都市計画の見直しをまずはすることが重要なアクションではないか、ということなんです。年に何度か海外に行く機会がありますが、とりわけアメリカって、自転車が安心して走れる道路整備がしっかりしていますよね。車が2台ぐらい走れる自転車専用レーンが、あり得ないぐらい長い距離に渡って整備されていたりします。車と自転車を、同じ立場で考えているからこそできることなんだと思います。日本のように、事故が多くなったからと言って、ルールだけ優先して整備を進める、っていうのは、何とも役人的発想ですよね。2020年に向けて、特に東京は、外国人の数が増えていく都市なんだから、車だけじゃなくて、自転車や歩行者も安全に移動できる都市作りを、”道”という視点でも早急に整備していくべきだと思います。こういうことも、是非、都民ファーストで!!

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あまりこういったことは言うべきではないと思いつつも、もし、東京都のように強引かつ中途半端な対応を放置したままにした状況下で、危険な車道を走行していた自転車が路側帯で転倒し、普通に走っていた車と接触事故を起こしたとしたら、行政的には、どういう責任を負うつもりなのかなあ?やっぱり、常に後手っていうことなのかなあ?

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ホームページ”THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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