最近、”詳細! Swift 3 iPhoneアプリ開発 入門ノート Swift3 + Xcode 8対応 (Oshige introduction note)”を読んでみました

最近、”詳細! Swift 3 iPhoneアプリ開発 入門ノート Swift3 + Xcode 8対応 (Oshige introduction note)”を読んでみました。

実は、先日、リリースした”空港ファン – Tomohiko Shimizu (POOH)“で、iOS 10で登場したSpeech Recognition機能を機能をポートしてみたんですが、その際、参照したサンプルコードが全てSwiftだったこともあり、そろそろSwiftでiOSアプリを作る覚悟をしなくちゃ、ということで、本書を読み始めた次第です。勿論、以前から、Swiftの勉強はしていて、iOSアプリを作った経験もあるんですが、ご存知の通り、Swiftって、バージョンアップする都度、文法が改訂され続けているので、いざ、Swiftで開発しようと思うと、最新事情をキャッチアップしておく必要があります。

で、本書は、兎にも角にも、丁寧な解説が特徴だと思います。恐らく、この1冊を読み切れば、Swiftは怖いもの知らずといった感じかと思います。ただ、丁寧過ぎて、なかなか読み進めるのがツライ一冊でもあります。先日、読み終えた”本気ではじめるiPhoneアプリ作り Xcode 8.x+Swift 3.x対応 (ヤフー黒帯シリーズ)“と比べると、Swiftの文法解説が丁寧過ぎて、入門ノートという乗りだったら、正直言って、ヤフーの方が潔くて読みやすかったです。はやり、書籍って、どんなに専門書であっても、前半が読んでいて苦にならない方が良いと思います。でも、本書の後半は、アプリ開発の指南本っぽい内容になるので、そちらの方は読みやすいかと思います。もしかすると、前半の解説は、絶対知っておきたい内容を凝縮したダイジェストっぽくしておいて、中盤が開発で知っていくと得する指南本、後半が詳しい文法編といった構成にした方が良かった感じ。加えて、とっても厚い本なので、電車の移動の時間を利用して読めるようなポータブルさもないので、薄くて軽いっていう要素も、ある程度は必要かなあ。ま、でも、内容的には、とっても丁寧なので良本であることは間違いありません。改良の余地はありそうですが、内容的にはオススメです。

ホームページ”THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。