今更ながら一体型マックのRetina化にチャレンジしてみました (1) “改造用パーツの調達編”

実は、ふと思い、昔の一体型マックを、現代版のRetina Macintoshに改造してみようと思い、いろいろと準備を始めました。こういった取り組みは、10年ぐらい前から、いろいろな人たちの手によってチャレンジされてきたことなので、今更、目新しさはありません。でも、既に古くて使わなくなった一体型マックを、自分自身の手で、現在に蘇らせてみたい、という思いもあり、こういった改造作業は初めての経験でしたが、自分なりの工夫も加えつつ、チャレンジしてみることにしました。

ま、そんなわけで、まずは、Retina化に必要なパーツ類を集めることにしたので、今回のTALKでは、改造作業の準備編、ということで、ご紹介しようと思います。

<<一体型マック>>

Retina化する一体型マックは、自宅の見える場所に設置したかったこともあって、兎にも角にも、綺麗な筐体を手に入れる、という思いがありました。実は、我が家には、長年に渡り、PlusとSE/30をリビングルームに飾っているんですが、それらは昔の思い出もあり、今回の改造作業には利用せず、別の一体型マックを探しました。勿論、ヤフオクでね。古いマックの調達先としては、eBayという選択肢もあるかと思います。

で、ヤフオクで粘りに粘って探したところ、ソコソコ状態が良いClassic IIが出品されていたので、こちらを無事落札しました。で、勿論、改造目的なので、ジャンクで動かない一体型マックっていうのが条件。だって、ちゃんと動く一体型マックを、改造に使うっていうのは、POOH的には、とても出来ませんし、そもそも動くなら、そのまま飾ります。ちなみに、状態の良い一体型マックって、いまでも人気度が高く、なかなか思うように落札できないので、それなりの忍耐力も必要でした。

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その後、Color Classicもお買い得でしたので、落札したため、都合、2台を候補に、どのように加工するか考えていくつもりです。

<< マック本体 >>

マック本体は、”Mac mini (Mid 2011)” 、”Mac mini (Mid 2012)“あるいは”Mac mini (Late 2014)” のいずれかと決めていました。ちなみに、各モデルのアウトラインは、”Mac mini のモデルを識別する方法“で確認できます。”Mac mini (Late 2010)“以前のモデルが選択肢とならない理由は、さすがにCPUのアーキテクチャが古いのと、ネットワーク系が802.11n WiFi および Bluetooth 4.0よりも古い標準技術で作られているからです。ちなみに、Late 2014モデルだと、メモリやディスクなどを簡単に入れ替えできないので、ホビー感は他のモデルと比べて少なく、カスタマイズ作業を楽しむことはできません。(ディスクの入れ替えは可能みたいですが…)

で、ヤフオクを数週間ウォッチした結果、本体の状態、保証期間の有無、落札価格などでバランスが良かったLate 2014モデルで、2.6GHzデュアルコアIntel Core i5 + 1TBディスク + 8GBメモリというスペックのものを落札しました。ま、カスタマイズ作業で楽しめないけど、ほぼ未使用(新品と言っても分からないぐらいの状態。)で、残り3年間のアップルケア付きという内容だったので、今回の工作以外にも、普通に使えそうなので。

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キーボードとマウスは、やはりヤフオクで、最新かつ新品の”Magic Keyboard“と”Magic Mouse 2“を、1/3程度の値段で落札できたので、そちらを使用しています。ちなみに、欲しいものがあったら、数週間、まめにウォッチしていると、意外と掘り出し物が見つかることが多いので、やっぱりヤフオクは有り難いですよね。

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<< 液晶パネル周り >>

一体型のオールドマックの画面サイズは9インチですが、比較的入手しやすい液晶ディスクのサイズが、8.4インチか9.7インチになります。手元にあるiPad mini 4(画面サイズが8.4インチなので。)を自宅のPlusとSE/30の画面と比べてみたところスカスカ。ま、マック本体の加工作業は避けられないものの、やや大きめの9.7インチで進めてみることにしました。9.4インチだと、iPad 3で採用されていたLG社製の”LP097QX1“が最も手に入りやすい製品なので、今回は、ヤフオクで新品を5千円強で落札。

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ちなみに、パーツの組み合わせも面倒だし、リスクも感じる向きには、お値段的にはハードルが高めで、かつ8インチ液晶ディスプレイではありますが、

センチュリー 8インチHDMIマルチモニター 「8inch plus one HDMI ブラック」 LCD-8000VH2B“や、

センチュリー 液晶ディスプレイ LCD-8000V“といった製品も、選択肢のひとつかと思います。

追記>

解像度は落ちますが、”上海問屋”で、

HDMI入力とVGA入力端子搭載 パソコンやスマホの映像も出力できる 9インチオンダッシュ液晶モニター (小型 モニター 車載 ディスプレイ) DN-84863

という賞品も見つけました。

 

今回は、単体の液晶パネルを購入したので、液晶パネルとMac miniとのインターフェイスが別途必要です。POOH的には、そういったモジュールを自作するスキルがないので、市販されている”2048×1536 LCD to DisplayPort Adapter“という製品を購入しました。

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こちらは、熊本からの発送ということで、技術情報以外は日本語でやり取りができる会社とのこと。ちなみに、アダプタ本体価格は、3,500円とリーズナブル。それと、Mac miniとアダプタを繋げるケーブルを調べた結果、”DisplayPort“仕様のアダプタを選択しました。(製品説明によると、Mini DisplayPort仕様を選ぶこともできるみたい。)そんなわけで、ケーブルは、Mac mini側のMini DisplayPortとアダプタ側のDisplayPortの間を接続する”MacLab. Thunderbolt ( Mini Displayport ) → Displayport 変換 ケーブル 1.8m オス・オス DPver1.2 4K 対応 【相性保証付き】/ サンダーボルト ミニ ディスプレイポート“というやつを購入しました。980円也。

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それと、こちらのアダプタの電源は、USBケーブルで供給する仕様になっています。但し、コネクタの形状が”USBミニBオス”(だと思います。)なので、手元になければ、別途調達する必要があります。POOHの場合は、たまたま手元にありましたので、そちらを流用しました。

さて、ここまでで、バラバラに調達したものを仮組み?して、動作確認をしてみます。セットアップは概ね簡単でしたが、1点、9.4インチ液晶ディスプレイとアダプタの接続がちょっと手間取りました。とにかく細かくて小さなコネクターなので、おっかなびっくりで何度もトライしたんですが、冷静に作業すれば、結果的には問題なく接続が完了しました。全体の動作も問題なく、まずは、第一段階の準備は完了っていうところです。

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実際の改造作業については、ある程度、作業が進んだ時点で、改めてTALKする予定です。お楽しみに。

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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