Amazonの容量無制限のストレージ “Unlimited ストレージ”の3ヶ月無料お試しを始めてみました
POOHが大容量のディスクを必要とする理由は、兎にも角にも、管理したい写真ファイルの数が膨大だからです。そんなわけで、自宅では、以前紹介した”Promise Pegasus 2“に写真ファイルを保存していますし、ネット上では、”flickr PRO”と“プライム・フォト”(“アマゾンプライム“の特典サービス)を利用しています。
その他のファイルは、アップルの”Time Machine“でバックアップしていたり、無料版のGoogleやDropboxのストレージサービスを利用してきました。
そんななか、先日、“Amazonの容量無制限のストレージ ” (Unlimited ストレージ)サービスが開始されたことを知り、そろそろ有料のストレージサービスを使って、いざという時のためにバックアップしておいた方がいいかな、ということで検討してみることにします。ちなみに、Unlimited ストレージは、年額 13,800円で、有料開始までの3ヶ月間は無料で試用することができます。ですので、いま現在は、お試しモードで利用している次第です。
さて、Unlimited ストレージ以外のストレージサービスって、どんな感じなんだろう?、ということで、メジャーな4社の状況をチェックしてみました。
まず最初は、”Dropbox“。こちらは、5GBまで無料で利用できますが、有料の”Dropbox Pro“にアップグレードすると、1TBまでの容量で、1,200円/月または12,000円/年(税別)。Dropboxって、アプリを使えば、差分ファイルを自動的にアップロードしてくれるので便利なんですが、1TB以上のサービスがないのが気になります。しかも、将来的に、写真ファイルの移行を検討したくなっても、POOHの場合は写真ファイルだけで2TBを超えているので、全てのファイルを一括管理するには容量がそもそも足りません。
続いて、”Google Drive“。こちらは、15GBまで無料で利用できますが、有料契約に移行すると、例えば、1TBで1,300円/月、マックスの30TBで39,000円/月といった感じ。ストレージの容量的には不満はないものの、1TBを超えると、お値段的に個人が負担できる額ではなくなるような気がします。とは言え、こちらも、アプリを利用すれば、差分ファイルを自動的にアップロードしてくれるので便利なんですけどね。
“Microsoft OneDrive“はどうかと言うと、5GBまでは無料で、170円/月の有料契約で50GBまで利用可能。しかも、Office 365がセットになった”Office 365 Personal”だと1TBまでで1,274円/月と、なかなか魅力的です。ただ、POOH的にはOffice製品を既に使っていないので、折角の付加価値も活用する場面がありません。仮に、Office製品を日々使っているなら、こちらのストレージサービスは、かなりアリだと思います。
iPhoneユーザにとってはマストなストレージサービスが”iCloud“。こちらのストレージは、一般的なストレージというより、ファイルの同期と共有が主な目的かと思います。マックとともに使っていると、Safariのブックマークをはじめ、各種設定内容を複数のデバイスで同期できるので便利ですし、iCloudに対応したアプリを使えば、使い勝手の良い共有機能をシームレスに利用できたりもします。つい先日、2TBまでストレージ容量を拡張できるようになりましたが、POOH個人の使い方からすると、いま契約している50GBで十二分。だって、標準的な設定内容の同期と、iBooksでPDFファイルを共有するぐらいしか使ってないので。ま、手軽にデータを共有できるという付加価値が付いている分、便利には違いないですが、さすがに、2TBで年額3万円っていうのは高すぎかも。
最後は、POOH的には、先日、利用を止めてしまった”Evernote“。こちらは、文書データの利用が前提のサービスなので、60MBまで無料。ノート
プラスだと1GBで3,100円/年、プレミアムだと10GBで5,200円/年といった感じで、ま、文書中心の利用であれば、検討の余地はあるかもしれませんね。でも、有料サービスに切り替えると、他社との容量比較でかなり見劣りしてしまいますし、いろいろな種類のファイルを統合的に保存、管理したいというニーズにはそもそも向いていません。
ということで、話しをUnlimited ストレージに戻すと、無制限でストレージを利用できて、他社の1TB相当のお値段ということなので、試してみる価値はあるかな?ということで、8月上旬過ぎあたりから使い始めています。
Unlimited ストレージにバックアップしたいフォルダやファイルをアップロードする場合は、“プライム・フォト”と同じデスクトップ用アプリを利用します。基本、アップロードするものをアプリ画面にドロップするだけ。大きな容量のファイルも、ドロップした後、放置しておけば、PCの電源をオフしても、再起動後、自動的にアップロード処理を再開してくれます。アップロード処理の状態は、アプリからでも、
Web画面からでもリアルタイムにチェックできます。
便利な点としては、複数のPCあるいはスマホから同時にアップロードしても、ちゃんと処理してくれることかな。Unlimited ストレージに保存したものは、写真、ビデオ、ファイルに自動的に分類してくれますし、勿論、フォルダ毎に仕分けしておくことも可能です。それと。過去の写真などを、例えば、iPhone, Aperture, 写真, Adobe Lightroomといった各ライブラリ毎にアップロードすると、何と重複している写真やビデオ以外をアップロードする機能を備えています。
つまり、アップロードしたファイルを、Unlimited ストレージ上で単純に保存するんじゃなくて、データベース化して管理しているっていうことみたいです。ですので、アップロード済みの写真やビデオを、後々、閲覧する時も、重複することなく、スマートに目的の写真やビデオを探せるっていう仕組みなわけです。これは、かなり便利!
保存した写真とビデオは、Unlimited ストレージのWeb上で再生することができますが、ビデオの再生時間は20分に制限されています。
Unlimited ストレージに保存したその他のファイル、例えば、文書やスプレッドシートなどは、ダウンロードして利用する、といった使い方になります。(勿論、写真やビデオもダウンロードできます。)
さて、実際に、1ヶ月弱使ってみた感想としては、DropboxやGoogleドライブなどは止めて、Unlimited ストレージだけでいいかな、といった感じ。まだ、全てのファイルをアップロードし終えたわけではありませんが、既に3TB近い容量を使っていますので、他社と比べても、Unlimited ストレージ以外の選択肢はないと思います。しかも、今後も、バックアップしたいファイルが、写真を中心にどんどん増えていくはずなので、試用期間が残り2ヶ月ありますが、このまま有料契約に突入すると思います。
いずれにしても、お試し期間の3ヶ月を利用して、Unlimited ストレージ上に、手元にあるファイルを一旦全てアップロードし、有料契約後は、差分を定期的にアップロードするという運用を想定しています。そういう意味で、お試し期間は、初期セットアップ期間と考えれば良いのかもしれませんね。
ま、欲を言えば、指定したフォルダの差分バックアップを自動的にアプリでやってくれたり、サードパーティ製アプリとの連携でファイルを共有できたりすると嬉しいんですけどね。ま、このあたりは、アプリのバージョンアップなどを通じて、今後に期待したいところです。
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