SanDisk SDXC カード Extreme Pro UHS-I 超高速Class10 並行輸入品 (64 GB, 95MB/s)
先日のTALKで、“【Amazon.co.jp限定】Transcend SDXCカード 64GB Class10 UHS-I対応 (最大転送速度90MB/s) 無期限保証 TS64GSDXC10U1E (FFP)”
を“Nikon デジタル一眼レフカメラ D500 レンズキット AF-S DX NIKKOR 16-80/2.8-4E ED VR D500LK16-80”で使っていたら、下の写真のようにカードエラーが発生し、以降、D500で撮影を継続できなくなってしまいました。
キャノン製のカメラで当該のSDカードの動作確認をしたところ、再生、撮影ともに問題なくできたので、このままだと、いつ何時、現地で撮影できなくなってしまうのも大変困るので、ニコンさんに問い合わせてみました。
サポート窓口の回答を抜粋すると、
“お知らせいただいたメモリーカードは、弊社では動作の確認を行っていない
カードとなります。他にメモリーカードをお持ちであれば、他のメモリーカードでの動作をご確認くださいますようお願いいたします。”
“動作確認済みメモリーカード以外のメモリーカードの機能や、動作の詳細、動作保証につきましては、各カードメーカーへお問い合わせいただくようご案内させていただいておりますので、何とぞご了承くださいますようお願いいたします。”
“D500で動作確認済みのメモリーカードは、前回のWebページの他、製品カタログや製品仕様のWebページでもご案内しております。”
といった内容でした。動作確認済みのメモリーカードは、
“どのXQDメモリーカードとSDカードが動作確認済みですか?”というFAQページに掲載されています。
それじゃあ、この現象が何らかのカメラ本体の不具合かどうかは、動作確認済みのメモリーカードで撮影実績を積んでいかないと、具体的な対応はしてもらえないのですか?と追加で問い合わせしたところ、
“どのメモリーカードをご使用になっても、ご指摘の現象が発生する場合は、カメラの動作に何らかの問題がある可能性がございますので、その際は、カメラとご使用のメモリーカード、保証書をあわせて、弊社サービス機関にて点検させていただいております。”
ということなので、ニコン製のカメラの場合は、兎にも角にも、動作確認済みのメモリーカードを使わないと拉致があかないということのようです。ちなみに、SD規格という枠ではサポートしていないのか?とか、将来、他のメモリーカードをサポートするファームウェアのリリースはあり得るのか?という質問に対しては回答してもらえませんでした。
ま、勿論、安かろう悪かろう的なSDカードまでサポートして欲しいというわけではなく、Amazonで最も流通しているSDカードぐらいは動作確認の対象に入れてもいいのでは?というユーザサイドの思いには、応えてくれそうにありません。
という経緯があり、
“SanDisk SDXC カード Extreme Pro UHS-I 超高速Class10 並行輸入品 (64 GB, 95MB/s)”あるいは、
“SanDisk Extreme PRO SDXCカード UHS-I Class10 64GB 95MB/Sec [国内正規品] SDSDXPA-064G-EPK2 [エコパッケージ]”を泣く泣く購入しました。
なぜ、泣く泣くなのかと言うと、Transcend製のSDカードに比べ、国内正規品って、同じ容量でも3倍のお値段だからです。勿論、並行輸入品でも同じ仕様なんですが、どうも一部の業者が販売する並行輸入品のなかには偽物が出回っているようです。
というわけで、これからニコン製のカメラを購入しようと検討されている方は、是非、ニコンさんが仰っているWebページの他、製品カタログや製品仕様のWebページを、カメラ本体の購入と合わせて、事前に確認することをオススメします。
ちなみに、動作確認済みのリストに掲載されているSDXCカードは、
“Panasonic 64GB SDXCメモリーカード RP-SDUC64GJK“が1枚、1万3千円以上、
“SONY SDXC U3 W.95MB/s W.90MB/s 128GB Class10 SF-G1UZ ソニー 海外向けパッケージ品 [並行輸入品]“がおよそ1枚、1万円、
“LEXAR MEDIA Professional 2000x 64GB SDXC UHS-II SDカード LSD64GCRBNA2000R 並行輸入品 (64GB 2000倍速)“も1枚、1万円ちょっと、
スペック的には落ちますが、”TOSHIBA SDXCカード 64GB Class10 UHS-I対応 (最大転送速度48MB/s) 5年保証 日本製 (国内正規品) SD-FU064G“が1枚、5千円強
といった具合です。
スペックが見劣りする東芝製を除くと、どれもセレブ級のお値段の製品ばかりです。こういった高級品ばかりを対象に動作確認済みって言われても、ユーザサイドとしては、どうしてもモヤモヤ感が残りますよね。リアルな市場に目を向けているメーカーさんだったら、動作確認リストからSONYを即外して、SAMSUNGかTranscendあたりを動作確認の対象に加える方がリーズナブルだと思うんですけどね。ただ、ニコンさん的には、XQDカード絡みでSONYは外せないかもなあ。
でもね、D500本体そのものの出来栄えはとても良くて、個人的にはとっても気に入っています。本当に、良いカメラです。
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SDカードについて悶々としているなかで、キャノンさんじゃらEOS-1D X Mark IIに関する”最新ファームウェア“のお知らせが届きました。
内容を抜粋しますと、
【現象】
SanDisk CFastカードを、カメラ本体またはカードリーダーに装填してご使用した際に、SanDisk CFastカードに記録した静止画像の一部(下部)
が異常となることがあります。RAWおよびJPEG記録の両方で現象が確認されています。
【原因】
SanDisk CFastカード側に問題があります。カメラ側の問題ではありません。
キャノンさんの場合は、SanDisk側の問題にも係わらず、カメラ側のファームウェアのバージョンアップで対応する、というスタンス。勿論、ソフトウェア的に対応できる現象ということではありますが、ニコンさんとは真逆な対応ですね。ちなみに、同時期に発表されたニコン D5の最新ファームウェアでは、カメラ本体の機能面の強化とのこと。
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