「羽田空港のこれから」の進め方、遅すぎませんか?
国交省では、”羽田空港”の機能強化を目指して、”羽田空港のこれから”というホームページを立ち上げ、具体的な策を検討しています。
そうした取り組みに先立って、”羽田空港機能強化に関する説明会(第2フェーズ)”を行なって、周辺住民の理解を得よと、ある意味、丁寧な対応をしているんですが…
“取組状況・今後の進め方”を見ると分かるように、2020年の東京オリンピックの開催時期を最終ゴールにしているようです。
ま、こういった広報活動は大切な取り組みのひとつではあると思いますが、正直、進め方がゆっくり過ぎると思います。
こうした国際空港行政って、国の経済活動を大きく左右する事業のひとつですから、課題があるという認識ならば、1秒でも早く対策の一部でも実現させていかないと、日本という国は、アジアのなかでも加速度的に遅れをとっていくのは必至。
実は、我が家の自宅(マンションの一室ですが…)は、羽田空港の一部を見ることができる位置にあって、最近では、深夜便を中心に、かなり目立った騒音を体験しています。でもね、そもそも、空港近くの物件を選んだのは自分自身だし、世の中が刻一刻と変化していくなかで、多少、騒音がひどくなってきても、それをもって、そんなはずじゃなかった!というのは、1国民として筋近いだと思っています。空港行政って、国益と直結しているので、騒音がどうのこうの、という次元の話とは、そもそも相容れないテーマ。事実、住宅の頭上を低空で離発着する空港なんて、どの国でも当たり前。勿論、安全性は最優先課題ですが、その点でも、航空技術や空港管制の側面から見れば、自動車なんかよりよほど安全なはずです。
全ての対策を一度に実現させるのは難しいにしても、実施が可能な策は、2020年と言わず、2016年度中に実施、といった取り組みを進めていかないと、日本経済はこのまま下降線を辿っていくはずです。その辺りの大局的な事情をもっと前面に出して、揺るぎないリーダーシップを持って、空港の強化策を無理やりにでも進めていかないと、結局は、空港周辺の住民や工場にとってもプラスにならないと思います。兎にも角にも、強力なリーダーシップが、いま現在の行政には欠けているのではないでしょうか?
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