年末年始の厚木飛行場の様子あれこれ
先日、”厚木飛行場”の北側のポイントにあたる”ふれあいの森”についてTALKしましたが、その続編ということで、年末年始の厚木はどんな感じだったのか触れておくことにしまう。このTALKは自分自身の備忘録でもあるので、内容的にはあれやこれや多岐に渡るところはありますがご容赦下さい。
まず、年末年始ですが、昨年、12月28日、29日の両日、現地に行った時には、ほぼ普段通り飛んでいました。そのあたりの様子は先日のTALKをご覧下さい。ちなみに、30日は行かなかったんですが、頻度は不明ながら飛んではいたみたいです。年が明けて、1月4日が月曜日だったので飛ぶかな?って思い、新年早々、現地に行ってきたんですが、米軍機が1機も飛ばず、海上自衛隊のP-3Cが哨戒ミッションで飛んでいただけ。エアバンド的にもとても静かで、受信機の電池切れかな?って思ったほどでした。
で、翌日の5日も続けて行ってみたところ、朝9時頃から、咳を切ったかのように次々に離陸開始。(この日は延べ40機のF/A-18が離陸)この日は朝から晴天ということもあってか、真冬だっていうのにとても暖かく、最初の飛行隊が離陸したタイミングでは北風でRWY01の離陸だったんですが、その後、南風のRWY19に早々にランウェイチェンジ。
で、前回、初めて北ポイントに行った時の印象で、草柳広場だったら視野が開けているので離陸機も良く観れるかも、ということで期待していたんですが、この日は離陸高度を高く指定されていたこともあって、背中は全く見えず、しかもバリバリの逆光。
これはイカン!ということで逆光になりにくいポジションに移動したものの、魅力的な構図では撮影できず仕舞い。後で分かったことですが、逆光は避けられないものの、草柳広場の更に東側にある畑ポイントに移動すると、もうちょっとまともな写真が撮れそうです。
この後は、ぽかぽか陽気で気持ちが良かったこともあって、ずーと北側のポイントで着陸機を中心に撮影続行。
当日撮影した写真は、”FlyTeamのチャッピー・シミズ マイページ”(チャッピー・シミズは、POOHのハンドルネームです)で公開していますので、興味がありましたら、そちらをご覧下さい。
ここで、ちょっぴり着陸時のアプローチ方法の違いに触れておきます。米軍の戦闘機が着陸する時は、大抵、オーバーヘッド・アプローチといって、着陸前に一旦、基地の上空を通過後、180℃ブレイクして着陸っていう段取りをとります。ですので、頭上を通る戦闘機を、こんな感じで眺めることができたりします。
でも、常に天候が良好っていうこともなく、夜間や悪天候などの際には、着陸誘導管制といって、誘導管制官がレーダーを使って航空機を滑走路まで誘導する場合を想定した訓練も行っています。これ、GCA (Ground Controlled Aproach)っていうんだそうです。GCAによる訓練を行っている場青、それを北側のポイントで見ると、こんな感じで低空をゆっくりした速度で滑走路に向ってアプローチする様子を見ることができます。GCAアプローチの場合は、オーバーヘッド・アプローチはせず、直接、滑走路に進入します。空母の艦載機なので、こういった訓練も必須なんでしょうね。写真では分かりづらいですが、実際に見ていると、電線に当たっちゃうんじゃないかとハラハラものですよ。エアバンド受信機があると、こうした楽しみ方もあって更に楽しいかもです。
北側のポイントって、なかなか居心地がいいんですが、1点厄介なことがあります。それは滑走路がはっきり見えないことです。無理をすれば見れないこともないんですが、ま、基本見えないと思った方がいいと思います。滑走路が見えないと何が困るかと言うと、現地に早い時間帯に到着した場合、離陸機の実績がないので、その日の滑走路の運用が分からないっていうことです。そんな時は、滑走路のすぐ脇になびいているウィングソックという旗を見れば風向きが分かるんですが、北側のポイントって、そもそも滑走路がよく見えないので、えぇっとどっち向き?っていう感じになってしまいます。そんな時は、ふれあいの森の売店のすぐ上にある巨大な風見鶏の方向をチェックしてから現地に行くといいですよ。
厚木飛行場での訓練って、いつでも見れるわけじゃないっていうところもポイントのひとつ。アメリカ海軍に限っていうと、週末とアメリカの祭日は訓練がお休みのようです。それ以外の日ですが、これが分からないんですよね。平日で、しかも天気が良いからといって、必ず訓練があるわけでもないしね。ちなみに、数少ない経験値から言うと、F/A-18の訓練を観れる確率は、個人的には勝率5割程度かな?折角、現地に朝早く行っても、1機も飛ばなかった日もあるので、こればかりは運次第かも。
今年は、1月8日(金)が、海上自衛隊 厚木航空基地の新年初訓練飛行の日でした。(部隊によって初訓練の日は異なっているようです)この日は、朝から数回に渡って、所属航空隊の訓練飛行をやっていました。
で、こういう特別な日って、アメリカ海軍サイドの訓練は行わないのかもしれませんね。ただ、この日は、久しぶりに、VMAQ-3 Moon Dogsによるフォーメーション・テイクオフを観ることができました。これはこれでラッキーだったかも。
別の日ですが、こんな航空機も観る機会があったりします。
さて、個人的には、まだ、厚木基地のルート4 ディパーチャー狙いの西側にある撮影ポイントに行ったことがないので、次回あたりに散策してこようかな?
こちらは、POOHが作ったアプリ”空港ファン AirportFun”を現地で動作確認した際のサンプルです。ご参考までに。
アルインコ広帯域受信機DJ−X81エアバンドスペシャル+ミニアンテナ |
アルインコ 広帯域レシーバー DJ-X81 エアーバンドスペシャル + ミニアンテナ |
エアバンド受信機の実験 [ 鈴木憲次 ] |
ホームページ”THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。