2年に一度開催される韓国のエアショー SEOUL ADEX 2015 (3) “SEOUL ADEX 2015 会場の様子、地上展示”
10月後半に、韓国で2年に一度のサイクルで開催されるエアショー “SEOU ADEX 2015”に行ってきました。
まずは、エアショーの会場となった”서울공항 ソウル空軍基地”のアウトラインからTALK。
地図的には、こんな感じなんですが、
もうちょっとズームアウトして眺めてみると、右手が牡丹市場方面になります。今回宿泊したお宿”바인호텔 HOTEL vine”もそちらの方角になります。
飛行場の滑走路は2本あって、今回のエアショーで飛行展示につかった滑走路はRWY02/20で、地図で言うと左手側の滑走路になります。もう1本の滑走路RWY01/19は、地上展示とか観客エリアとして利用していたんですが、なぜ、滑走路の方角がそれぞれ異なっているのかと言うと、地図の上方向に建設中の”ロッテタワー”(2016年完成予定)の高さが何と555m、地上123階に及ぶため、右側の滑走路を3度ずらす工事をやったからなんだそうです。ちなみに、明日以降TALKする飛行展示では、RWY20から離陸している軍用機を撮影しています。
実際に建設中のロッテタワーを見ると、物凄く巨大な建造物だってことが分かります。滑走路を移動させるのも納得かも。
向こう側に見えるのがチケットブースです。とりわけパブリックディの1日目は土曜日だったので、チケットを求める人たちで長蛇の列でしたよ。2日目、つまりエアショー最終日は飛行展示が午後からということと、韓国ではキリスト教徒が多いので日曜日の朝は協会に行く人たちが多いこともあってか、朝方は比較的空いていましたけどね。
会場のエントランス付近の様子です。かばんを持っている人と持っていない人のレーンが異なります。これ、日本国内の航空祭でも採用してほしいスタイルですよね。
セキュリティ関係者は委託業者さんたちみたい。
ゲートを抜けると、軍需産業系カンパニーの展示ブースがあります。えーと、とにかく巨大なブーステントが並んでいて、ブースを抜けるまで延々歩くことになります。(人混みを避けたい場合はブーステントの横を歩いていけばOK)
日本国内では、戦争反対!サイドを主張する向きがメディアの注目を集めていますが、日本を一歩出ると、如何に自国を守るのかという切実な課題に直面しているようです。これだけ軍需産業が発展しているのも、そういった背景があるからだと思います。戦争は勿論反対の立場ですが、自国を守るための戦いは、場合によっては避けられないことが将来起こりえるかもしれませんし、軍事力が弱い国のリスクを軽視し過ぎて、将来ひどい目にあう可能性も、真剣に考えておくことは賛成の立場です。そこのところを、フェアに報道しない日本国内のメディアは、ある意味、鎖国しているメディアと同等だと思っています。もっと、国外の状況や動向を、時間を割いて報道すべきではないでしょうか?
当日の詳しいスケジュールは、会場で公開されます。細かい調整事もある一方で、隣国の脅威から、こういった情報はあまり早めには公開しないのかもしれませんね。
会場を訪れた人たちは、こういったスケジュール表をスマホで撮影してましたよ。
会場内は、地上展示エリア、アトラクションと地上デモのエリア、フードコート、軍需産業カンパニーエリア、そして飛行展示エリアといった感じに分かれています。
まずは地上展示エリアの様子から。当日撮影した写真は、”FlyTeamのチャッピー・シミズ マイページ”(チャッピー・シミズは、POOHのハンドルネームです)で公開していますので、興味がありましたら、そちらをご覧下さい。
機内に入れる航空機は人気が集中、ま、日本国内の航空祭でも同じような光景ですよね。
アトラクションと地上デモのエリアは、あまり行かなかったので雰囲気だけ。
航空機の横では、アメリカ空軍のデモチームがグッズ販売。Tシャツが格好良かったのでお土産にいくつか買ってきました。
勿論、いろいろなお土産ショップが出店していましたよ。
食事は、基地内にも売店やショップがありますし、
基地のゲートに降りていく坂道沿いでも、韓国っぱい食べ物を買い求めることができます。
気になるトイレですが、会場の外に一箇所、会場内に数カ所ありました。日本国内の航空祭などで見かける簡易トイレというより、もともと基地に常設しているトイレっていう感じもしなくはないでしたけど、いずれも綺麗で、ちゃんと水も流れてくれてました。
エアショーと言えば、飛行展示の観覧エリア事情が一番気になるところですよね。韓国の場合は、ちょっと日本国内の航空祭とは異なる傾向もあったので、そのあたりを含めて紹介しておきます。
会場がオープンになると、最初に滑走路近くのフロントラインを専有していたのが日本人、そして望遠レンズを持っている韓国人たち。ま、圧倒的に日本人の比率が高かったですけどね。ただ、日本国内の航空祭とは違い、フロントラインはご覧の通りスカスカで、この時点では余裕たっぷりでした。正直、この時点では、観光のエアショーって天国のようだなって思っていました。
あ、ちなみに、下の写真にあるようなテントはNGね。
時間が経つにつれ、フロントラインの後方にピクニックシートを敷いて、食事をする家族連れなどが増えてきましたけど、ま、ほのぼのしていいな、っていう印象でした。
状況が大きく変化したのは、韓国のアクロバットチーム”블랙이글스 Black Eagles”やアメリカ空軍による”F-22 Raptor“による派手な飛行展示が始まるあたりからです。それまで、後方でピクニックシートで楽しんでいた家族連れは勿論、別にアトラクションなどを楽しんでいたはずの観客が怒涛の如く、フロントラインに迫ってきました。なかには、子供を出汁に強引に前に出てくる人たちも続出。もうフロントラインは壮絶な状況になってしまい、持ってきた荷物は踏みつけられるし、カメラを左右に振るのも困難なほどになってしまいました。えー、キリスト教徒が多いって聞いていたのに、これはなんだ!!!
この時ほど、こういったプロのカメラマンを羨ましく思った瞬間はありませんでした。本当に凄かったです。一定のマナーは守っているとは言え、朝早くからフロントラインをキープして何時間も待っていた身からすると、納得できる状況ではありませんでした。ま、こういう発想自体、日本人ならではなのかもしれませんが、ある意味、決して褒められない韓国パワーを感じてしまった次第です。
ですので、次回のエアショーに行ってみたいと思っている人がいらしたら、気を付けておきたいことを2点お伝えしておきます。
・決して、高額なカメラとかバッグ類を持って韓国のエアショーに行かないこと。真面目な話、あの混雑のなかで、持ち物が安全だという保証は全くありません。特に、最前列に割り込んできた子供たちは、自由奔放に遊びまわるので、地面にカメラを置いていこうものなら、一発でやられてしまいます。お気をつけ下さいまし。
・早めに場所をキープしても殆ど意味がありません。観たい人たちが前に出るのは当たり前だという発想の方が断然支配的でした。とりわけ、子供を出汁に、後から無理やり最前列に割り込んでくるのはマナー違反だと思っていても、子供に観せたいと言われれば仕方ないので、最初からいた人たちの方が泣き寝入りするしかありません。総じて、韓国のご家族を見ていると、自分の子供にはメチャメチャ甘いみたいで、この点は、公共の場所かどうかではなく、そもそも何が大事なのかという尺度が違っているように感じました。(韓国は徴兵制があるので、子供が小さい頃は甘やかす傾向が強いのかもしれませんね)
こちらは、POOHが作ったアプリ”毎年カレンダ (EveryYear)”を現地で動作確認した際のサンプルです。ご参考までに。
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