沈む夕日をバックに美しい航空機を撮影できる熊本空港が素敵過ぎ! (1) ”熊本空港 阿蘇くまもと空港” アウトライン編

美しい落陽をバックに、離発着する航空機をほぼ障害物なしに撮影できるという素敵なスポットがあるというので、先日、”熊本空港 阿蘇くまもと空港”に遊びに行ってきました。
実際に撮影した写真をご紹介する前に、まずは、現地で調べたアレコレをまとめてTALKしておきます。
当日、撮影したもののなかから壁紙にした写真を「こちら」で公開していますので、よろしければどうぞ。

最初は、空港ツアーのアウトライン。
当日は、2015年1月17日 土曜日。夕日と絡む航空機を撮影するので遅めの時間のフライトでも良かったんですが、今回が始めての場所だったので、現地の下見を兼ねて、午前中のJAL便で”羽田空港”を出発。

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熊本空港 阿蘇くまもと空港”にほぼ定刻に到着。

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空港内は、売店を中心に”くまモン”一色です。

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空港近くでレンタカーを借りて、空港周辺の撮影ポイント探しに出発。今回、下見ということで、参考までに空港を一回りしてみたました。下の地図を見ていただけるとおおよその位置関係がお分かりいただけるかと思いますが、Runway 07方面は丘の上にある空港を見上げる感じで、しかも高い木々が空港を遮っているので、滑走路は全く見えません。ですので、航空機だけを撮りたいという場合を除き、今回のように夕日と滑走路と航空機という組み合わせの写真を撮りたい場合、Runway 07方面は絶望的です。しかもかなり細い悪路なので、道的にもお薦めできません。
ということで、Runway 25方面が撮影ポイント(下の地図上の星印)ということになります。ちなみに、我が家が今回チョイスしたのは、Runway 25のEND部分です。
それから、滑走路の運用状況です。ご覧のとおり、滑走路は1本だけですが、風向きと風力によって、どちらの方角から離発着するか変化します。この日も、運用が3回変わりました。この日の午前中は、主にRunway 25で離発着、つまり、地図上、右上から左下に向けて離発着を行う運用でした。でも、午後の後半あたりから風向きが変わり、Runway 07で離発着という運用に変わりました。それと、この日は空港上空の風がかなり強かったようで、ゴーアラウンドも3回、そして、そのうち1回はリトライで一時的にRunway 25に運用が変わるといった状況でした。ですので、お目当ての日の入りのタイミングで、離陸シーンがベストなのか、着陸シーンがベストなのか違ってきます。
それと、肝心な天候の変化です。この日は予報通り、朝方は雨が残っていましたが、その後は天気が回復して、夕日のタイミングは快晴でした。でも、地元の方たちの話では、直前まで良かったのに、日が沈む間際、想像もしていなかった雲で、綺麗な夕日を観れなかったということがしばしばあるそうです。ま、こればかりは運ですけどね

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撮影ポイントのディテールです。いずれも、Runway 25 END付近、つまり、今回、我が家が撮影ポイントに選んだ場所の内容になります。
Runway 25付近は、この時期、こんな風景になっていますが、このエリアは畑です。地主さんの好意で、こちらの畑を開放してくれているそうです。ですので、ゴミとかタバコの吸い殻などは、自身で持ち帰るのがマナー。

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撮影ポイントへの導入部分は三箇所ぐらいあるようです。
こちらは、かなり悪路です。車を汚したくない向きは、別の導入部分がお薦めです。

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こちらの導入部分がお薦めです。道路の先にオレンジ色の誘導灯が見えますので、すぐに分かるかと思います。

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車をこちらに駐めて、誘導灯の脇を空港に向かって進んでいきます。
誘導灯を中心に、左右、いずれかの撮影ポイントに向かうわけですが、どちらで夕日を待ち構えるのが良いかは運次第だそうです。我が家は、この日、比較的人が多かった向って左側の撮影ポイントにしました。えーと、我が家は今回が始めてだったので、左を選んだ明確な理由はありませんでした。

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当たり前のことですが、誘導灯を含む空港施設内に入ることは厳禁です。空港の警備車が常に巡回しています。

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次に、太陽が沈む動きについてです。
一番大切なことは、夕日と航空機が重なる可能性が一番高いとされている時期ですが、毎年、11月後半、あるいは1月半ばから1月末がベストなんだそうです。なぜ、12月は飛んでいるのかは不明です。経験則なのかもしれませんね。
で、肝心な太陽の動きですが、下の地図の通り、太陽が動きながら地平線に向けて沈んでいきます。それと、地平線に沈むポイントは日が経つにしたがって、向った右に移動していくんだそうです。ですので、2月に入ってしまうと、沈むタイミングが左の山の向こう側になってしまうので、ベストとは言えなくなるということでした。

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写真で、太陽の位置の変化を追ってみると、こんな感じになります。一枚目の写真では、管制塔の上あたりにあった太陽が次第に、滑走路に向けて動きながら沈んでいく様子がお分かりいただけるかな?

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えっと、結論を先に言っちゃいますと、この日、夕日はメチャメチャ綺麗に観れたですが、肝心な航空機がその時間帯に、1機も離発着しなかったので、撮りたかったシーンを撮影できませんした。この日は、風が強く、何機もゴーアラウンドしたこととか、目的地の空港、あるいは出発する空港の混雑具合で、航空機の流量制限があったりだとか、いろいろな事情で、バッチリ夕日に航空機が重なるとは限らないっていうことですね。

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こちらが、Runway 25からの眺めです。誘導灯を挟んで、左側のポジションです。

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午前中の早い時間帯ではこんな感じでした。

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次第に人が集まってきて、

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撮影する人たちが何列にもなります。後方にいる人たちは、かなり大きなレンズと背の高い三脚といったスタイルでした。
使用レンズですが、多くの人が400mmあるいは500mmっていう感じ。POOHはキャノンの100-400mmを使ってましたけど、この撮影ポイントから夕日を絡めるなら、500mmあった方がいいかも。
こちらに来られる方たちは、皆さん、顔見知りみたいでしたよ。現地のことはとっても詳しいので、機会があれば、是非、ベテランの人たちに話を聞いてみると良いと思います。とりわけ、夕日までは、たっぷり時間がありますので。

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太陽が沈むと、三々五々、撤収モード。お疲れ様でした。

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その他の情報です。
まずは、食料関係です。撮影ポイントの近くには、こちらのレストランとコンビニが2件ありました。我が家は、こちらのレストランでランチを食べ、向かえのコンビニでお菓子類を調達しました。ちなみに、ランチはメチャメチャお安かったです。勿論、お弁当という選択肢もありだと思います。

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あ、そうそう、こちらの写真に写っているコンビニの左の道を入っていけば、今回紹介した撮影ポイントに行けますよ。
撮影ポイントまでの移動は、車がマストです。それと、この時期、真から寒いです。夕日が沈むタイミングあたりは、相当寒いので、防寒対策は念入りにしておいた方が良いと思います。後、撮影ポイントは畑のなかなので、トイレはありません。お寄りのトイレは、レストランかコンビニです。とにかく、寒いなかでも撮影になりますので、トイレに関しては計画的に、っていう感じかと思います。

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余談です。
撮影を終えた後、この日はJALの最終便で帰ったので、待ち時間の間、空港内で、こんなお土産を買ってきました。空港内の売店はかなり充実していますので、是非、立ち寄ってみて下さい。レストランも何件か入ってましたよ。次回から、2回に分けて、実際に撮影した写真にフォーカスします。

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航空機の撮影では、エアバンドがないと、って思うかもしれませんが、こちらの空港に関しては、フライト時刻をWebでチェックしておけばOKかと思います。POOHはエアバンドを聞いていましたけど、無くても良かったな、って思いました。しかも、撮影する人たちの多くは夕日のタイミングがお目当てなので、離発着の時刻を暗記されている方も多かったようですしね。

POOHが作ったアプリ”今日のこよみ Almanac!”を現地で動作確認した際のサンプルです。ご参考までに。

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ホームページ”THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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