Xcode 6でiOS 8アプリを申請した時に面倒だったこと、あれこれ
新しいiOSがリリースになる度に、いままで慣れ親しんできたアプリ開発のプロセスに大きな変化があります。アップルさんって、結構、大胆に、いろいろな方面で変化を付けてくるんですよね。POOHのような趣味でアプリを開発している個人にとって、こうした変化が結構応えたりします。
今回も、iOS 8のリリースに際して、アップルさんの開発者専用サイト”iTunes Connect”にiOS 8アプリを申請するプロセスに大きな変更があり、最初のうち、かなり手こずったので、そのあたりの情報共有をTALKしておきます。
ちなみに、各種APIの仕様変更などに伴って、結果的には、23個のiOSアプリを修正、2個のiOSアプリの修正ならびに新機能の追加を短時間に行うハメにになりました。ふう。一番、面倒だったのが、Location Managerの使用目的に関する仕様変更で、こいつのお陰で、メチャメチャな数の修正作業を行うことになった次第。
こちらが、新しいiTunes Connectのメイン画面ですね。全般的にフラットデザインに変更になってます。
まずは、”Xcode 6”から開発済のiOSアプリを”iTunes Connect”にアップロードする前に”Validate”という手続きをしようとしたところ、
いきなり、こんなメッセージが!!
で、結果的には、”Try Again”ボタンをクリックすれば、
っていう感じで、自動的にフィックスしてくれます。ふう。
続いて、”Validate”を継続実行すると、こんなメッセージが表示されてビックリ!!このメッセージは、”AdMob”等の広告を掲載する仕組みをアプリに組み込んでいて、”IDFA”という広告識別子を利用している場合に表示されるメッセージです。ちなみに、このメッセージは、”Submit”直後にも表示されます。このメッセージ、よーく内容を確認すると、警告メッセージなので、処理そのものの失敗を意味しているわけではなんですね。なので、”Validate”にしても”Submit”にしても、処理自体は、内容に問題なければ正常に完了します。
なお、”Validate”、”Submit”いずれでも、何の警告もなければ、こんなメッセージが表示されます。
但し、仮に上記のメッセージが表示された場合は、”iTunes Connect”で別途手続きをする必要があります。
”iTunes Connect”上の”My App”で個々のアプリを登録した画面では、”Submit”後、
という具合に、”ビルド”欄に”+”ボタンが追加表示されます。このボタンをクリックして、申請するビルドを選択します。
選択すると、”ビルド”欄がこんな表示に変わります。
レーティングの編集も済ませておきます。
これで、一旦、”保存”ボタンをクリックし、続けて”レビュー審査のために送信”ボタンをクリックします。
すると、このような画面に切り替りますので、
“Submit”時に表示された”IDFA”に関する回答を設定します。そうなんです、この画面で”IDFA”に関する回答が必要だよ、っていうメッセージが“Submit”時に表示されるようになったんですね。この段取りを知らないと、“Submit”時のメッセージ表示で焦っちゃいますよね。
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