最近、”アップル帝国の正体”を読んでみました。
最近、”アップル帝国の正体”を読んでみました。
この本は、二人の”週間ダイヤモンド”の記者が、取材を通じて、なぜアップルはここまで大きくなれたのか?、これからのアップルはどんな方向に向かっていくのだろうか?というだれもが興味を抱く聖域的な課題にテーマに、真実に迫っていくというビジネス本です。これまで、アップルを扱った本の多くが、ジョブズ氏本人、あるいはアップルの内側?から、そのサクセスストーリーを描いているのに対して、この本は、アップルを取り巻く製造業や通信キャリア、競合ベンダーサイドから、アップルの戦略なりビジネスモデルなりを分析している良本です。モノづくりの側面を観ていると、とってもエレガントでユーザフレンドリーな企業なんですが、帝国を築く過程では、念入りなリサーチと執拗なまでも過酷なビジネスルールで、がっちり利益を獲得していく様がリアルに描かれています。また、なぜ、日本の名だたる製造業あるいはトップの通信キャリアがアップルに追い越され、その立ち位置を逆転するに至ったのか、という分析もわかりやすく表現されています。アップルの素晴らしさだけに目を向けるのではなく、スーパー企業としてのエグイ論理も是非垣間見てみたいという向きにオススメです。更に、日本企業の没落の一旦がどのあたりに原因があるのか?という部分を、成功者の側から見てみたいという向きにもオススメの一冊です。今年読んだビジネス書のなかでは、ピカイチだと思います。
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