最近読んだ本 “cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング”
最近、”cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング”を読んでみました。
iPhoneでゲームアプリを開発しようと思った時、大抵の開発者が最初にチェックするフレームワークが”cocos2d”です。全般的にとても詳しく解説してくれており、かつcocos2dの活用法を実践的に理解することができる内容に仕上がっています。ただ、ゲームアプリの開発の基本となるパーティクルとかスプライト、シーンやレイアといったテクニカルタームを最低限理解している方でないと、内容を読み進めるにはキツイかと思います。しかも、cocos2dを効率的に使い込むレベルに合わせた内容になっているので、cocos2dが全く始めてというケースは想定していないようです。少なくとも、cocos2dを使って1~2アプリぐらい作ってみたんだけど、もっと極めたいっていう中級者向けと思った方がよいかと思います。逆に、とっても詳しい解説でソースコードも充実しているので、cocos2dをちょっと触った経験さえあれば、あ、そうなんだ、なるほどね、っていう感じで、気持ちよく解説に付いていけるのかもしれませんね。POOH的には、ゲームアプリは守備範囲外なので、あくまでも知識の一端として読んだわけですが、正直言って、ちょっとばかり難解でした。でも、cocos2dというテーマに限らず、中級者以上を対象にした技術書であれば、これぐらいの手応えがないと読み応えはないんだろうな、って思いました。そういう意味では、国内本も、このぐらいのレベル感のある書籍を是非発刊してほしいな、って思います。これだったら、お金を払う価値ありかなって思いますね。cocos2dでも、3D対応が進められているみたいですが、3Dゲームと言えば、いま話題のUnityですよね。”Unityによる3Dゲーム開発入門 ―iPhone/Android/Webで実践ゲームプログラミング”というタイトルの本も近日発刊みたいですので、是非、機会をみて読んでみたいと思っています。