iPad活用指南 紙の本を一気に電子書籍化 自分で自炊に挑戦 (3) スキャン編
FUJITSU ScanSnap S1300 FI-S1300本体とスキャン専用アプリ”ScanSnap Manager”を使って、いよいよ本のスキャンに挑戦です。
前回のTALKでスキャンする際の設定を済ませておけば、後は、ScanSnap本体にスキャンする紙をセットして本体の青色に光るボタンを押すだけです。
スキャンが始まると、
といった順番に処理が自動的に進行します。最後に表示される画面で、スキャンしたものをどうするのかを選択します。で、今回はマック上のフォルダにスキャン済のPDFファイルを保存するので、一番左のアイコンをクリック。
一冊分のスキャンを終えると、こんな感じで複数のPDFファイルが出来上がります。あ、そうなんです。ScanSnap本体で一度にスキャンできる紙の枚数には限りがあるので、一冊の本をスキャンする場合は何度か同じ操作を繰り返すことになるので、結果、こんな感じで複数のファイルが作成されるということになるわけ。ちなみに、S1300モデルの場合、実際に試してみると、ムック本のように少し厚めの紙でも、一度に7~10枚ぐらいはスキャン可能でした。今回、3冊スキャンしてみたんですけど、スキャンした結果、ページの向きが回転していたページが3ページ、書籍の糊や破れが原因で紙詰まりを起こしたのが2回でした。そんなこともあって、1回あたりのスキャン枚数をあまり欲張るとやり直すページ枚数もその分多くなるので、7~10枚ぐらいを目安にした方が無難かも。なお、回転したページは、プレビューで簡単に直せますので慌てる必要はありません。
今回は、ムック本と雑誌をスキャンしてみたんですけど、スーパーファインという画質モードを使うと、こんな具合に仕上がります。こちらは、iPad上のiBooksでPDFを表示したものをキャプチャしたものになります。
どうです?代行サービスを使った場合と比べても、目でみて違いはあまり感じませんでした。個人で使う分には、これで十分な気がします。
で、最後におまけ。ネット上を調べると、同じソリューションがいくつか見つかりますが、複数のPDFファイルを1つのPDFファイルに自動的に結合するTipsです。そう、”Automator”でワークフローを作っておくと、自動化できちゃうんですよね。
詳しい設定は、
ってな感じです。
このワークフローを実行すると、ファイル選択用のダイアログが表示されますので、1冊のPDFファイルにまとめたいファイルが保存されているフォルダを選択します。すると、自動的に処理が行われ、1冊になったPDFファイルがデスクトップ上に出来上がります。ね、便利でしょ?