iPhoneとiDisk
以前からアナウンスはあったものの、なかなかリリースしてくれずヤキモキしていたんですけど、先日、ようやくiPhone 3GSによるiDiskへのアクセスサービスが可能になりましたね。
以前は、純正じゃないアプリを使っていたんですけど、今回のリリースを契機にアップル純正に移行。
ま、よくよく考えてみれば、iDiskって、標準のMobileMeの契約でも最大20GBまで使えるわけで、しかも、iPhoneを使えば、電話や無線LANが通じるエリアなら、どこからでもアクセスできるんだから、それはそれは便利なわけです。しかも、共有やパブリックとしても活用できるので、仲間や職場との情報連携にも使えますから、その用途はまさに無限大かも。
試しに、個人的に利用頻度が高そうなコンテンツをiDiskに保存して、実際の使い勝手を探ってみました。例えば、外出先でたまにチェックしたくなるデジカメの操作説明書。これ、実際のマニュアルを持ち歩くのって、結構面倒だったりします。
で、それなりのファイル容量があるコンテンツの場合、初回の読込に時間がかかります。でも、そこはアップルさんが作ったアプリだけのことはあって、一度読み込んだコンテンツは「最近使った項目」に登録されると同時に、iPhone上にキャッシュされるみたいで、2度目からは快適にコンテンツを参照できるようになります。んんん、流石!!
いや、実際に試してみると、これ行けるかも!?って思えちゃいますね。利用頻度が高いコンテンツは、取り敢えずPDF化して、iDiskに放り込んでおくっていう乗りもありかな?って、正直なところ思った次第。
これで、MobileMeは、その名のとおり、モバイル環境のインフラに成長したわけです。既に利用できるメールやカレンダー等のデータ連携をはじめ、iPhoneを探す機能やリモートでデータを消去できるリモートワイプ、そして今回のiDiskと、アップルさんにとって産みの苦しみはあったものの、結果的には、他のメーカーには追随できない携帯インフラサービスを提供できるようになった感じ。iPhoneを買ったユーザさんは、MobileMeも契約するし、母艦としてマックも購入する可能性もあるわけで、製品の各セグメント同士がきっちり相互連動し始めてますね。それにしても、アップルさんの製品戦略って、ここのところ冴えてますよね。