iPhone 3Gで青空文庫を読んでみる

米国では、アマゾンが発売したキンドルっていう名前の電子ブックリーダーが好評みたいですね。キンドルは、他の電子ブックと異なり、携帯電話の高速通信を使ってコンテンツをダウンロードできるという優れもの。売り上げ予想を大きく上回る需要で、品薄状態が続いているらしいですね。確かに、ペーパーバックス程度の重さで、新聞の後続や新刊の購入をネット経由でできる、っていうのはいいかも。

iPhone 3Gも、こんな使い方ができるといいよね。ま、新聞については、iPhone 3GのSafariで普通のサイトを閲覧すれば、それに近いことはできそう。最近では、iPhone 3G, iPod touchに最適化された専用のコンテンツもボチボチ登場しはじめているので、細かい文字で読まなくてもよくはなってきてますよね。例えば、i.asahi.comでは、

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こんな感じで、ニュース記事を読みやすく配信してくれてます。こういった最適化が進んできて、更にクリッピングサービスみたいな付加価値が付いてくれば、キンドルに近いことがiPhone 3Gで実現できたりしますね。

一方、書籍についてはどうなんでしょう?App Storeではいくつかのアニメ用のビューアが販売されていたりしますが、電子ブックとなると、どんな感じなんでしょうね。そんななかで、POOH的に注目しているのがiPhone 3G、iPod touchに最適化された青空文庫、その名もtouch the sky

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見かけはちょっとユニークな画面ですけど、上半分に配列されている50音は、本の作者の最初の一文字を選択するもの。例えば、’き’を選択すると、

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こんな具合に、”き”から始まる作者の書籍が一覧リスト化される仕掛けになっています。後は、読みたい作者・書籍名をクリックすれば、その本を講読できるようになります。

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ちなみに、実際の文庫本が左から右に捲っていくように、この電子書籍も、右側の端をクリックするとページがめくれるっていう仕組み。左端をクリックすれば、前のページに戻ることもできます。それと、一旦選択した書籍で、読み終わっていないものは、先頭ページに自動的にブックマークされます。これは便利!

ちなみに、青空文庫って、作者の没後50年が経過すると著作権が抹消になるみたいでして、そのルールに適合した名作を、ボランタリーで青空文庫化してくれているようです。有り難いですね。頭が下がります。

そんなわけで、日本には未だキンドルはないけど、iPhone 3Gに最適化されたコンテンツを閲覧することで、ある程度のニーズが満たせそうな感じがします。POOHも、毎度、技術本ぱかりじゃなくて、名作をピックアップして通勤途中に読んでみたりしようか、って、密かに思っているところです。

iPhone 3G・iPod

tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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