macOS Monterey バージョン 12.3は至る所でエラーやフリーズなどが発生!かなりボロボロな感じです
“macOS Monterey“が昨日 バージョン 12.3にアップデートされ、遅れに遅れていた「ユニバーサルコントロール」が利用できるようになりましたが、一方でたった一日使っただけで、エラーやフリーズが頻発するという悪夢に遭遇しています。
今回、ざっと紹介する不具合の他にも、大量の不具合に苛立ち、スクリーンショットを撮らなかったものもおりますが、証拠がないものを紹介するのも無責任なので、スクリーンショットを撮った部分だけ触れておくことにします。
< Intelマックを再起動しようとしたら!! >
アプリ開発の都合で、言語を英語にしたので、日本語に戻すためにマックをリスタートしたら、一番見たくないエラーが画面いっぱいに表示されました。
クラッシュレポートはアップルさんに送付済みですが、どうもシステム標準のドライバがバグった感じです。
< サードパーティ製の機能拡張でエラーが頻発! >
こちらは一例ですが、サードパーティ製の機能拡張で何種類かのエラーが不定期に表示されるようになりました。例のレガシー何たらというエラーも別のベンダー名で表示されました。アップルさんって、機能確証レベルの製品でちゃんと情報交換しているんだろうか?とりわけメジャーなベンダーさんの製品で発生しているので別の意味で不安ですね。
< iOS、iPadOSデバイスの接続でもエラーに! >
普通のユーザーさんには関係ないかもしれませんが、POOHの場合はアプリ開発をしている都合、iPhoneとiPadをUSBケーブルでマックと接続しています。マックが起動し終えたタイミングで、毎回、デバイスの内容を読み込めないのでデバイスを復元するように、という画面がすべてのデバイスで表示されるようになりました。
※ Xcodeをバージョンアップしたら本不具合は解消された模様です。
< Intelマックでスクリーンショットを撮るとフリーズ! >
Intelマックでスクリーンショットを撮ると、スクリーンショットのサムネイルがFinder上に表示されたままフリーズしてしまいます。M1マックの場合はフリーズこそしませんが、処理が完了するまでの所用時間が長くなった気がします。
加えて、Intelマックでスクリーンショットの処理がフリーズしたまま、他のアプリを起動しようとすると、起動したアプリがクラッシュしてしまいます。
< AirDropした直後にIntelマックのFinderがフリーズ!>
M1マックからIntelマックにファイルをAirDropした直後、IntelマックのFinderが完全にフリーズしてしまいました。
Finderを強制終了(再起動)後、レインボーアイコンが回転し始めて何も操作できなくなりました。Finder以外の他のアプリはちゃんと起動している模様。
Dockアイコンもバウンドしたままフリーズ。
こうなってしまうと、Mac miniの電源ボタンの長押しで強制的にマックをシャットダウンするしか方法がありません。
強制終了後、起動し直すと、いまのところは起動できていますが、こんな状況が続くと、いつ起動できなくなるか不安です。
< 追加:Intelマックでゴミ箱からフォルダに戻すとFinderがフリーズ!>
Intelマックでゴミ箱からファイルを取り出そうとしただけで、AirDropの時と同様、Finderがフリーズしてしまいました。やはり、ハードウェア的な強制終了でした復旧できませんでした。
< 追加:Amazon Prime VideoをM1マックで観れなくなりました! >
Intelマックでは問題ないのですが、M1マックでAmazon Prime Videoを観ようと思ったら、エラー画面が表示されて視聴できなくなってしまいました。ちなみに、macOSをアップデートする前までは問題なくM1マックで観てていましたし、アマゾンの国設定はちゃんと日本になっています。Microsoft EdgeではM1マックでも問題なく再生できたので、明らかに仕様を変更したSafariの問題だと思われます。Amazon Prime Videoに加えて、Disney+もうまく再生ができず、クルクルと待機してますアイコンが回りっぱなし、たまに再生が開始できますが字幕だけで肝心な映像は真っ暗、音声は聞こえません。これ、早く直してほしいんだけど。
p.s> 別の日に試してみたら問題なく再生できました。必ず起きる不具合ではなさそうです。とは言え、同じタイミングでIntelマックやSafari以外のWebブラウザでは問題なく再生できていたので、M1マック側で何らかの不具合があることは否定できません。
※ 恐らくAmazonサイドでビデオを再生できるよう修正を行った模様で、本不具合は解消されました。と、思ったら、やっぱり再発。原因は分からないけど、不安定といった感じかな。
< 追加:M1マックでもアプリの謎なフリーズが発生! >
M1マックで使っていたXcodeもフリーズしました。Xcode自身のバグっぽくもあり、やはりFinderのバグの一環では?と思えるバグという感じもしますね。
< 追加:M1マックでスリープから復帰後、しばらくしてFinderが完全フリーズ! >
M1マックで、スリープから復帰してから、しばらくして、マウスが全く動かなくなりFinder全体が完全にフリーズしてしまいました。完全にとは言え、メニューバーの時計はカウントしていましたが、とにかくマウス操作ができなくなったため、ハードウェア的に強制終了するしか対応策がありませんでした。詳しいことは調べていませんが、もしかするとBluetoothが切れてしまったことでマウスが動かなくなってしまった可能性はあります。
※ 10日経過しましたが、本障害の再現性はありません。
< 追加:IntelマックではSafariのクラッシュが頻繁に発生! >
Intelマックでは、Safariのクラッシュが想像を超える頻度で簡単にクラッシュしてしまいます。Safariがクラッシュすると、ハードウェア的に強制終了するしか対応策がありませんでした。
< 追加:Intelマックを終了後、数分後にいきなり電源がオンになりクラッシュが頻繁に発生! >
IntelマックでSafariなどのクラッシュが頻繁に発生した後、マックを強制終了し、マックやディスプレイの電源が落ちたところまで確認。その後、数分したら、勝手にマックの電源が入り、ご覧のような画面が表示されました。画面の説明ではキーを押下すれば起動し直すことができるはずですが、キーを押下しても沈黙したまま。これだけクラッシュが発生すると、システム自体そろそろヤバいかも?
macOS Montereyは、ファーストリリース以来、安定したバージョンがひとつもありませんね。これは酷い状況です。とりわけ、IntelマックのFinder周りに不具合が集中しているように思えます。もしかすると、「ユニバーサルコントロール」を実装した過程でバグを作り込んでしまったのかもしれませんね。折角、ハードウェアで素晴らしい製品をリリースし続けているのに、肝心なソフトウェアの品質がボロボロだと、マックという製品トータルとしては大変残念な状況だと言わざるを得ません。一刻も早い改善を期待したいものです。
p.s>
その後、カーネルパニックが出っ放しになってしまったので、macOSを再インストールしました。再インストール後もカーネルパニックは収まらす、障害の原因を切り分けた結果、UBS 3.0d接続していたTime Machine用のハードディスクの故障が原因であることが判明しました。また、macOSの再インストールによって、Intelマックで起きていた他の不具合も収まった感じです。詳しいことは、”macOS 12.3をインストール後に頻発したカーネルパニックの原因は外付けハードディスクでした“をご覧下さい。
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