OWC MINISTACK STX Stackable Storage Enclosure with Thunderbolt Hub Xpansionが壊れました
“OWC MINISTACK STX Stackable Storage Enclosure with Thunderbolt Hub Xpansionを個人輸入しました”の続きです。
先日買ったばかりの”OWC MINISTACK STX”が壊れました。症状は分かりやすく、いきなり”OWC MINISTACK STX”本体の電源が落ちてしまいました。
電源が落ちると、本体正面のOWCログが光らなくなります。加えて、今回の症状は、大きな電源アダプタを”OWC MINISTACK STX”本体に挿すと、アダプタに付いている青いLEDが消えてしまいます。また、”OWC MINISTACK STX”本体の電源アダプタ口の付近で、何となく塗料が焦げたような異臭がします。
早速、OWCとチャットをしようと思ったら、その日は休日夜間でチャットはお休み。仕方がないのでサポートにメールで問い合わせをしました。今回は技術面のサポート窓口宛です。
テキストで症状を伝えたものの、本当に壊れたの?って言われそうな予感がしたので、限定公開で動画をアップして伝えました。
何日待っても返信がなかったので、思い切ってリターンすることにしました。恐らく、このようなケースの場合は、修理や交換品や返金しか手段がないので、通常のサポート窓口は自分の担当じゃないので、問い合わせを無視しているのかもしれませんね。何ともアメリカンスタイルです。
OWCの場合は、”Return an item”という窓口があるので、決められた手順でリターンのリクエストをしました。今回は面倒くさくなったので返金をリクエストしました。
一般的なサポートや技術サポートに問い合わせても、全く返事がありませんでした。せめて、リターンの手続きを勧めてくれてもいいのにね。
翌朝、リターンのリクエストの承諾に必要な情報を教えて、というメールが届くので動画のリンク付で装置の現状を詳しく伝えました。
すると、数時間後に、リターンを承認したので、返品の手続きを進めて、というメールが届きました。
早速、返品の手続きを開始、というのも、リターンの手続きには有効期限があって、コロナ禍での海外発送には相応の時間がかかるので、あまりゆっくりしてはいられません。
郵便局とヤマトの営業所で海外への発送手続きについて聞きに行ったところ、郵便局の場合がPCまたはスマホで手続きに必要な書類を作成、ヤマトの場合は面倒くさそうな書類を手書きで作成。ということで、今回は郵便局の”EMS“を使ってみることにしました。
最初にiPadを使ってPC版の画面で書類を作成しました。
PC版の書類作成画面でつまずいた点は2ヶ所。
1点目は内容物を記載する際に、”SHコード“と書かれていたので調べてみたところ、税関申告の際に使う特殊なコードで、どうみても明治時代に策定されたままじゃないの?っていうコード体系になっています。当然、コンピュータ周辺機器という項目はなく、どのコードが該当するのか全く分かりません。仕方がないので郵便局に問い合わせたところ、SHコードじゃなくても普通に英語で記載すれば大丈夫とのこと。それなら最初からそういう注意書きがあっても然りでは?
2点目は所謂インボイス関連の記載欄の書き方が全く分からず、この部分も郵便局に問い合わせたところ、何も記載しなくて良いとのこと。ただ、”有償”、”無償”の選択肢だけは指定しなくてはならないので、”有償”を選択しておきました。実はこれが罠でした。
iPadで作成した書類の場合は、配送過程のステータスをメールで送信するオプションがありました。これは便利。
何とか、書類を書き上げたので、郵便局で行けば良いのかなあ?と思いつつも、郵便局で聞いた時は作成した書類はQRコード化されるので、郵便局に設置したあるバーコードリーダーで読み込めば、必要な書類が印刷されます。ということだったので、QRコードを作成するボタンを探してみても”印刷”するボタンしか見つかりません。もしかすると、スマホ版ならQRコード用のボタンが表示されるのかも?と思い、スマホ版をアクセスしてみることにしました。
すると、PC版で入力した情報は全く連携されず、最初から必要なデータをいちから入力する画面しか表示されません。しかも、入力したデータを後で再編集することもできず、その場で1件ずつデータを作成し終える必要があるようです。PC版では7日間はデータを保管できるのに、スマホ版はその場限りの一発勝負仕様になっているようです。これはだめでしょ?
この時点で気持ちが折れかけましたが、とにかく発送しなくては!というモチベーションでスマホ版で書類を作り直しました。
作成を終えると、QRコードをスマホの画面に表示するURLがメールで送られてきます。この流れをPC版でも期待していたんですが、PC版の場合はどうすれば良かったのかは謎のまま。
郵便局で手続きを完了すると、メールが送られてきます。トラッキングも可能です。
郵便局で手続きをを行っている時に驚愕の事実が判明しました。それは、書類上にある”有償”、”無償”の選択肢で”有償”を選ぶと、郵便局では入力した物品の金額に相当する保険料が加算されるみたいです。つまり、今回の場合、それなりのお値段の物を送ったので、送料は何と 7,200円でした。EMSの場合は重量で基本的な送料が決まるそうなので、今回のように1Kg程度の配送品だったら、特別追加料金が3,400円ぐらいなので、”有償”を選択したことで倍の料金になってしまいました。壊れたものを送るので基本料金だけで良かったのですが、書類を作成し直す気力が残っていなかったので、そのまま発送をしてもらいました。郵便局の書類作成画面では、もう少し普通の人にも優しい説明書きを掲載するなどの必要性を強く感じました。
確かに、リターン制度を利用できる場合は、海外からの購入も安心だという考え方もありますが、今回のように購入した商品が壊れてしまった場合、送ってもらう送料と送り返す送料で1万円以上になってしまう事実は、個人的にはとてもショックでした。勿論、壊れたこともショックでしたが、無駄なコストが1万円以上もかかったことも方がショックが大きいかも。
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日本からアメリカへの配送にかかった日数はたったの6日間。アメリカから日本へはおよそ1ヶ月ぐらいかかったのが嘘のように早く届けてもらいました。とは言え、高い送料でしたけどね。
OWCでは遅延なく返金の手続きが完了。やれやれっていう感じです。楽しみにしていたハードが壊れ、面倒なやりとりでストレスを感じ、結果的に往復の高額な送料は自己負担、という何ともやりきれない思いをした買い物でした。アマゾンを介した返品ができるという点が考えれば、メチャメチャ高い日本の公式ストアで買った方が良いのかもしれませんね。でも、5.5万円はボッタクリだと思うけどなあ。
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