LABISTS マジックミラー システムインストール済み 輝度調整可能 モバイルモニター デジタルフォトアルバム スピーカー付き 天気予報時間日付反映 Raspberry Piと接続可能

ここ最近、面白そうな“Raspberry Pi”のネタがないので、全く手を付けていなかったのですが、

アマゾンのタイムセールで、

LABISTS マジックミラー システムインストール済み 輝度調整可能 モバイルモニター デジタルフォトアルバム スピーカー付き 天気予報時間日付反映 Raspberry Piと接続可能

という商品を見かけたので、実際に試してみることにしました。

とっても丁寧な梱包。

パッケージの中身は、モバイルモニター本体 (以下、”HM1″)、必要なケーブル 3本、16GBのマイクロSDカード、日本語の記述ページもある取説です。後はRaspberry Pi”本体があればOKです。ちなみに、Raspberry Pi 4で使えるケーブルがパッケージに付属されていますが、マニュアルを読むと”Raspberry Pi3 ModelB+“に関する記載もあるので、Raspberry Pi 3+用のケーブルを別途用意すれば、もしかしたらどちらのモデルでも使えるのかもしれませんね。

 

< 基本的なセットアップ >

パッケージに同封の取説では、”HM1″本体の物理的なスイッチ類の解説はあるものの、実のところ、最初のゴールである鏡のなかにいろいろなインフォメーションを表示するために必要な内容は殆ど掲載されていません。恐らく、多くの人たちがこの段階で挫折するんだろうと思います。

“HM1″を一通り使えるようにセットアップするためには、

LABISTS社の製品ページ“の”User Manual”タブ画面にあるWordとExcel書類をダウンロードします。マックユーザは”Pages”と”Numbers”アプリでこれらの書類を開けるのでご安心下さい。

それと、”MagicMirror² Documentation“に掲載されているオンラインマニュアルを参照します。

まずは、パッケージに同封されている16GBのマイクロSDカードをラズパイに装填した後、ラズパイを起動します。その後、ラズパイの標準的なセットアップを行うウィザード画面に沿って操作をして下さい。

最新のアップデートが完了後、ラズパイの設定画面でSSHとVNCを有効にして、マックやPC側で操作できるようにしておくと便利。実際、”HM1″ではキーボード操作が必要な場面があります。

パッケージに同封されている16GBのマイクロSDカードには、既に”HM1″用のソフトウェアがインストール済みです。

ラズパイのデスクトップで、”MagicMirror”フォルダを開き、ツールメニューで”現在のフォルダを端末で開く”項目を実行、

ターミアナルで”npm start”コマンドを実行すると、”HM1″のMagic Mirror画面が表示されます。

こちらが、デフォルトのMagic Mirror画面です。この画面を表示すると、”HM1″本体のディスプレイには鏡のなかに情報が表示されているように見えます。

キーボードの”F11″を押すと、Magic Mirror画面に小さくなり、ターミナル画面の操作ができるようになります。ターミナルで”コマンド + c”と打てば、Magic Mirror画面を終了できます。

 

< 簡単なカスタマイズ >

Magic Mirror画面に表示されるデフォルトの内容は米国仕様になっているので、ちょっと自分仕様にするためのカスタマイズを行います。

ラズパイのデスクトップ画面で”MagicMirror/config”フォルダを開き、”config.js”ファイルをダブルクリックで開きます。

このファイルで、Magic Mirror画面に表示される情報の内容をカスタマイズします。下の画面例は既にカスタマイズをした後の状況ですが、例えば、”launguage”欄を”jp”に変更すると日本語表記になります。

カスタマイズで一番肝心なのは、”modules”配列の部分です。この部分を編集することで表示する情報の内容を変更できます。

カスタマイズの詳しい内容は、冒頭で紹介したマニュアルをご覧下さい。

 

・天気予報の情報は、”World Weather Online“でユーザを作成後、無料のAPI Keyを取得した後、先程のファイルにKeyをペーストします。

そして、天気予報の情報のロケーションID番号は、”LABISTS社の製品ページ“でダウンロードしたExcel書類に掲載されています。ちなみに、東京は”1850144″です。

 

・日本の祭日データは、先程のファイルに記載されている米国の祭日データのダウンロード先を

https://www.calendarlabs.com/ical-calendar/ics/54/Japan_Holidays.ics“に変更するだけです。

 

・日本のニュースは、先程のファイルに記載されている米国YahooのRSSのURLを、

https://news.yahoo.co.jp/rss/topics/top-picks.xml“に変更するだけです。

※ マニュアルで新規インストールすると、New York Timesのニュースが流れます。

https://rss.nytimes.com/services/xml/rss/nyt/HomePage.xml

いくつか試してみた結果、個人的にはNHKニュースのRSSが一番しっくりくる感じ。

https://www.nhk.or.jp/rss/news/cat0.xml

 

< HM1の設置について >

“HM1″の設置で気をつけておきたいポイントは2点です。

1点目はケーブルの取り回しです。同封のケーブル 3本は、ケーブルの長さがとても長く、やや太めなので、ケーブルを適当に配線すると、ケーブルを動かしたタイミングで”HM1″本体が倒れたりして、結構危ないです。”HM1″本体を本設置する際は、ケーブルの養生をちゃんとやった方が良いと思います。

2点目は”HM1″本体の設置向きです。鏡としての利用を想定しているため、デフォルトでは縦置きになっています。ただ、同封のディスプレイスタンドがプラスチック製で小さいでの、同封のディスプレイスタンドを利用する場合は、個人的には横置きの方が安全だと思います。

詳しくはマニュアルに書かれていますが、Raspberry Pi 4であればラズパイの設定で簡単にディスプレイ表示の向きを変更できます。

デフォルトのMagic Mirror画面をちょっとカスタマイズしたうえで横向き設置にした画面例がこんな感じです。

中央部分が空いていますが、Magic Mirror画面はその名の通り、鏡として利用するので中央部分は何も情報しない方が良いと思います。

鏡になっているので、真正面から撮影できませんが、雰囲気は伝わるのでは?

 

<デジタルフォトフレームとして利用 >

Magic Mirror画面との併用はできませんが、”HM1″をデジタルフォトフレームとして使うこともできます。

ラズパイのデスクトップにある”Image.sh”というファイルをダブルクリックして実行します。

“HM1″のデスクトップ画面はとっても綺麗なので、個人的にはMagic Mirror画面に飽きたらデジタルフォトフレームとして使おうと思っています。ちなみに、写真はデスクトップにある”Image”ファルダに保存されていますので、好きな写真と簡単に入れ替えることが可能です。

 

<ディスプレイオフの時はライトが点灯 >

“HM1″のディスプレイをオフにした状態で、2番目のボタンを押すと、ディスプレイの両端にあるライトが点灯します。女性が化粧をする時などに便利かも。

 

1万円ぐらいするアイテムなので、Magic Mirror画面やデジタルフォトフレームなどの利用シーンだけは、ちょっと高価なお買い物だと思いますが、結局はラズパイの専用ディスプレイとしても活用できるので、電子工作などでディスプレイが必要になった時のアイテムとしても使えるので、ラズパイでちょっとしたモノ作りを楽しむ方々にはオススメの商品だと思います。

あ、”HM1″のグッドポイントのひとつが、”HM1″本体とRaspberry Pi 4をUSB-Cケーブルで接続することで、”HM1″本体からラズパイの電源供給をしてくれる点です。ケーブル 1本のことですが、その1本分の電源コンセントを節約できるだけでも、机の上をスッキリさせることができます。

 

 

 

 

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tomohiko

長年に渡りMacintosh向けの自作アプリを作り続けているPOOHです。最近はiPhone,iPad向けアプリ開発にも挑戦中。グルメ、旅行、露天風呂、写真、サイクリング、映画、STAR TREKが大好き。レトロでSFなおもちゃを大量にコレクション。プレーリードッグと同居中。

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