アプリ開発作業でオススメなmacOSのユーティリティソフトたち “SimPholders” “Plane Pasta” “Cloud Battery” “Pixelmator Pro”
今年は自宅に篭もることが多かったので、ここ数年の懸案事項だったアプリ開発のリスタートを達成することができました。
とにかく机に座ってプログラミングする時間がタップリあったので、面倒なプログラミング作業を支えてくれた素晴らしいアプリにいくつか出会うことができました。そんなわけで、今回のTALKは、今年一年のなかで、最もヘビーローテションに使い倒したアプリをご紹介しようと思います。
< Xcodeシミュレーターで動かすアプリのデータ管理を手際よく支援してくれるアプリ >
“Xcode“でiOSアプリを開発するなかで最も苦労するのが、シミュレーターで動くアプリで動作確認、あるいはアプリストアにアプリを申請する際に必要なスクリーンショット作りです。
余談ですが、アプリストアにアプリを申請する時に必要なスクリーンショットのサイズは、普段自分が使っていないiPhoneのモデル (MaxかとPlus)のものだったりするので、シミュレーターを使って画面をキャプチャすることが多いのですが、一番困るのはシミュレーターがサポートしていない機能に関わる画面のキャプチャです。
そんな時は、実機のデータをシミュレーターのアプリにアップロードして、動いている様子を撮るのですが、シミュレーターのアプリがデータを保存している場所を見つけるのが至難の業なんです。
そんな煩わしい作業をあっという間に解決していくれるのが”SimPholders“です。このアプリは有料ですが、省力化できる手間を考えれば安いものです。
使い方をざっくり説明します。”SimPholders”は、メニューバーに常駐するアプリです。
シミュレーターで動く開発中のアプリ毎でも、
シミュレーター上のiPhoneのモデル毎でも、開発中のアプリが保存されている場所を、簡単なメニュー操作で見つけることができます。アプリの場所をファインダーで開くことができるので、実機のデータの保存も簡単です。
シミュレーター上のアプリを削除することも可能です。この手の開発データは、マックのディスク容量を圧迫するので、この機能はディスクのお掃除に役立っています。
< リッチ形式でコピーあるいはカットした文字列を自動的にプレーンなテキストに変換してくれるツール >
“Plane Pasta“は、リッチ形式でコピーあるいはカットした文字列を、自動的にプレーンなテキストに変換してペーストできるアプリです。
こちらも、メニューバーに常駐するアプリです。リッチ形式をプレーンに変換するツールがなぜ重宝するのか?例えば、ネット上で見つけたプログラムコードのサンプルをコピペする時、余計なスタイル情報は不要なので、プレーンなテキストに変換してくれるのはとても助かります。同様のツールに”Paste Plain Text”があります。どちらも使い勝手は同じです。
< 複数のアップルデバイスのバッテリー情報を一括して表示してくれるアプリ >
“Cloud Battery“は、macOS、iOS、iPadOS、watchOSといったアップルファミリーのガジェットのバッテリー残量を、一括管理してくれるツールです。
上から順に、macOS、iOS、iOSのWidget、AppleWatchの画面例です。多少の誤差はありますが、おおまかに把握するには十分な感じです。このツールがなぜ重宝なのかと言うと、アプリ開発していると、手元のデバイスの数が多くなってしまうので、このようにひとつの画面でバッテリー残量を把握できるのはとても助かっています。
< 簡単なレビュー用の画像やアプリのアイコン作成にあると便利なアプリ >
マックユーザなら、特段説明は不要と思いますが、定番中の定番なグラフィックソフト “Pixelmator Pro“です。
このソフトを一言で表現するなら、レイヤー機能を手軽に使えるパワーポイントみたいなグラフィックソフトです。アプリストアの自作アプリを説明するスクリーンショット画面とアプリ用のアイコンは、殆ど全てこのあアプリで作っています。とにかく使い勝手が良く、どの操作も直感的に行うことができるので、高度な機能を持ったアプリにも関わらず、迷うことなく目的の画像を作成することができます。
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