無線LAN環境を一新! TP-Link WiFi 無線LAN Deco M5 デュアルバンド AC1300 メッシュ セキュリティ 2ユニットセット
以前から何度か取り上げているアップルの”HomeKit“対応機器が”応答なし”になってしまうトラブルに関しては、デバイス構成を変更 (“アップルのHomeKit機器が応答なしになってしまったので自宅のコンセント環境を一新することにしました”)してみても、一向に改善する気配はなく、発生条件も絞り込むこともできず困っていました。
でも、我が家の場合、スマートホーム化を進める過程で、2.4GHzしかサポートしないデバイスが増えてきたことで、もしかするとWiFiルーター (アップルの”AirMac Time Capsule“)のチャンネル数などの制限を超えているのかも?という感じもするので、長年愛用してきたアップル製WiFiルーターから他社製品に乗り換えてみることにしました。
< どのWiFiルーターがオススメなんだろう? >
正直、これまでアップル製WiFiルーターに不満があったわけじゃないので、特段最新事情などをウィッチする機会もなく、WiFiルーターのトレンドには明るくありません。
折角、買い換えるんだから”Wi-Fi 6“に対応した最新スペックの機器がいいのかな?と思い調べてみたところ、価格が高かったり、使用レビューの内容がぱっとしなかったりと、いまひとつ購入意欲をかきたてるポイントが見つかりません。
というわけで、メッシュ対応で人気がありそうな
“TP-Link メッシュ Wi-Fi システム 無線LAN AC1200 867 + 300 Mbps デュアルバンド 中継器 Deco M4 2ユニット ホワイト”
のどちらかにしようと思い、製品のスペックを比べてみると、価格的には数千円しか差がないものの、CPU性能やWi-Fiチップが上位機種と同じM5の方がコスパが高そうだったので、タイムセール中で一段安かったことも手伝って、M5を導入することにしました。(参考: “メッシュWi-Fi子機が5000円から!自由にメッシュが組めるTP-Link「Deco」シリーズを試す“)
< Deco M5は思っていた以上にコンパクト! >
“iPhone 7 Plus”と比べてみても、本体サイズがとってもコンパクトだとお分かりいただけるかと思います。それと、電源アダプタも小さいので設置する際に場所を取ることもなさそうです。
1000MbpsのWAN/LANインターフェイスが付いています。WAN/LANをどちらに挿しても構いません。これって地味にグッドポイントです。
セットアップ手順を説明するマニュアルは同封されていません。簡単な小冊子とパッケージには、本体LEDの表示が意味する内容が記載されているだけで、とにかく専用アプリをダウンロードするよう説明しているだけです。日本製のWiFiルーターだと、メチャメチャ分かりづらいマニュアルが同封されていますが、事前の説明がなくて本当に大丈夫?って思ってしまいました。
< 専用iOSアプリ Decoで超簡単にセットアップできました! >
ユーザ登録を済ませた後は、画面のガイダンスに沿って、セットアップ作業を進めるわけですが、とにかくだれでも簡単にセットアップできるように設計されています。
1台目のDecoは、WiFiルーターが稼働している書斎に設置します。
詳しい手順については割愛しますが、どれだけ分かりやすくて簡単にセットアップできるのか、抜粋したサンプル画面でご覧下さい。
セットアップ作業の流れのなかで、Decoネットワーク名とパスワードを設定するところ以外、入力を必要とする箇所はありません。
とにかく、ガイダンス画面を進めていけば、これだけでいいの?と思うほどあっけなくWiFiネットワークが完成します。まるで、アップル製品みたいな感覚の製品です。
2台目のDecoは、有線LANケーブルを介して、リビングルームに設置します。メッシュ対応のWiFiルーターなので、基本、ケーブルで接続する必要はありません。我が家の場合は、もともと2つの部屋をLANケーブルで接続できるようにしてあるので、敢えてLANケーブルで2台のDecoを接続 (ブリッジ接続)しました。ま、その方がレイテンシーは多少なり少ないのでは?という自己満足の理由なので、この製品を購入された方は、是非、メッシュ対応でWiFiネットワークを構築してみて下さい。
ブリッジ接続だと2台のDecoは同じネットワーク名で統一されますが、もしかするとメッシュ接続だとそれぞれのDecoに別々のネットワーク名を割り当てる必要があるのかもしれません。実際にメッシュ接続を試していないので確信はありませんが、その点を気に留めておいた方が良いかもしれませんね。
2台目のDecoのセットアップも、あっけなく完了しました。
セットアップが完了すると、こんな画面で、ネットワークの構成や状態を可視化できます。
詳しい説明は割愛しますが、設定画面はこんな感じ。
それと、個人的にはネットワーク環境の状態を一定期間確認した後に、適用してみようと思っているアンチウイルス機能も目玉のひとつだと思います。パソコン系は兎も角、スマートホーム関連のデバイスはネットワークの脅威に無防備なことが多いので、WiFiルーターでアンチウイルス機能をサポートしているのは有り難いですよね。
< 実際にネットワーク環境を一新する過程で苦労した点など >
これまで愛用してきたアップル製WiFiルーターの場合、インターネットルーターが割り当てたネットワークをそのまま引き続く方式です。インターネットルーターのIPアドレスが”192.168.1.1″だとすると、アップル製WiFiルーター配下に接続したデバイスのIPアドレスは”192.168.1.x”という具合に、x部分の数字が変化するだけのネットワーク環境を構築できます。
ですので、今回導入したDecoも同じような仕組みだと思い込んでいたので、最初、下図のようなネットワーク環境を作りました。
実は、Decoの場合は、配下のデバイスのIPアドレスに”192.168.1.x”をアサインするのではなく、例えば”192.168.80.x”といった新しいネットワークを形成することを、セットアップ作業後に気づきました。考えてみれば、Decoの方式の方がルーターとして正しい仕組みなんですが、新しいネットワークになることで、我が家ではいくつかの不具合が発生しました。
1つの不具合は、”Philips Hue ブリッジ“配下のライトがアップルの”HomeKit”上で例の”応答なし”になってしまいました。”Google Home”でも同様です。よくよく考えてみれば、”HomeKit”のハブになっている”Apple TV”と”Hue ブリッジ”が別のネットワークに接続しているので、”HomeKit”上で例の”応答なし”になるのは当然の結果。
2つの不具合は、”DHCP”から固定IPアドレスに切り替えたラズパイにアクセスできなくなってしまいました。これも同じ理由です。WiFi接続をしているラズパイが別のネットワークからアクセスできなくなってしまうのは当然の結果。(一旦、アップル製WiFiルーターに戻した後でラズパイを”DHCP”接続に変更して対応しました。)
このままでは使い勝手が悪いので、書斎に設置したDecoのLAN側にスイッチングハブ “TP-Link 5ポート スイッチングハブ 10/100/1000Mbps ギガビット 金属筺体 設定不要 ライフタイム保証 TL-SG105V5.0“を増設して、その配下に”Hue ブリッジ”を接続することで、Decoと同じネットワークに接続するようにしました。これで、”HomeKit”上でも”Hue ブリッジ”のライトをコントロールできるようになりました。
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