1.3インチ TFT 液晶画面表示モジュールをRaspberry Piに接続して昔のiMacを再現したよ
今回は、1.3インチという極小サイズの液晶ディスプレイをRaspberry Piに接続して遊んでみました。
1.3インチ液晶ディスプレイは、アマゾンなどでも見かける商品ですが、こういった電子部品は、送料込みでも”AliExpress“で購入した方が安いです。但し、注文してから1ヶ月ぐらい待つことになりますけどね。
技術面のバックグラウンドは、
“超ちっちゃいCS無しの激安IPS液晶にRaspberry Piから画面を出す方法。” (こちらのサイトがメイン)と
“ラズパイに小さいLCDを付けてデスクトップを表示する” (こちらのサイトは起動サービス等の補足情報)を参考にさせてもらいました。
基本は、上記サイトで説明している通りに作業を進めていけば良いと思います。
とは言え、設定やソフトウェアのインストールは問題ないはずなのに、1.3インチ液晶ディスプレイが真っ暗のまま、という時のトラブルシューティングをいくつか紹介しておきます。
まずは、現在のステータスを確認して、設定内容やソフトウェアが想定どおりに動いていることを可視化します。
・現状の解像度等の確認を確認する。
tvservice -s
・自動起動の状態を確認する。(systemdで起動している場合)
自動起動のステータスを確認すると、プライマーとセカンダリー (1.3インチ液晶ディスプレイ)それぞれのディスプレイの解像度もチェックできるので便利です。
sudo systemctl status minilcd.service
実は、POOHの場合、上記のようにステータス的には問題なさそうなのに、なぜか1.3インチ液晶ディスプレイに何も表示されず悩んでしまいました。
いろいろ調べた結果、HDMI ポートにプライマーのディスプレイが接続されていない状態でラズパイを起動すると、NTSC(コンポジット)に切り替わってしまうということで、”config.txt”ファイルを開き、
sudo nano /boot/config.txt
#hdmi_force_hotplug=1
という箇所の# を削除して、ラズパイを再起動することで解決しました。実は、1.3インチ液晶ディスプレイを表示する箇所にも同様の記述があるので、設定ファイルとしては二重に同じ記述を書いているのですが、なぜか部分のコメントを外すとことで1.3インチ液晶ディスプレイに表示できるようになりました。
こんな感じです。
ちなみに、1.3インチ液晶ディスプレイがどれだけ小さいかを、iPhone 11 Proの上に置いてサイズ感を演出してみました。小さいでしょ?
ここまで出来たので、何か面白い使い方がないかなあ?と考えた結果、
“【elago】 Apple Watch 充電 スタンド シリコン 充電ドック アクセサリー ノスタルジック レトロデザイン [ AppleWatch Series5 Series4 40mm / 44mm & Series3 Series2 series1 38mm / 42mm アップルウォッチ 対応 ] W4 STAND アクアピンク“というアップルウォッチ用のアイテムをベースに、昔懐かしいミニミニなiMacを演出してみました。(メルカリで新品を格安で購入しました。)
工作精度は低いけど、ま、それなりに雰囲気は出ていますよね。
ただ、ラズパイのデスクトップを表示していてもつまらないので、以前のTALK (“昨年買ったRaspberry Pi用のディスプレイ付き保護ケースでkawaii デジタルフォトフレームを実現 (2) “feh” “fr24 rpi”“)で紹介したデジタルフォトフレーム化することにしました。具体的なやり方は以前のTALKをご覧いただくとして、1.3インチ液晶ディスプレイ用の設定内容を、以下のようにちょっとだけカスタマイズしました。
課題があるとすれば、いくらデジタルフォトフレーム用に解像度を変更しても、1.3インチ液晶ディスプレイ自体が縦横同じサイズなので、画面に表示する写真のアスペクト比が変形してしまうというところですね。でも、1.3インチとは言え、画面の表示は想像以上に綺麗です。
こんな感じで稼働中です。
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稼働させていて、いまひとつディスプレイ感が乏しいかなあ、ということで、
を前面パネル代わりにしてみました。
ま、気持ちリアルさが増したかも。時間が出来た時に、もうひと踏ん張り頑張ってみようかなあ。
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