新しいMacBook Air が我が家に到着! ハードはベストだけどmacOSがダメダメだね
“新しいMacBook Air を注文したよ! 第10世代Core i5搭載、キーボードはシザー式に”の続きです。
新しい”MacBook Air“が我が家に届きました。ごく普通のCTO構成でしたが、こういう時なので、納期がおよそ2週間かかりました。
やっぱり、新しいマックの開封ってワクワクした気分になりますよね。
ファーストインプレッションとしては、スペック通り全体的に高速になりました。とりわけ、タッチIDの認識が爆走になった感じがします。旧モデルのタッチIDって、とにかく認識率が低く、ちょっと手が冷えていたりすると認証してくれませんでした。個人的には、ログインが快適になっただけでも満足度が高いです。
それと、バタフライ式からシザー式に変更になったキーボードは、噂通りキーが打ちやすいですね。キートップの感触も何となくソフトになった印象ですし、ストロークが若干深めになったことで、キーを打った感があって、個人的には快適感が増しました。
ハードウェア面では、不満なところは全くありません。旧モデルから買い替えて良かったと思っています。
ただ、ソフトウェア面では、何とも釈然としない部分が何点かありました。
< 移行アシスタントが頼りにならない >
まず最初は、”Time Machine“による”移行アシスタント“は、ほとんど役に立ちませんでした。むしろ、ストレスを感じた最大のポイントと言っても過言ではありません。その理由は、ユーザ情報は問題なく移行できた一方で、アプリケーションや書類が全く移行できませんでした。全滅です。これまで、何度となく移行アシスタントを使ってきましたが、個人的な体験では、ここ最近、まともに移行できていません。直近の”Mac mini“の時も同様でしたが、とにかく役に立ちません。
今回は、最初に移行した時にアプリケーションが全く移行できていなかったので、再度、移行を試してみました。実は、それが悲劇の始まりでした。正直、とても面倒なリカバリだったので、その時のキャプチャ画面は撮っていませんが、移行作業を2回繰り返すと、”削除しユーザの項目” (名前はうる覚え)というフォルダが自動的に作成されます。で、そのフォルダの中身が、簡単に削除できませんでした。”Voice Triggerが使用しているので削除できない” (英語だとVoiceTrigger” is in use.)といった具合のエラーメッセージが出て、ゴミ箱を空にできないのでとても困りました。
ネットで解決策を検索してみると、シングルユーザモードで起動、”sudo rm -R “コマンド、リカバリーモードでディスク診断、などがヒットしますが、どれを試しても効果がありませんでした。先日のTALK (“Mac mini (2018)がいきなり再起動を繰り返すというトラブルが発生! < 自宅で復旧編 >“)でも触れましたが、ここ数年のmacOSって、セキュリティや安定性を追求する余り、トラブル時の復旧が個人レベルでは歯が立たない状況に陥っているように思います。ネット上の復旧方法の殆どが過去のモノで、ほぼ100%役に立っていないのが現状だと思います。これでは、むしろ安心してmacOSを使えないですよね。
結局、”SIP (System Integrity Protection)“が原因でゴミ箱を空にできないことが分かりました。ま、結果的に、ゴミ箱は空にできたのですが、”SIP”の無効/有効の操作は、本来ユーザが行うべき内容ではありません。
ということもあって、移行アシスタントが役に立たないお陰で、いちからアプリケーションをインストールしたり、問題解決をしたりで、移行に半日ぐらいかかってしまいました。
< SSDの空き容量の表示が不安定 >
上記に比べると軽微で実害はないことですが、SSDの空きスペースの計算がメチャメチャです。”Finder”のタスクバーに表示される空き容量の値が安定せず、500GBぐらいの誤差で変動するのは気持ちの良いことではありません。たまに、1TBの内蔵SSDなのに、1.52TB空きという表示になったりします。これは明らかなバグだと思います。この品質の悪さ、ヒドイよね。
< 白紙アイコンのまま残ってしまう >
インストールの過程で、結果的に削除したアプリケーションが、こんな具合に白紙アイコンとして残ってしまいます。ま、常に見る画面ではないので良いですが、一度気になると鬱陶しくなりますよね。この現象も、ネットで検索していろいろ試してみましたが、旧macOSと異なり、ファイルのアクセス権がかなり厳しく管理されているので、一般ゆーざには対処のしようがないといった状況です。
< ホーム HomeKit が全く使えない >
“ホーム” (HomeKit)アプリに、既に利用しているアクセサリやシーンが反映されません。これまで、こんなトラブルを経験したことがないので困っています。MacBook AirなどのモバイルPCは表に持ち出す機会が多いので、外出先から自宅のアクセサリにアクセスできないのは困っちゃうんですよね。恐らく、これも最新macOSのバグだと思われます。早く直してほしい!
外出先で”ホーム” (HomeKit)アプリが使えないのは困るので、アップルのチャットでのサポート、そしてスペシャリストと電話でサポートしてもらいました。
結果から言うと解決には至りませんでした。とりわけ、スペシャリストの方にはいろいろ教えてもらったのですが、iCloudが絡むとスペシャリストにはお手上げらしく、これと言った決定打はないようです。ちなみに、ライブラリフォルダの設定ファイル等のアプローチはスペシャリストでもできないそうです。このまま、macOSのメジャーアップデート待ち(今年の秋?)っていうことになりそうな予感がします。
< アップデート処理が途中で止まる >
“macOS 10.15.4 追加アップデート”を実行したら、最後の2秒のところでダウンロードが止まったまま。MacBook Airをリスタートしたら復旧したけど、”Mac mini (2018)がいきなり再起動を繰り返すというトラブルが発生! < 自宅で復旧編 >“というトラブルを体験したばかりなので、何とも気が滅入ります。
ちなみに、追加アップデートしても、上記の不具合はどれひとつ治ってないんだけど…
余談だけど、アップデート完了後、デスクトップに現れる謎のフォルダの中身って、アップデートの処理中に行き場所が分からなくなったファイルの置き場所を示しているみたなんだけど、これってユーザサイドが何とかできることじゃないので、macOS側でちゃんと処理してくれないかなあ?
< MacBook Airは満足、でもmacOSが大いに不満 >
総評としては、ハードウェアに関しては、ようやく安心して使えるモバイルPCになったなあ、という感じ。ジョニー・アイブ氏 最大の負の遺産であるバタフライ式キーボードを非搭載にできたところが最大のグッドポイントだと思います。キーボードが壊れちゃうと、ただの重たい板になっちゃいますからね。
ソフトウェアに関しては、故ジョブズ氏以降の経営体制のウィークポイントをまだまだ引きずっているなあ、という感じ。macOSの完成度が誇れるレベルでないのに、セキュリティや安定稼働に向けた仕掛けばかりを重装備していくmacOSは、一日も早く元の軌道に戻す経営努力をすべきだと思います。こういう状況を見るに、嘗てのシステム 7時代の迷走期を思い出してしまいます。取り急ぎ、移行アシスタントを改修してくれないと、日々のバックアップって何?っていう感じになってしまうので、まずはその辺りからしっかりフォーカスしてほしいものです。それと、”ホーム”アプリも使えなくて困っています。
以前だったら、クリーンインストールし直すところですが、現時点では移行アシスタントが頼りにならないので、アップデートを期待しつつ静観中。
ディベロッパーに過酷なルールを課すんだったら、まずは自らを律するというスタンスが大切だと思いますよ、アップルさん!
p.s>
2018年版のMacBook Air用に以前購入したハードシュルケース (“MacBook Airをプロテクト! Incase 13インチHardshell Case for MacBook Air with Retina Display“)は、新しいMacBook Airでも問題なく使えました。新しいMacBook Airって、少しだけサイズが大きくなったと聞いていたので心配していたのですが、引き続き使えて良かったです。こういうアクセサリー類って、結構高いですものね。
|
|
|
ホームページ “THE POOH FILES”にも是非お立ち寄り下さい。
“Adobe Stock“でベストショットな写真素材を販売中です。是非ご覧下さい。
Great post ?