メンテナンスしやすい外掛けフィルター ジェックス 簡単ラクラクパワーフィルター
“ジェックス ラクテリア ブラック 水換えが簡単・楽しいガラス水槽 LED付きでメダカの室内飼育を始めました”
“メダカを室内飼育し始めたので関連しそうなムック本や雑誌を何冊か読んでみました”
“水槽の水のコンディションは可視化する テトラ (Tetra) テスト 6 in 1 試験紙 & テトラ アクアティクス Tetra AQUATICS”
“メダカの飼育水槽にオススメのアイテム “ジェックス サイクル” “ジェックス ベストバイオ” “ジェックス エコリオ アーム パワー”“
“メダカの飼育水槽にオススメのアイテム “ミナミヌマエビ 66匹” “多機能リングろ材 LIFE MULTI (ライフマルチ)” ほか“の続きです。
我が家に4個あるメダカ水槽のうち、1つは”水作 スペースパワーフィットプラス ブラック S サイズ“を使っています。このフィルターは水槽とセットで購入した水中ポンプ式フィルターなのですが、稼働音がとても静かなのは気に入っているものの、定期的な濾過材の交換やフィルター本体のお手入れがとても面倒です。水中ポンプ式フィルター全般に言えることだと思いますが、内部の濾過材を交換するためには、電源コンセントを外して、フィルター本体を水槽から出すという手順になるので、とにかく厄介でなりません。しかも、専用の濾過材 “水作 スペースパワーフィットプラス 活性炭ろ材セット 2セット“は比較的短期間に汚れてしまい、かつ1回当りの濾過材の単価が300円強なのでコスパが良いとは言えません。
そこで、物は試しということで、外掛けフィルターに交換してみることにしました。
いろいろ調べた結果、サイズ的に大きい (15.2×13.1×16.8cm(幅X奥行X高さ))のが気になるものの、評判は良さそうな“ジェックス 簡単ラクラクパワーフィルター M”を購入しました。
流量は7.2L/分なので”水作 スペースパワーフィットプラス ブラック S サイズ“の2倍以上。勿論、どちらも流量の調整は可能です。
製品の特徴としては、適応水槽が水深45cm(水容量35L)以下の水槽、流量調節・エアーレーション機能付、濾過材 “ジェックス 簡単ラクラクフィルター交換ロ過材 SM 6個入“の交換もしやすそうです。個人的に残念に思った点は、別の水槽で使っている濾過材 “ジェックス 活性炭スリムマット6個入 スリムフィルター用交換ろ過材“と異なる製品が必要だというところです。ま、いろいろ設計上の都合があるとは思いますが、出来るだけ消耗品は共通化してほしいですよね。
パワーフィルターを組み立ててみたところです。
真上から見たところです。濾過材”ジェックス 簡単ラクラクフィルター交換ロ過材 SM 6個入“と”パワーマットスポンジカセットWパワーM“の2層構造になっています。取説的には、濾過材が1〜2ヶ月に1回交換、スポンジカセットが3週間に1回交換とのことです。ということは、トータルでは”水作 スペースパワーフィットプラス ブラック S サイズ“の濾過材よりもコストが高くなりますね。確かに、濾過材とスポンジカセットで水は綺麗になるんだと思いますが、経済面ではちょっと割高感があります。スポンジカセットについては、アマゾンの販売ページで詳しい説明がなかったため、正直言って個人的には誤算です。ま、コストに見合う効果があることを期待して、しばらく運用してみることにします。
それと、濾過槽がかなり広いので、”ジェックス ベストロカ バイオリング 800g ×3個 セット まとめ買い“などを入れて、さらなるろ過効果を向上させることができるそうです。我が家の場合、メダカ水槽にはミナミヌマエビも同居しているので、試しに”多機能リングろ材 LIFE MULTI(ライフマルチ) 約500mL(16個入)“を入れてみようと思っています。
この製品の場合、流量調整とエアレーション量の調整が可能です。濾過槽内でエアレーションすると、微生物や魚への酸素供給、濾過材のなかのろ過バクテリアの活性化に役立つそうです。
実際に一片の幅が20cmぐらいのメダカ水槽にセットしてみると、Mサイズを購入したこともあり、想定していた以上に奥行きがあります。水槽の大きさからすると、Sサイズでも良かったのかもしれませんが、”ジェックス 簡単ラクラクパワーフィルター S“にはスポンジカセットがセットできないので、ろ過性能的にどうなのかなあ?といった心配があります。
これまで使っていた水中ポンプ式フィルター “水作 スペースパワーフィットプラス ブラック S サイズ“と比べると、フィルター内部を循環する水の音は決して小さくはありません。
動作音の原因は恐らく4箇所。
1箇所目はフィルター本体と水槽の間に生じる振動音。これは、間にスポンジなどの緩衝材をかませることで軽減はできそうです。
2箇所目はエアレーション用の部品がフィルター本体に触れて生じる振動音。この部品がない方が勢いよく濾過槽のエアレーションができそうなので外しました。
但し、実験した結果、下の写真で右下の黒い部品は、フィルター本体に付けたままにした方がカタカタ音は軽減されます。
3箇所目はフィルター本体に付属する上部カバーに伝わる振動音。この振動音は結構気になるので、我が家では上部カバーを外して使っています。
以上の3箇所を対処することで、個人的な感想としては、リビングルームで使ってもまあまあ許容できる動作音になったと思います。
4点目は、インペラーユニット “GEX 簡単ラクラクe・パワーフィルターM用 インペラーユニット 交換パーツ ジェックス“の回転音。インペラーというプロペラが回転して水を汲み上げる仕組みなので、この部品を動かないようにするわけにはいきません。他社製品をチェックしてみると、インペラーユニットがモーターのハウジングに内蔵することで静音化を実現しているようですが、GEX製品はパイプの一部としてモーターユニットの外側に取り付ける構造なので、動作音は避けられないんだと思います。リビングルームなどに水槽を設置しているので、可能な限り静音化したい場合は、GEX製品以外を検討した方が無難かもしれませんね。とは言え、お値段と抜群のろ過性能のバランスを考慮すると、GEX製の外掛けフィルターは魅力的なんですよねえ。んんん、悩ましい。
ウォータールーバーの角度を調整できるので、水流が苦手なメダカなどの場合、ルーバーをやや上向きにしておけば水流が優しくなるので良いと思います。
濾過性能は評判通り良いので、水槽の透明度がかなり良くなった感じがします。メンテナンスのし易さもグッドポイントなので、設置スペースさえ確保できるのであれば、外掛けフィルターはかなりオススメだと思います。ただ、動作音を出来るだけ静音化したいのであれば、やはり水中ポンプ式フィルターという選択肢は無視できないと思います。廉価版のフィルターに関しては、メンテナンス性を優先するのか、静音化を重視するのか、どちらか一方を選ぶということになるのかもしれませんね。
ろ過性能はオススメポイントなので、お試し用のろ材込みで千円台で購入できるフィルターということもあり、実際に購入して試してみる価値は十分にある製品だと思います。
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このフィルターを購入する前に、ユーチューブ動画でチェックしたのですが、正直言って、どの動画も開封動画程度の内容で、実際に使ってみた感想や問題点などを的確にレビューしているコンテンツはひとつもありませんでした。動画って、実際の動作音と改良ポイントなどを分かりやすく説明できる最適なメディアなんですから、もう少し深堀りして、動画再生回数よりも人の役に立つ動画を投稿してほしいと節に思った次第です。
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