Raspberry Pi用のディスプレイ付き保護ケースを買ったので久しぶりにラズパイ再始動!
昨年5月ぐらいまで力を入れていた”Raspberry Pi“も、一通りやってみたいこと(“我が家のRaspberry Piたちはこんな感じ 現在5台のラズパイが稼働中!“)を実現できたので、1年半ぐらいの間、遠ざかっていました。ちなみに、当時、ラズパイに実装した機能は、現在も我が家で順調に稼働しています。
最近では、”Raspberry Pi 4“も発売になり、そろそろラズパイで何かやってみたいなあと思っていた矢先、アマゾンで
”STARTO 3.5インチ Raspberry Pi用 ディスプレイ 保護ケース付属 タッチパネル 320*480解像度 デュアルディスプレイ同時表示 ゲームとビデオ可能 Raspberry Pi A A+ B B+ 2B 3B 3B+に対応 ラズベリーパイ3 TS11”という面白いな製品を見かけたので、早速、買ってみることにしました。
仮組みしてみました。ケースの建て付けも良く、安いわりには好印象の製品です。では、早速、セットアップをしていきましょう。
< Raspbianを新規にインストールします >
今回は、開発用として温存していた”Raspberry Pi 3“をベースに、最新の”Raspbian Buster”をインストールします。今回インストールするパッケージは、”Raspbian Buster with desktop and recommended software“です。
手元にあった32GBのマイクロSDカードを、”SD Card Formatter“で初期化した後、”balenaEtcher“を使って”Raspbian Buster”をインストールします。
と思ったら、”balenaEtcher“でエラーが表示されインストールできません。どうやら”macOS Caralina“のセキュリティ機能が強化されたことでエラーになってしまうようです。将来的には解消されるとは思うのですが、それを待っているわけにもいかないので、ネットで検索してみた結果、”Etcher not work on macOS Catalina #2913“にテンポラリーですが唯一の解決策が紹介されていたので、今回はその方法で先に進むことにしました。
macOSの”ターミナル”アプリで、
sudo /Applications/balenaEtcher.app/Contents/MacOS/balenaEtcher
と入力して下さい。
すると、”balenaEtcher“が起動しますので、”Select Image” (先程ダウンロードした”Raspbian Buster”のイメージファイルを選択。)と”Select Target” (“SD Card Formatter“で初期化したマイクロSDカードを選択。)で所定の設定を行い、”Flash!”ボタンをクリックすると、下図のようなメッセージが表示されるので、”OK”ボタンをクリックして下さい。
その後は、通常通りのインストール作業が実行されます。
< 保護ケースにラズパイを組み込みます >
組み立ての手順は至って簡単なので、ちょっとしたポイントだけ紹介しておきます。
付属の小さなネジはどこに使うのか分かりづらいのですが、下蓋とラズパイを固定するために使います。ま、ネジどめしなくても支障はないと思います。
付属の3.5インチディスプレイはラズパイのGPIOに直付けします。ですので、この保護ケースにディスプレイを組み込む場合、ラズパイのGPIOは事実上利用できなくなってしまいますので、別途、電子工作をしようと思っている用途には向いていません。
それと、付属の3.5インチディスプレイは、”Raspbian Buster”のインストールが完了するまで、GPIOに取り付けないで下さい。インストールする前に付属の3.5インチディスプレイを取り付けてしまうと、別にHDMIで接続した外付けディスプレイと付属の3.5インチディスプレイの両方とも何も表示されません。
< 付属の3.5インチディスプレイ専用ドライバーをインストールします >
“Raspbian Buster”が起動したら、”ターミナル”を使って専用ドライバーをインストールします。ちなみに、POOHはSSL接続でmacOSのmacOSの”ターミナル”アプリでセットアップ作業を行いました。その方が文字入力が楽ですしね。
専用ドライバーをインストールは、”MHS-3.5inch RPi Display” Webページの”How to use in the Raspberry/Ubuntu Mate/Kali/Retropie system”欄に掲載されている手順通りに行えば問題ありません。
sudo rm -rf LCD-show
git clone https://github.com/goodtft/LCD-show.git
chmod -R 755 LCD-show
cd LCD-show/
sudo ./MHS35-show
専用ドライバーのインストールを終え、ラズパイを再起動すれば、下図のように別にHDMIで接続した外付けディスプレイと付属の3.5インチディスプレイの両方にデスクトップが表示されます。これは何気に便利かも。余談ですが、POOHは”Longruner 7インチ Raspberry Pi用ディスプレイ LCD TFTモニタ 800×480解像度 タッチスクリーン HDMI入力 Raspberry Pi 3 2 Model B B+ A A+ 用ディスプレイ ラズベリーパイ LSC7B” (“Raspberry Pi用 7インチLCDディスプレイ (800×480解像度)ってどんな感じ?“)をラズパイ用の外付けディスプレイとして使っています。
勿論、保護ケースに内蔵した3.5インチディスプレイ単体でも表示できますし、タッチ操作もちゃんと機能します。
ただ、如何せんディスプレイサイズが小さいので、POOHはフォントサイズを7ポイントに設定しています。
さて、これでディスプレイ付きの保護ケースに収納したラズパイが完成したので、久しぶりに実用的な使い方でラズパイを活用していこうと思っています。
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