NFCタグをiPhoneにかざすだけでショートカットを実行! サンワサプライ NFCタグ MM-NFCT
“iOS 13“のリリースと同時に交通系ICカードの読み取りアプリが沢山登場したのを覚えてますでしょうか?
実は、iPhoneのNFCサポート自体はiOS 11 (“CoreNFCフレームワーク“)から行われていましたが、iOS 13でサードパーティー向けの”NFC (Near Field Communication)” 関連機能が大幅に拡張されたことに伴うトレンドなのです。更に、iOS 13.1で、iOS純正の”ショートカット”アプリに、NFCタグをトリガーに発動するオートメーション機能が加わったので、一般ユーザでもNFCタグを活用した自動化を体験できるようになりました。
そこで、今回のTALKでは、市販されているNFCタグを使ったオートメーション機能を試してみることにしました。なお、“ショートカット”アプリでNFCタグをトリガーに発動するオートメーション機能を実行できる環境は、iOS 13.1をインストールしたiPhone XS, iPhone XR, iPhone 11, iPhone 11 Pro (2019年11月現在)です。
< NFCタグの規格 >
一言でNFCタグと言っても、実際には複数の規格があるようです。
今回使用する“サンワサプライ NFCタグ(10枚入り) 白 MM-NFCT”は、144byteのデータを書き込むことできるNTAG 213という規格の製品です。
その他、NTAG 215は504byte、NTAG 216は888byteのデータを書き込むことできるようです。ですので、NFCタグにデータを書き込めるデバイスがあれば、NFCタグで実現できるサービスは想像以上ということになります。
NFCタグの裏側はこんな感じ。
ただ、今回はNFCタグを読み取るだけですのでNTAG 213で十二分です。なお、”ショートカット”アプリでNFCタグをトリガーに発動するオートメーション機能を試してみたいだけなら、わざわざNFCタグを購入しなくても、手元にある”Suica”などの交通系ICカードで代用できます。
なお、今回はアマゾンが販売・発送しているプライム対象商品で注文し直しました。当初は中華ベンダーが取り扱うちょっぴり安い商品を注文したのですが、結果的に配送途中で商品が行方不明になってしまいました。その辺りの経緯はTALKの末尾部分をご覧下さい。
< ショートカットの作成手順 >
それでは、“ショートカット”アプリでNFCタグをトリガーに発動するオートメーション機能を作成してみましょう。
“ショートカット”アプリの”オートメーション”タブ画面を開き、右上の”+”ボタンをタップします。
“個人用オートメーションを作成”ボタンをタップします。
“設定”欄の”NFC”項目をタップします。なお、NFCをサポートしていないiOSデバイスでは”NFC”項目が表示されません。
“NFCタブ”項目の”スキャン”をタップします。
スキャンが完了後、スキャンしたNFCタグに名前を付けます。
名前を入力して”OK”ボタンをタップすると”新規オートメーション”画面に切り替わるので”次へ”をタップ。個人的には、UI的にこの画面が不要なのでは?と思ったりします。
“アクション”画面に切り替わるので、”+ アクションを追加”ボタンをタップ。
今回は、”おやよう”という名前の既に作成済のシーンを実行したいので、”おやようを実行”を選択します。
“アクション”画面では複数のアクションを設定できます。アクションの設定が終わったら”次へ”をタップ。
ちなみに、”アクション”画面上の”実行時に表示”を有効にすると、NFCトリガー実行時に下図のように”ホーム”アプリの画面が表示されます。
以上で設定作業は完了です。
iPhoneをNFCタグにかざすと、設定したアクションを実行してくれます。これは便利!
なお、個人的には未確認ですが、iPhone XでもNFCトリガーは機能するようですが、iPhone Xがロック状態にあるとNFCトリガーは実行されないそうです。ロック状態でもNFCトリガーが機能するのは、iPhone XS, iPhone XR, iPhone 11, iPhone 11 Pro (2019年11月現在)です。
< 中華ベンダーからの購入は要注意かも? >
製品自体の話ではないのですが、アマゾンで注文する際、900円台の安いアイテムを注文すると、兎にも角にも手元に届くまで時間がかかりました。
POOHの場合、10月中旬に注文したのですが、配送のトラッキングをしてもステータスが謎ですし、
挙句の果てに、当初の配送予定日?の10月28日には届きませんでした。
再度アマゾンの配送状況の画面をチェックしてみたところ、注文した商品は行方不明になってしまいました。
なお、今回注文した商品は、アマゾンの返金手続きの対象外ということも判明。ま、気長に待てば商品が届く可能性はゼロではないにせよ、何とも気持ち悪い状況になってしまったので、出品者の”MINGYI MRO“にアマゾンのメッセージ機能で問い合わせてみたところ、速攻で返金してくれました。
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iPhone SE(第二世代)でも ロック状態では NFCをかざしても オートメーション動きませんでした。